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公開番号
2025038806
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145637
出願日
2023-09-07
発明の名称
気化システム
出願人
千代田化工建設株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
7/00 20060101AFI20250312BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】気化器内の液体に含まれる高沸点成分の増大を抑制可能な気化システムを提供する。
【解決手段】本発明によれば、気化器と、加熱器と、混合器を備える気化システムであって、前記気化器内の液体の一部を気化して生成された気化ガスを前記加熱器で加熱した後に前記混合器に供給し、前記混合器において、前記気化器から取り出された前記液体と混合させて混合気化ガスを生成するように構成される、気化システムが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
気化器と、加熱器と、混合器を備える気化システムであって、
前記気化器内の液体の一部を気化して生成された気化ガスを前記加熱器で加熱した後に前記混合器に供給し、前記混合器において、前記気化器から取り出された前記液体と混合させて混合気化ガスを生成するように構成される、気化システム。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の気化システムであって、
前記混合器に供給される前記気化ガスの圧力を調整する圧力調整機構が設けられている、気化システム。
【請求項3】
請求項1に記載の気化システムであって、
前記液体は、前記気化器に設けられた液体排出口を通じて前記気化器から取り出され、
前記混合器は、前記混合器内に前記液体を供給する液体供給口を備え、
前記液体排出口と前記液体供給口の間に前記液体を移送する移送ポンプが設けられておらず、
前記液体に加わる重力、及び/又は前記気化器内の気相圧力と前記混合器内の気相圧力の差圧によって働く力によって前記液体が前記気化器から前記混合器に移送される、気化システム。
【請求項4】
請求項3に記載の気化システムであって、
前記液体供給口は、前記液体排出口と同じ高さ位置か、又はこれよりも高い位置に配置される、気化システム。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1つに記載の気化システムであって、
前記液体は、前記気化器に設けられた液体排出口を通じて前記気化器から取り出され、
前記液体排出口は、前記気化器の底部よりも高い位置であり且つ前記気化器内の前記液体の液面よりも低い位置に設けられる、気化システム。
【請求項6】
請求項1~請求項4の何れか1つに記載の気化システムであって、
前記液体は、主成分と、前記主成分の沸点よりも高い沸点を有する高沸点成分を含む、気化システム。
【請求項7】
請求項6に記載の気化システムであって、
前記主成分がアンモニアであり、
前記高沸点成分が水である、気化システム。
【請求項8】
気化器と、混合器を備える気化システムであって、
前記気化器内の液体の一部を気化して生成された気化ガスを前記混合器に供給し、前記混合器において、前記気化器から取り出された前記液体と混合させるように構成され、
前記混合器に供給される前記気化ガスの圧力を調整する圧力調整機構が設けられている、気化システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液化アンモニア等の液体を気化させるための気化システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液化アンモニアをアンモニアガスに気化させる気化器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2020/115822
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、液化アンモニアには、わずかな水分が混入されており、液化アンモニアは、水よりも気化されやすいので、気化器内の液体アンモニアの全量を気化させる前に液化アンモニアを新たに継ぎ足すという運転を行うと、気化器内に水分が蓄積して、気化器内の液体アンモニアに含まれる水分量が徐々に多くなるという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、気化器内の液体に含まれる高沸点成分の増大を抑制可能な気化システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]気化器と、加熱器と、混合器を備える気化システムであって、前記気化器内の液体の一部を気化して生成された気化ガスを前記加熱器で加熱した後に前記混合器に供給し、前記混合器において、前記気化器から取り出された前記液体と混合させて混合気化ガスを生成するように構成される、気化システム。
[2][1]に記載の気化システムであって、前記混合器に供給される前記気化ガスの圧力を調整する圧力調整機構が設けられている、気化システム。
[3][1]又は[2]に記載の気化システムであって、前記液体は、前記気化器に設けられた液体排出口を通じて前記気化器から取り出され、前記混合器は、前記混合器内に前記液体を供給する液体供給口を備え、前記液体排出口と前記液体供給口の間に前記液体を移送する移送ポンプが設けられておらず、前記液体に加わる重力、及び/又は前記気化器内の気相圧力と前記混合器内の気相圧力の差圧によって働く力によって前記液体が前記気化器から前記混合器に移送される、気化システム。
[4][3]に記載の気化システムであって、前記液体供給口は、前記液体排出口と同じ高さ位置か、又はこれよりも高い位置に配置される、気化システム。
[5][1]~[4]の何れか1つに記載の気化システムであって、前記液体は、前記気化器に設けられた液体排出口を通じて前記気化器から取り出され、前記液体排出口は、前記気化器の底部よりも高い位置であり且つ前記気化器内の前記液体の液面よりも低い位置に設けられる、気化システム。
[6][1]~[5]の何れか1つに記載の気化システムであって、前記液体は、主成分と、前記主成分の沸点よりも高い沸点を有する高沸点成分を含む、気化システム。
[7][6]に記載の気化システムであって、前記主成分がアンモニアであり、前記高沸点成分が水である、気化システム。
[8]気化器と、混合器を備える気化システムであって、前記気化器内の液体の一部を気化して生成された気化ガスを前記混合器に供給し、前記混合器において、前記気化器から取り出された前記液体と混合させるように構成され、前記混合器に供給される前記気化ガスの圧力を調整する圧力調整機構が設けられている、気化システム。
【発明の効果】
【0007】
本発明の気化システムでは、気化器から取り出した気化ガスを、気化器から取り出した液体と混合させている。このような構成によれば、気化器内の液体に含まれる高沸点成分の増大を抑制することができる。また、本発明の気化システムでは、気化ガスを加熱した後に液体と混合している。このような構成によれば、気化ガスから液体に加えられる熱量で、液体を気化させることができるので、液体を気化させるための加熱器を別途設ける必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態の気化システム1の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
【0010】
1.第1実施形態
図1を用いて、本発明の第1実施形態の気化システム1について説明する。本実施形態の気化システム1は、気化器2と、加熱器3と、混合器4を備える。気化システム1は、気化器2内の液体Lの一部を気化して生成された気化ガスを加熱器3で加熱した後に混合器4に供給し、混合器4において、気化器2から取り出された液体Lと混合させて混合気化ガスを生成するように構成される。以下、各構成について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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