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公開番号2025038018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2024214382,2021533535
出願日2024-12-09,2019-12-13
発明の名称トランスフェリン受容体標的ペプチド
出願人フレッド ハッチンソン キャンサー センター
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 47/62 20170101AFI20250311BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】中枢神経系(CNS)中の標的への薬物送達方法、ならびにCNS治療用及び診断用組成物を提供する。
【解決手段】トランスフェリン受容体(TfR)に結合することが可能であるペプチド及びそのバリアント、ならびに薬剤にコンジュゲート、連結、または融合されたペプチドを含むペプチドコンストラクトであり、ペプチド及びペプチドコンストラクトは、TfRに結合することが可能である。本明細書に記載されるペプチドまたはペプチドコンストラクトのTfRへの結合は、内皮層、例えば、血液脳関門を越えたトランスサイトーシス、または細胞膜の通過を可能にし得る。疾患または状態を治療するためのペプチド及びペプチドコンストラクトの医薬組成物及び使用、ならびにそのようなペプチド及びペプチドコンストラクトの設計及び製造の方法についても本明細書に記載される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年12月14日に出願された米国特許仮出願第62/779,885号、及び2019年4月19日に出願された同第62/836,520号の優先権及び利益を主張するものであり、そのそれぞれの内容全体は、参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
配列表
本出願は、電子的に提出されたASCII形式の配列表を含み、その全体は、参照により本明細書に援用される。当該ASCIIのコピーは、2019年12月12日に作成され、名称は、44189-723_601_SL.txtであり、サイズは、552,571バイトである。
【背景技術】
【0003】
中枢神経系(CNS)中の標的への薬物送達は、血液脳関門(BBB)によって妨げられており、この用語は、極めて通過が困難なCNS毛細血管の血管内皮細胞を指す。BBBは、有害な代謝物及び病原体が脳内に入らないようにするために存在するが、同時に、従来の薬を使用したCNS疾患の治療を特に困難にしている。例えば、原発性CNS腫瘍(例えば、神経膠腫)ならびに神経炎症性疾患及び神経変性疾患(例えば、多発性硬化症及びアルツハイマー病)は、末梢組織に影響を及ぼす同様の疾患には高い効果を示す治療法に対して、応答が特に低い。したがって、CNSならびに他の器官及び組織に治療用及び/または診断用分子を送達する改善されたアプローチが必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
様々な態様において、本開示は、操作されたトランスフェリン受容体(TfR)結合ペプチド、またはそのバリアント、ホモログ、フラグメント、もしくはアナログを含む組成物を提供する。
【0005】
様々な態様において、本開示は、ペプチドコンストラクトを含む組成物を提供し、ここで、ペプチドコンストラクトは、a)トランスフェリン受容体(TfR)結合ペプチド、またはそのバリアント、ホモログ、フラグメント、もしくはアナログと、b)活性薬剤とを含み、ペプチドは、活性薬剤にコンジュゲートされるか、連結されるか、または融合される。
【0006】
様々な態様において、本開示は、配列番号1~配列番号32、配列番号36~配列番号67、配列番号136~配列番号167、配列番号171~配列番号202、もしくは配列番号356~配列番号358のいずれか1つと、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも92%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、もしくは100%の配列同一性を有する操作されたペプチド、またはそのバリアントもしくは機能性フラグメントを含む組成物を提供する。
【0007】
いくつかの態様において、ペプチドは、血液脳関門(BBB)を含む細胞層を透過する。いくつかの態様において、ペプチドは、膜を透過し、ここで、膜は、細胞の膜である。いくつかの態様において、細胞は、TfRを発現する。いくつかの態様において、ペプチドは、TfR媒介性エンドサイトーシスを介して細胞の膜を透過する。
【0008】
いくつかの態様において、ペプチドは、TfRに結合し、次いで、解離することによって、血液脳関門を越えてCNSに送達される。いくつかの態様において、ペプチドは、受容体媒介性トランスサイトーシスによって血液脳関門を越えて送達される。いくつかの態様において、細胞は、腫瘍細胞である。いくつかの態様において、ペプチドが局在する細胞または器官は、TfRを過剰発現している。いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号206~配列番号224及び配列番号334~配列番号344を含む。
【0009】
いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、G5、A7、S8、N14、L17、E18、E21、L38、L42、L45、D46、H47、S50、及びQ51に対応する表面界面残基、またはこれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、位置3、4、9、11、15、16、19、23、26、28、29、30、31、32、33、35、36、37、39、及び40のいずれか1つに対応する親水性表面遠位残基、またはこれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの態様において、親水性表面遠位残基は、アミノ酸D、E、H、K、R、N、Q、S、またはTから選択される。いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、R3、E4、R9、K12、D15、E16、K19、R23、S26、S28、N29、T30、E31、E32、D33、E35、Q36、E37、E39、及びD40に対応する親水性表面遠位残基のいずれか1つ、またはこれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、15、35、39、もしくは49のいずれか1つ、またはこれらの任意の組み合わせに対応する位置に親水性残基を含む。いくつかの態様において、親水性残基は、アミノ酸D、E、H、K、R、N、Q、S、またはTから選択される。いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、D15、E35、E39、及びH49に対応する親水性残基、またはこれらの任意の組み合わせを含む。
【0010】
いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、11、25、もしくは27、またはこれらの任意の組み合わせに対応する位置に疎水性残基を含む。いくつかの態様において、疎水性残基は、アミノ酸A、M、I、L、V、F、W、もしくはY、またはこれらの任意の組み合わせから選択される。いくつかの態様において、ペプチドは、配列番号32を基準として、M11、M25、M27に対応する疎水性残基のいずれか1つ、またはこれらの任意の組み合わせを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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