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公開番号
2025037496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144463
出願日
2023-09-06
発明の名称
樽の仕上げ装置
出願人
若鶴酒造株式会社
,
株式会社島田木材
代理人
個人
,
個人
主分類
B24B
19/26 20060101AFI20250311BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】木製の樽の内側表面層を削り取り活性化処理するのに、作業環境が向上し、削り取りの品質確認もしやすい樽の仕上げ装置の提供を目的とする。
【解決手段】樽の保持装置と、前記保持装置を傾け制御する傾斜装置と、前記樽の内側表面層を削り取るための削り装置とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樽の保持装置と、前記保持装置を傾け制御する傾斜装置と、前記樽の内側表面層を削り取るための削り装置とを有することを特徴とする樽の仕上げ装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記樽の保持装置は前記樽の上部側を保持する上部保持枠と、前記樽の下部側を保持する下部保持枠と、前記樽を回転させる回転支持部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の樽の仕上げ装置。
【請求項3】
前記削り装置は、グラインダーと前記グラインダーを支持する支持アームと、前記支持アームを上下移動する移動装置と前記支持アームの角度を調整する角度調整シャフトとを有することを特徴とする請求項2に記載の樽の仕上げ装置。
【請求項4】
請求項3に記載の樽の仕上げ装置を用いた樽の仕上げ方法であって、樽の内側表面を炭化処理した当該樽を保持装置に装着するステップと、傾斜装置にて前記樽を30°~60°傾けるステップと、前記樽を回転させるステップと、前記回転している樽の内側表面層を削り装置で削り取るステップとを有し、前記樽の内側表面を活性化させることを特徴とする樽の仕上げ処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、木製樽の仕上げに関し、特に樽の内側の表面を炭化処理した後に表面層を削り取り活性化させるのに使用する仕上げ装置に係る。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ウイスキー等の洋酒やワイン等の熟成に木製の樽が使用されている。
これらの樽は木材を乾燥させた後に板状に加工し、この板材を鉄の輪にはめて樽形状に組み立てる。
樽の内側表面は、焼入れが行われる。
例えば特許文献1には、樽をローラーの上に水平方向横置きにし、回転させながら内周表面を炭化処理する技術を開示する。
このようにして製作された樽に、ウイスキーやワイン等を入れて熟成させる。
これによりウイスキーやワインに樽の成分がにじみ出て樽の持ち味を生かしたウイスキーやワインとなる。
しかし、この長期間の熟成により木材中の成分が減少し、樽の内側表面層の活性度が低下する。
このような場合に、使用済みの樽の内側表面を焼入れし、炭化処理した後に表面層を削り取ることで含有成分が減少した表面層が除去され、活性化させて再利用することができる。
【0003】
炭化した内側の表面層をグラインダーにて削り取る方法に、これまではローラー上に水平横置きにて回転させながら、グラインダーで削り取る方法が行われていた。
これでは削りカスが前後に舞い作業環境が悪いだけでなく、削り品質の確認が難しく削り残りも発生しやすかった。
また、樽を縦置きにして回転させると、装置の高さ方向の寸法が大きくなり、削り取り状態を目視で確認するのが難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-12690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
木製の樽の内側表面層を削り取り活性化処理するのに、作業環境が向上し、削り取りの品質確認もしやすい樽の仕上げ装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る樽の仕上げ装置は、樽の保持装置と、前記保持装置を傾け制御する傾斜装置と、前記樽の内側表面層を削り取るための削り装置とを有することを特徴とする。
【0007】
ここで樽の保持装置は、樽を回転制御するために保持し、傾斜装置にて、この樽を傾けた状態で回転制御できるようにするものである。
本発明は、樽を斜めに傾けた状態で回転させる点に特徴がある。
【0008】
樽は一般に、底部と上部の部分よりも、上下方向中央部が外側に膨らんだ状態になっていて、外周部に鉄の輪がはめられている。
そこで本発明は、前記樽の保持装置は前記樽の上部側を保持する上部保持枠と、前記樽の下部側を保持する下部保持枠と、前記樽を回転させる回転支持部とを有するようにするのが好ましい。
回転支持部の構造は、樽を傾けて保持装置とともに回転できれば構造に制限はない。
これにより、樽を斜めに傾け、回転させる際に仮に鉄の輪が外れても、上下の保持枠で確実に固定保持できる。
【0009】
本発明において、削り取り作業は手作業で行うこともできるが、前記削り装置は、グラインダーと前記グラインダーを支持する支持アームと、前記支持アームを上下移動する移動装置と前記支持アームの角度を調整する角度調整シャフトとを有しているのが好ましい。
【0010】
本発明に係る樽の仕上げ処理方法は、樽の内側表面を炭化処理した当該樽を保持装置に装着するステップと、傾斜装置にて前記樽を30°~60°傾けるステップと、前記樽を回転させるステップと、前記回転している樽の内側表面層を削り装置で削り取るステップとを有し、前記樽の内側表面を活性化させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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