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公開番号
2025037146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143930
出願日
2023-09-05
発明の名称
携帯可能電子装置およびICカード
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06K
19/07 20060101AFI20250310BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 複数の処理方式から1つの処理方式を選択して特定の処理を実行することができる携帯可能電子装置、および、ICカードを提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、携帯可能電子装置は、インターフェースとメモリとプロセッサとを備える。インターフェースは、外部装置と通信する。メモリは、特定の処理を実行するための複数の異なる処理方式ごとの設定情報を記憶する。プロセッサは、外部装置から供給される情報に応じて特定の処理を実行するための1つの処理方式を選択し、選択した処理方式によって特定の処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置と通信するインターフェースと、
特定の処理を実行するための複数の異なる処理方式ごとの設定情報を記憶するメモリと、
前記外部装置から供給される情報に応じて前記特定の処理を実行するための1つの処理方式を選択し、選択した処理方式によって前記特定の処理を実行するプロセッサと、
を有する携帯可能電子装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記特定の処理は、暗号処理であり、
前記処理方式は、暗号方式である、
請求項1に記載の携帯可能電子装置。
【請求項3】
前記暗号方式には、耐量子暗号の暗号方式と耐量子暗号以外の暗号方式とを含む、
請求項2に記載の携帯可能電子装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記外部装置から要求されるリセットの種別に応じて1つの暗号方式を選択する、
請求項2に記載の携帯可能電子装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記外部装置から指定される通信条件に応じて1つの暗号方式を選択する、
請求項2に記載の携帯可能電子装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記外部装置から指定される通信レートに応じて1つの暗号方式を選択する、
請求項5に記載の携帯可能電子装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記外部装置から指定される通信方式を設定し、設定した通信方式ごとの通信条件に応じて1つの暗号方式を選択する、
請求項5に記載の携帯可能電子装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記外部装置からのコマンドに応じたコマンド処理を実行した場合に実行可能な暗号方式を示す情報を前記外部装置へ送信する、
請求項2に記載の携帯可能電子装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記外部装置から特定の暗号方式の無効化を要求するコマンドを受信した場合に前記特定の暗号方式を無効化する、
請求項2に記載の携帯可能電子装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、選択中の暗号方式を示す情報を保持し、前記外部装置から暗号処理を含む処理を要求するコマンドを受信した場合に選択中の暗号方式を用いて暗号処理を実行する、
請求項2に記載の携帯可能電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、携帯可能電子装置およびICカードに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、携帯可能電子装置としてのICカードとICカード処理装置とからなる処理システムは、当該システムの運用方針に従って予め設定された処理方式で特定の処理を実行するように発行処理される。例えば、ICカードは、予め設定された1つの暗号方式で暗号処理を実行するように発行処理される。一方、近年では、量子コンピュータなどの高度な計算力を備える計算機の登場に対応するために耐量子暗号などの新しい暗号方式による暗号処理が望まれる場面も多くなってきている。上述した従来の処理システムは、耐量子暗号などの新しい暗号方式での暗号処理を実施するためには、ICカードだけでなく全てのICカード処理装置を一斉に新暗号方式に対応するものに置き換える必要がある。
【0003】
しかしながら、運用中の処理システム全体でICカードおよびICカード処理装置を一斉に新暗号方式に対応するものに置き換えるのは現実的に難しいと考えられる。このため、暗号処理に用いる暗号方式を既存の暗号方式から新しい暗号方式に移行するには、暗号処理を実行する暗号方式として既存暗号方式と新暗号方式とが共存する移行期間が必要となることが想定される。このような移行期間において、ICカードは、既存暗号方式と新暗号方式との両方に対応するだけでなく、ICカード処理装置が要求する暗号方式での暗号処理を円滑に実行できるようにすることが要望される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-10396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の処理方式から1つの処理方式を選択して特定の処理を実行することができる携帯可能電子装置、および、ICカードを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、携帯可能電子装置は、インターフェースとメモリとプロセッサとを備える。インターフェースは、外部装置と通信する。メモリは、特定の処理を実行するための複数の異なる処理方式ごとの設定情報を記憶する。プロセッサは、外部装置から供給される情報に応じて特定の処理を実行するための1つの処理方式を選択し、選択した処理方式によって特定の処理を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードの構成例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードと通信するICカード処理装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードにおけるNVMに複数の暗号方式ごとの設定情報(設定フラグ)を記憶する例を示す図である。
図4は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードにおけるRAMに選択(設定)中の暗号方式を示す情報(識別フラグ)を記憶した例を示す図である。
図5は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第1の動作例を説明するためのフローチャートである。
図6は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第2の動作例を説明するためのフローチャートである。
図7は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第3の動作例を説明するためのフローチャートである。
図8は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第4の動作例を説明するためのフローチャートである。
図9は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第5の動作例を説明するためのフローチャートである。
図10は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第6の動作例を説明するためのフローチャートである。
図11は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードに供給される署名検証コマンドの構成例を示す図である。
図12は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第7の動作例を説明するためのフローチャートである。
図13は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードに供給される暗号方式を指定するパラメータを含む署名検証コマンドの例を示す図である。
図14は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードに供給される暗号方式を指定するパラメータを含む署名検証コマンドの例を示す図である。
図15は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードによる第8の動作例の流れを説明するためのフローチャートである。
図16は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードに供給される暗号方式ごとの署名検証コマンドの例を示す図である。
図17は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカードに供給される暗号方式ごとの署名検証コマンドの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態に係るICカード1の構成例を概略的に示すブロック図である。
実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカード1は、外部装置としてのICカード処理装置2と共にICカード処理システムを構成する。ICカード1は、ICカード処理装置2から供給される電力により活性化する(動作可能な状態になる)携帯可能な電子機器である。ICカード1は、スマートカードとも称される。
【0009】
なお、実施形態に係る携帯可能電子装置は、カード状の形状に限定されるものではなく、後述するICカード1と同等な構成および処理機能を備える冊子状(たとえば、パスポートなどの手帳)のものであっても良い。また、実施形態に係る携帯可能電子装置は、後述するICカード1と同等な構成および処理機能を備える携帯型の電子装置(たとえば、スマートフォン、携帯電話機、タブレットPC、ドングルなど)であっても良い。
【0010】
ICカード1は、大別すると、接触型のICカードと非接触型のICカードとがある。接触型のICカード1は、通信インターフェースとしてのコンタクト部を介してICカード処理装置2からの動作電源および動作クロックの供給を受けて活性化する。たとえば、接触型のICカード1は、ISO/IEC7816-3に規定される規格に準拠するICカードである。非接触型のICカード1は、通信インターフェースとしてのアンテナおよび変復調回路などを介してICカード処理装置2からの電波を受信し、その電波から動作電源および動作クロックを生成して活性化する。たとえば、非接触型のICカード1は、ISO/IEC14443-3に規定される規格に準拠するICカードである。
(【0011】以降は省略されています)
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