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公開番号
2025012574
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115493
出願日
2023-07-13
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10D
8/50 20250101AFI20250117BHJP()
要約
【課題】熱破壊のリスクを低減することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る半導体装置は、第1電極と、第1電極と第1方向で対向する第2電極と、第1電極と第2電極との間に設けられた第1導電型の半導体層と、半導体層における第1電極側に設けられ、第1方向に直交する第2方向に延びる第2導電型の複数の第1半導体領域と、複数の第1半導体領域の表面側に設けられ、第2導電型の不純物濃度が第1半導体領域よりも高い複数の第2半導体領域と、半導体層における第1電極側に設けられ、第1方向および第2方向に直交する第3方向に延び、複数の第1半導体領域のうちの少なくとも1つと複数の第2半導体領域のうちの少なくとも1つとに電気的に接続される複数のPINダイオード領域と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と、
前記第1電極と第1方向で対向する第2電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた第1導電型の半導体層と、
前記半導体層における前記第1電極側に設けられ、前記第1方向に直交する第2方向に延びる第2導電型の複数の第1半導体領域と、
前記複数の第1半導体領域の表面側に設けられ、第2導電型の不純物濃度が前記第1半導体領域よりも高い複数の第2半導体領域と、
前記半導体層における前記第1電極側に設けられ、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に延び、前記複数の第1半導体領域のうちの少なくとも1つと前記複数の第2半導体領域のうちの少なくとも1つとに電気的に接続される複数のPINダイオード領域と、
を備える、半導体装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記複数のPINダイオード領域の各々が、
前記複数の第1半導体領域のうちの少なくとも1つと接する第2導電型の第3半導体領域と、
前記第3半導体領域の表面側に設けられ、前記第2導電型の不純物濃度が前記第3半導体領域よりも高い第4半導体領域と、
前記第4半導体領域と前記第1電極との間に設けられる金属シリサイド層と、
を有する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記複数のPINダイオード領域は、中心距離が相互に等しくなるように均等に配置される、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記複数のPINダイオード領域のうちの3つのPINダイオード領域が、正三角形状に配置される、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記複数のPINダイオード領域の平面図形が、前記第3方向の長さが前記第2方向の長さよりも長い矩形である、請求項1または2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第4半導体領域が、
前記金属シリサイド層と前記第3半導体領域との間に設けられた第1区域と、
前記第1区域の外周部から前記第3方向に延びた第2区域と、
を有する、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記複数の第2半導体領域のうちの一部の領域が、前記第1区域を介して前記金属シリサイド層に電気的に接続され、
前記複数の第2半導体領域における前記一部の領域を除く残りの領域が、前記第2区域および前記第1区域を介して前記金属シリサイド層に電気的に接続される、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2区域が、前記半導体層の内部に設けられている、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第3半導体領域が、前記金属シリサイド層の直下で前記第2電極側へ突出した区域を有する、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記半導体装置がショットキーバリアダイオードである、請求項1または2に記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ショットキーバリアダイオード(SBD:Schottky Barrier Diode)の一つであるJBS(Junction Barrier Schottky Diode)には、複数のp型半導体領域がストライプ状に形成される。また、JBSでは、PINダイオード領域がn型半導体領域内に分散して配置される。PINダイオード領域には、コンタクト抵抗を低減するために金属シリサイド層がアノード電極とp型半導体領域との間に形成される。PINダイオード領域は、伝導度変調を利用して大きな順方向サージ電流をn型半導体領域内に流すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6995725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
n型半導体領域において、PINダイオード領域から離れた位置に存在する正孔は、電極までの距離が長いため抵抗が大きくなる。その結果、この正孔が電極まで到達する過程で発生した熱によって、素子が破壊し得る。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、熱破壊のリスクを低減することが可能な半導体装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る半導体装置は、第1電極と、第1電極と第1方向で対向する第2電極と、第1電極と第2電極との間に設けられた第1導電型の半導体層と、半導体層における第1電極側に設けられ、第1方向に直交する第2方向に延びる第2導電型の複数の第1半導体領域と、複数の第1半導体領域の表面側に設けられ、第2導電型の不純物濃度が第1半導体領域よりも高い複数の第2半導体領域と、半導体層における第1電極側に設けられ、第1方向および第2方向に直交する第3方向に延び、複数の第1半導体領域のうちの少なくとも1つと複数の第2半導体領域のうちの少なくとも1つとに電気的に接続される複数のPINダイオード領域と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図2は、図1に示す切断線A-Aに沿った断面図である。
p型半導体領域の形成工程を説明するための断面図である。
p
+
型半導体領域の形成工程を説明するための断面図である。
金属シリサイド層の形成工程を説明するための断面図である。
比較例に係る半導体装置の平面図である。
図6に示す切断線B-Bに沿った断面図である。
第2実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図8に示す切断線C-Cに沿った断面図である。
第3実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図10に示す切断線D-Dに沿った断面図である。
第4実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図12に示す切断線E-Eに沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。図2は、図1に示す切断線A-Aに沿った断面図である。本実施形態に係る半導体装置1は、SBD、より詳細にはJBSである。この半導体装置1は、n型半導体層10と、アノード電極20と、カソード電極30と、を備える。n型半導体層10、アノード電極20、およびカソード電極30は、第1導電型の半導体層、第1電極、および第2電極にそれぞれ相当する。
【0010】
以下の説明では、各図中に示すX軸、Y軸およびZ軸を用いて半導体装置の各部の配置および構成を説明する場合がある。X軸、Y軸、Z軸は、相互に直交し、それぞれX方向(第3方向)、Y方向(第2方向)、Z方向(第1方向)を表す。また、Z方向を上方、その反対方向を下方として説明する場合がある。本実施形態では、X方向はおよびY方向は、半導体装置1に平行な面内方向を表し、Z方向は、半導体装置1に直交する面外方向を表す。また、p、p
+
の表記は、p型不純物濃度が、この順番で高くなることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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