特許ウォッチ

公開番号2025036959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143645
出願日2023-09-05
発明の名称商品販売データ処理装置およびプログラム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07G 1/01 20060101AFI20250310BHJP(チェック装置)
要約【課題】有料レジ袋を購入しない旨を宣言した場合であっても、その後で有料レジ袋を購入できることを容易に認識することができる商品販売データ処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】客が自ら、購入する商品の登録操作と会計操作とを行うセルフPOS端末(商品販売データ処理装置)は、表示デバイス(客面画面)に対する客の操作に基づいて、有料レジ袋を購入するかの選択情報を取得するレジ袋購入選択情報取得部と、レジ袋購入選択情報取得部が、有料レジ袋を購入することを示す情報を取得しなかった場合に、表示デバイスにて、有料レジ袋を登録できることを示す案内を行う第1のレジ袋登録案内部と、客が、商品の購入に係る会計を指示するまでの間に亘って、商品および有料レジ袋の登録を受け付ける商品登録受付部と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
客が自ら、購入する商品の登録操作と会計操作とを行う商品販売データ処理装置において、
客面画面に対する前記客の操作に基づいて、有料レジ袋を購入するかの選択情報を取得するレジ袋購入選択情報取得部と、
前記レジ袋購入選択情報取得部が、前記有料レジ袋を購入することを示す情報を取得しなかった場合に、前記客面画面にて、有料レジ袋を登録できることを示す案内を行う第１のレジ袋登録案内部と、
前記客が、商品の購入に係る会計を指示するまでの間に亘って、商品および有料レジ袋の登録を受け付ける商品登録受付部と、を備える
商品販売データ処理装置。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
前記第１のレジ袋登録案内部は、前記客面画面に、有料レジ袋を登録できることを示す案内を表示させる、
請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項３】
前記第１のレジ袋登録案内部は、前記客面画面に、レジ袋アイコンを表示させる、
請求項２に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項４】
前記レジ袋購入選択情報取得部が、有料レジ袋を購入することを示す情報を取得した場合に、前記客面画面にて、商品または有料レジ袋を登録できることを示す案内を行う第２のレジ袋登録案内部を更に備える、
請求項３に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項５】
前記レジ袋購入選択情報取得部が有料レジ袋を購入するかの選択情報を取得した後で、商品または有料レジ袋の登録を受け付けるまでの間に亘って、前記客面画面に、有料レジ袋を購入するかの選択情報を取得する画面に戻すことを指示する操作子を表示させるレジ袋購入再選択部を更に備える、
請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項６】
前記商品登録受付部は、前記レジ袋購入選択情報取得部が、有料レジ袋を購入することを示す情報を取得した場合に、有料レジ袋の登録を受け付ける前であっても、商品の登録を受け付ける、
請求項１から請求項４のいずれか１項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項７】
客が自ら、購入する商品の登録操作と会計操作とを行う商品販売データ処理装置を制御するコンピュータを、
客面画面に対する前記客の操作に基づいて、有料レジ袋を購入するかの選択情報を取得するレジ袋購入選択情報取得部と、
レジ袋を購入することを示す情報を取得しなかった場合に、前記客面画面において、有料レジ袋を登録できることを示す案内を行うレジ袋登録案内部と、
前記客が、商品の購入に係る会計を指示するまでの間、商品および有料レジ袋の登録を受け付ける商品登録受付部と、して機能させる
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、商品販売データ処理装置およびプログラムに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
昨今、店舗において商品を購入した際に、マイバッグ等の収容体を所持していない客に対して、有料レジ袋が販売されている（例えば特許文献１）。
【０００３】
客が商品の登録操作と会計操作とを行うセルフレジでは、レジ袋の盗難対策やレジ袋が有料であることを示すため、レジ袋の購入の要否を問う画面表示が必要となっている。特許文献１のセルフレジでは、客が「レジ袋購入」を選択した場合、商品の登録が完了した後で、レジ袋の登録画面を表示して、客にレジ袋の登録を要請する。一方、客が「レジ袋不要」を選択した場合、その客はレジ袋を購入することができなかった。
【０００４】
このように、特許文献１のセルフレジでは、レジ袋の購入の要否を問う画面にてレジ袋不要を選択した後、商品登録を行っている途中でレジ袋が必要になった場合、客はどのようにセルフレジを操作したらレジ袋を購入することができるのかが分からないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明が解決しようとする課題は、有料レジ袋を購入しない旨を宣言した場合であっても、その後で有料レジ袋を購入できることを容易に認識できる商品販売データ処理装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態の商品販売データ処理装置は、客が自ら、購入する商品の登録操作と会計操作とを行うものであって、レジ袋購入選択情報取得部と、第１のレジ袋登録案内部と、商品登録受付部と、を備える。レジ袋購入選択情報取得部は、客面画面に対する客の操作に基づいて、有料レジ袋を購入するかの選択情報を取得する。第１のレジ袋登録案内部は、レジ袋購入選択情報取得部が、有料レジ袋を購入することを示す情報を取得しなかった場合に、客面画面にて、有料レジ袋を登録できることを示す案内を行う。商品登録受付部は、客が、商品の購入に係る会計を指示するまでの間に亘って、商品および有料レジ袋の登録を受け付ける。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末の一例を示す外観斜視図である。
図２は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図３は、セルフＰＯＳ端末に表示される、レジ袋購入確認画面の一例を示す図である。
図４は、セルフＰＯＳ端末に表示される、第１案内画面の一例を示す図である。
図５は、セルフＰＯＳ端末に表示される、第２案内画面の一例を示す図である。
図６は、セルフＰＯＳ端末に表示される、第１登録画面の一例を示す図である。
図７は、セルフＰＯＳ端末に表示される、第２登録画面の一例を示す図である。
図８は、セルフＰＯＳ端末に表示される、第３登録画面の一例を示す図である。
図９は、セルフＰＯＳ端末の客面画面の状態遷移の一例を示す状態遷移図である。
図１０は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図１１は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図１２は、第２の実施形態のカート端末を備えたショッピングカートの一例を示す外観斜視図である。
図１３は、第２の実施形態のカート端末のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（第１の実施形態）
以下、図面を参照して、本発明の第１の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【０００９】
（セルフＰＯＳ端末の概略構造）
図１を用いて、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末１０の概略構成を説明する。図１は、第１の実施形態のセルフＰＯＳ端末の一例を示す外観斜視図である。
【００１０】
セルフＰＯＳ端末１０は、客自身が操作することによって、客が店舗で購入した商品を登録する商品登録処理と、登録された商品に係る決済処理とを行う。なお、セルフＰＯＳ端末１０は、本開示における商品販売データ処理装置の一例である。なお、本開示の商品販売データ処理装置には、セルフＰＯＳ端末１０以外に、商品の登録操作を行う登録装置と、決済操作を行う会計装置とを別体で構成したセルフＰＯＳシステム、携帯端末（例えばスマートフォン）で客が自ら商品の登録操作を行うスマホＰＯＳ、買い物カートに取り付けた携帯端末（例えばタブレット端末）で客が自ら商品の登録操作を行うカート型ＰＯＳ等が含まれる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許