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公開番号2025030368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135604
出願日2023-08-23
発明の名称紙幣処理装置および貨幣取扱装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07D 11/50 20190101AFI20250228BHJP(チェック装置)
要約【課題】新旧券種の取り扱いに関して利便性を高めることを可能とする。
【解決手段】入出金部と、紙幣鑑別部と、複数の紙幣収納庫と、紙幣リジェクト庫と、紙幣収納庫に収納されている紙幣の枚数を精査する際に精査対象の紙幣を収納する紙幣精査庫と、券種に応じて紙幣の搬送先を制御する制御部と、を備え、制御部は、少なくとも、入出金部に入金された紙幣が最新世代の券種である場合に当該紙幣を紙幣収納庫に搬送し、紙幣が最新世代以外の券種の場合には当該紙幣を紙幣精査庫へ収納する第1のモードと、入出金部に入金された紙幣が最新世代より前の世代の券種である第1の旧券種の場合に当該紙幣を紙幣収納庫へ収納し、紙幣が第1の旧券種以外の場合に当該紙幣を紙幣精査庫へ収納する第2のモードのいずれかを設定可能であり、制御部は、設定された前記モードに基づいて紙幣の搬送を制御する、紙幣処理装置。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
紙幣の入金または出金が行われる入出金部と、
前記紙幣の券種を鑑別する紙幣鑑別部と、
前記紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
前記複数の紙幣収納庫に収納される紙幣とは区別すべき紙幣を収納する紙幣リジェクト庫と、
前記紙幣収納庫に収納されている紙幣の枚数を精査する際に、精査対象の紙幣を収納する紙幣精査庫と、
前記券種に応じて前記紙幣の搬送先を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、少なくとも、
前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代の券種である場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫に搬送し、前記紙幣が前記最新世代以外の券種の場合には当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納する第1のモードと、
前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代より前の世代の券種である第1の旧券種の場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記第1の旧券種以外の場合に当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納する第2のモードのいずれかを設定可能であり、
前記制御部は、設定された前記モードに基づいて前記紙幣の搬送を制御する、
紙幣処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、さらに、
前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代の券種である場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記最新世代以外の券種の場合に当該紙幣を前記紙幣リジェクト庫へ収納する第3のモードと、
前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代よりも前の世代の券種である第1の旧券種の場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記第1の旧券種以外の場合に当該紙幣を前記紙幣リジェクト庫へ収納する第4のモードのいずれかを設定可能である、
請求項1に記載の紙幣処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第1のモードおよび前記第2のモードにおいて、前記入出金部に入金された前記紙幣が前記第1の旧券種よりも前の世代の券種である第2の旧券種の場合に、当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納し、
前記第3のモードおよび前記第4のモードにおいて、前記入出金部に入金された前記紙幣が前記第2の旧券種の場合に、当該紙幣を前記紙幣リジェクト庫へ収納させる、
請求項2に記載の紙幣処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
操作者による前記モードの切り替え指示を受け付けると、前記紙幣収納庫、前記紙幣リジェクト庫、および前記紙幣精査庫のいずれにも前記紙幣が収納されていない場合にモード切り替えを許可し、
前記紙幣収納庫、前記紙幣リジェクト庫、および前記紙幣精査庫の少なくともいずれかに前記紙幣が収納されている場合にモード切り替えを不可とする、
請求項1に記載の紙幣処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
操作者により精査取引が選択された場合、前記紙幣精査庫から前記紙幣を抜き取るよう誘導し、前記紙幣精査庫から前記紙幣が抜き取られた後に精査処理を実行する、
請求項1に記載の紙幣処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
操作者により全回収取引が選択された場合、前記紙幣収納庫の回収後、前記紙幣精査庫から前記紙幣を抜き取り、前記入出金部に投入するよう誘導し、
前記入出金部から投入された紙幣精査庫の前記紙幣を前記紙幣鑑別部に搬送して計数し、前記入出金部に返却する処理を実行する、
請求項1に記載の紙幣処理装置。
【請求項7】
硬貨の入出金を行う硬貨処理装置と、
紙幣の入出金を行う紙幣処理装置と、
を備え、
前記紙幣処理装置は、
紙幣の入金または出金が行われる入出金部と、
前記紙幣の券種を鑑別する紙幣鑑別部と、
前記紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、
前記複数の紙幣収納庫に収納される紙幣とは区別すべき紙幣を収納する紙幣リジェクト庫と、
前記紙幣収納庫に収納されている紙幣の枚数を精査する際に、精査対象の紙幣を収納する紙幣精査庫と、
前記券種に応じて前記紙幣の搬送先を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、少なくとも、
前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代の券種である場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫に搬送し、前記紙幣が前記最新世代以外の券種の場合には当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納する第1のモードと、
前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代より前の世代の券種である第1の旧券種の場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記第1の旧券種以外の場合に当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納する第2のモードのいずれかを設定可能であり、
前記制御部は、設定された前記モードに基づいて前記紙幣の搬送を制御する、
貨幣取扱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣処理装置および貨幣取扱装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金融機関や、小売店またはスーパーマーケットなどの流通施設等には、貨幣を取り扱う貨幣取扱装置が設置されている。貨幣取扱装置には、硬貨の入出金を行う硬貨処理装置と、紙幣の入出金を行う紙幣処理装置が搭載されている。
【0003】
ここで、流通貨幣に関し、デザインが変更される「改刷」というものがある。貨幣が改刷された際には、同一金種の現行貨幣(旧貨幣)と改刷後の新貨幣が並行して使用される環境となる。
【0004】
特許文献1では、現行紙幣と新券種が並行して使用される環境に対応する紙幣入出金装置について開示されている。具体的には、紙幣運用モードとして移行前期モードと移行後期モードの設定を可能とし、移行前期モードの際は、入金された新券種を金種別に各々の金種別入出金庫に収納すると共に、入金された現行紙幣(旧券種)の全ての金種と少量流通紙幣を金種別入出金庫の一つに混在させて収納し、移行後期モードの際は、入金された新券種と旧券種を金種別に各々の金種別入出金庫に混在させて収納すると共に、入金された少量流通紙幣を金種別入出金庫の一つに収納する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-318517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、新券種と旧券種に対応する従来の仕組みは新券種のみ還流させるものであるため、運用に支障が生じることがあった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、新旧券種の取り扱いに関して利便性を高めることが可能な、新規かつ改良された紙幣処理装置および貨幣取扱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、紙幣の入金または出金が行われる入出金部と、前記紙幣の券種を鑑別する紙幣鑑別部と、前記紙幣を収納する複数の紙幣収納庫と、前記複数の紙幣収納庫に収納される紙幣とは区別すべき紙幣を収納する紙幣リジェクト庫と、前記紙幣収納庫に収納されている紙幣の枚数を精査する際に、精査対象の紙幣を収納する紙幣精査庫と、前記券種に応じて前記紙幣の搬送先を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、少なくとも、前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代の券種である場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫に搬送し、前記紙幣が前記最新世代以外の券種の場合には当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納する第1のモードと、前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代より前の世代の券種である第1の旧券種の場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記第1の旧券種以外の場合に当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納する第2のモードのいずれかを設定可能であり、前記制御部は、設定された前記モードに基づいて前記紙幣の搬送を制御する、紙幣処理装置が提供される。
【0009】
前記制御部は、さらに、前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代の券種である場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記最新世代以外の券種の場合に当該紙幣を前記紙幣リジェクト庫へ収納する第3のモードと、前記入出金部に入金された前記紙幣が最新世代よりも前の世代の券種である第1の旧券種の場合に当該紙幣を前記紙幣収納庫へ収納し、前記紙幣が前記第1の旧券種以外の場合に当該紙幣を前記紙幣リジェクト庫へ収納する第4のモードのいずれかを設定可能であってもよい。
【0010】
前記制御部は、前記第1のモードおよび前記第2のモードにおいて、前記入出金部に入金された前記紙幣が前記第1の旧券種よりも前の世代の券種である第2の旧券種の場合に、当該紙幣を前記紙幣精査庫へ収納し、前記第3のモードおよび前記第4のモードにおいて、前記入出金部に入金された前記紙幣が前記第2の旧券種の場合に、当該紙幣を前記紙幣リジェクト庫へ収納させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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