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公開番号2025036938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143606
出願日2023-09-05
発明の名称スピーカ位置判定装置及び車載音響制御装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250310BHJP(車両一般)
要約【課題】ヘッドレストセンサを設けることなく、ヘッドレストに内蔵されたスピーカの位置を判定する。
【解決手段】ヘッドレスト10に内蔵されたスピーカ21の位置を判定するスピーカ位置判定装置18を提供する。スピーカ位置判定装置18は、ヘッドレスト10を撮像するカメラである赤外線カメラ14と、赤外線カメラ14により撮像された画像に基づいてスピーカ21の位置を判定する位置判定装置である演算判定部25の画像処理部28と、を備える。画像処理部28は、画像におけるヘッドレスト10が有する特徴部(マーカー41、グリル42、マイク用孔43等)に基づいてスピーカ21の位置を判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ヘッドレストに内蔵されたスピーカの位置を判定するスピーカ位置判定装置であって、
前記ヘッドレストを撮像するカメラと、
前記カメラにより撮像された画像に基づいて前記スピーカの位置を判定する位置判定装置と、を備え、
前記位置判定装置は、前記画像における前記ヘッドレストが有する特徴部に基づいて前記スピーカの位置を判定する、スピーカ位置判定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記特徴部が、前記スピーカの中心から等距離となるように前記ヘッドレストの表面に設けられた少なくとも3つの特徴点を含み、
前記位置判定装置は、前記特徴点を頂点とする多角形の中心を前記スピーカの中心位置として判定する、請求項1に記載のスピーカ位置判定装置。
【請求項3】
前記特徴部が、前記ヘッドレストの表面に設けられ、前記スピーカを覆うグリルを含み、
前記位置判定装置は、前記グリルの位置に基づいて前記スピーカの位置を判定する、請求項1に記載のスピーカ位置判定装置。
【請求項4】
前記ヘッドレストがマイクを内蔵し、
前記ヘッドレストの表面にはマイク用孔が設けられ、
前記位置判定装置は、前記マイク用孔の位置に基づいて前記スピーカの位置を判定する、請求項1に記載のスピーカ位置判定装置。
【請求項5】
請求項1に記載のスピーカ位置判定装置と、
車内の騒音を打ち消すための打消音を出力するように前記スピーカを制御する制御装置と、を備え、
前記カメラは、前記ヘッドレストが設けられる乗員シートに座る乗員の頭部を更に撮像するように配置され、
前記位置判定装置は、前記画像から前記乗員の前記頭部の位置を更に判定し、
前記制御装置は、前記乗員の前記頭部の位置と前記スピーカの位置とに基づいて、前記打消音を出力するように前記スピーカを制御する、車載音響制御装置。
【請求項6】
前記位置判定装置は、前記画像における前記スピーカから前記乗員の耳までの経路を遮蔽する遮蔽物の有無を判定し、
前記制御装置は、前記遮蔽物の有無に基づいて前記スピーカを制御する、請求項5に記載の車載音響制御装置。
【請求項7】
前記騒音及び前記打消音から誤差信号を生成するマイクと、
前記スピーカを制御するための制御信号を生成する制御フィルタと、
前記誤差信号に基づいて、前記制御フィルタに対する適応的な更新を行う適応更新部と、を備え、
前記適応更新部は、前記遮蔽物が有る場合には前記制御フィルタの適応更新を停止する、請求項6に記載の車載音響制御装置。
【請求項8】
前記ヘッドレストの表面には、前記スピーカを覆うグリルが設けられ、
前記位置判定装置は、前記画像において前記グリルが遮蔽されたときに前記遮蔽物が存在すると判定する、請求項6に記載の車載音響制御装置。
【請求項9】
前記ヘッドレストにマイクが設けられ、
前記ヘッドレストの表面にはマイク用孔が設けられ、
前記位置判定装置は、前記画像において前記マイク用孔が遮蔽されたときに前記遮蔽物が存在すると判定する、請求項6に記載の車載音響制御装置。
【請求項10】
前記位置判定装置は、前記画像において前記乗員の耳が遮蔽されたときに前記遮蔽物が存在すると判定する、請求項6に記載の車載音響制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドレストに内蔵されたスピーカの位置を判定するスピーカ位置判定装置及びこれを備えた車載音響制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中の高齢者や子供といった脆弱な立場にある人々に配慮し、このような人々に持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。その実現に向けて、車両の居住性に関する開発を通して、交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発が注目されている。
【0003】
車両の居住性を向上させるためには、車内空間における騒音の低減を図ることが好ましい。そこで、騒音とは逆位相の打消音を騒音に干渉させることで騒音を低減する能動型騒音低減装置の研究開発が積極的に行われている。
【0004】
従来、騒音信号が入力される適応フィルタと、適応フィルタの伝達関数を適応更新する適応アルゴリズム実行部とを備え、適応フィルタから出力される騒音キャンセル信号をスピーカから出力する能動型騒音制御システムが知られている。例えば、特許文献1には、騒音キャンセル位置である乗員の耳位置に対応した伝達関数がそれぞれ設定された複数の補助フィルタが設けられ、マイクが出力するマイク出力(マイクエラー信号)を、乗員の耳位置に応じて選択された補助フィルタの出力を用いて補正した後、このマイクエラー信号を用いて適応アルゴリズム実行部が適応フィルタの伝達関数を適応更新することが開示されている。
【0005】
また、特許文献1には、カメラで撮像した画像と、シートの前後方向の位置やバックレストの傾きを検出するセンサの出力とから、ユーザーの頭部の位置を検出することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7262899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載のシステムでは、頭部の位置を検出するために、シートの位置やバックレストの傾きを検出するセンサが必要となるため、部品点数が増えてしまう。また近年では、ヘッドレストにスピーカが内蔵されている車両用の乗員シートが開発されている。スピーカの位置はシートの位置及びバックレストの傾きに応じて変化する。そのため、このスピーカから打消音を発生する場合には、乗員の耳位置だけでなく打消音を発生するスピーカの位置も正確に判定する必要がある。
【0008】
ところで、ヘッドレストは上下高さを調整できるように構成されるのが一般的であるが、ヘッドレスト高さを検知するセンサ(以下、ヘッドレストセンサという)は一般的には設けられていない。そのため、ヘッドレストに設けられたスピーカの位置を判定するためには、ヘッドレストセンサを別途設ける必要がある。
【0009】
本発明は、以上の背景に鑑み、ヘッドレストセンサを設けることなく、ヘッドレストに内蔵されたスピーカの位置を判定すること、及び、それにより騒音を効果的に低減することを課題とする。延いては、持続可能な輸送システムの発展に寄与することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために本発明のある態様は、ヘッドレスト(10)に内蔵されたスピーカ(21)の位置を判定するスピーカ位置判定装置(18)であって、前記ヘッドレストを撮像するカメラ(14)と、前記カメラにより撮像された画像に基づいて前記スピーカの位置を判定する位置判定装置(25、28)と、を備え、前記位置判定装置は、前記画像における前記ヘッドレストが有する特徴部(41、42、43)に基づいて前記スピーカの位置を判定する。
(【0011】以降は省略されています)

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