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公開番号2025036875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143492
出願日2023-09-05
発明の名称水処理システム、検知装置、検知方法およびプログラム
出願人オルガノ株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/00 20230101AFI20250310BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】薬品の添加の不具合を早急にかつ容易に検知する。
【解決手段】タンク10に貯留された薬品の残量を検知するセンサ11と、被処理水が貯留された槽20へタンク10から薬品を供給するポンプ12と、センサ11が検知した残量に基づいてタンク10に貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出し、所定期間において、ポンプ12から槽20へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出し、算出した第1の使用量と第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する検知装置100とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサと、
被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプと、
検知装置と、を有し、
前記検知装置は、
前記センサが検知した残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出し、前記所定期間において、前記ポンプから前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する出力部とを有する水処理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水処理システムにおいて、
前記算出部は、前記ポンプの単位時間当たりの吐き出し量に前記所定期間を乗じて前記第2の使用量を算出する水処理システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の水処理システムにおいて、
前記出力部は、前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との差分が閾値を超え、前記第1の使用量が前記第2の使用量よりも少ない場合、前記ポンプまたは前記ポンプから前記槽までの経路に不具合がある可能性がある旨を示す通知を出力する水処理システム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の水処理システムにおいて、
前記出力部は、前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との差分が閾値を超え、前記第1の使用量が前記第2の使用量よりも多い場合、前記タンクまたは前記タンクから前記ポンプまでの経路に不具合がある可能性がある旨を示す通知を出力する水処理システム。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の水処理システムにおいて、
前記薬品が添加された前記被処理水の水質を測定する測定器を有し、
前記検知装置は、
前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との差分が閾値を超えた場合、前記第1の使用量と前記第2の使用量と前記測定器が測定した測定値とに基づいて、該差分が前記閾値を超えた原因箇所を特定する特定部を有し、
前記出力部は、前記特定部が特定した原因箇所を示す情報を出力する水処理システム。
【請求項6】
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサが検知した前記残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出し、被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプから前記所定期間において、前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する出力部とを有する検知装置。
【請求項7】
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサが検知した前記残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出する処理と、
被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプから前記所定期間において、前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する処理と、
前記算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する処理とを行う検知方法。
【請求項8】
コンピュータに、
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサが検知した前記残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出する手順と、
被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプから前記所定期間において、前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する手順と、
前記算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する手順とを実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理システム、検知装置、検知方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
被処理水に薬品を添加して純水を生成する水処理システムにおいて、被処理水への薬品の添加が適当に行われないと、所望の水質の純水を得ることができない。そのため、薬品の添加に何らかの不具合が発生した場合、その事象を早急に検知することが必要である。被処理水への薬品の添加にはポンプが用いられるケースが多い。例えば、ポンプの異常を検知するために、当該ポンプが吸引するガスの流量を検出するセンサを用いる方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-188691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水処理システムは、被処理水に多種の薬品を添加する多くの工程を有する。そのため、薬品を添加するためのポンプの数も膨大である。特許文献1に記載されたように、ポンプそれぞれに異常を検知するセンサを設けてしまうと、システムの設置コストの増大につながってしまうという問題点がある。また、センサの設置に多大な工数がかかってしまうという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、薬品の添加の不具合を早急にかつ容易に検知することができる水処理システム、検知装置、検知方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水処理システムは、
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサと、
被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプと、
検知装置と、を有し、
前記検知装置は、
前記センサが検知した残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出し、前記所定期間において、前記ポンプから前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する出力部とを有する。
【0007】
また、本発明の検知装置は、
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサが検知した前記残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出し、被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプから前記所定期間において、前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する算出部と、
前記算出部が算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する出力部とを有する。
【0008】
また、本発明の検知方法は、
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサが検知した前記残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出する処理と、
被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプから前記所定期間において、前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する処理と、
前記算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する処理とを行う。
【0009】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに、
タンクに貯留された薬品の残量を検知するセンサが検知した前記残量に基づいて、前記タンクに貯留された薬品の所定期間における減少量を第1の使用量として算出する手順と、
被処理水が貯留された槽へ前記タンクから前記薬品を供給するポンプから前記所定期間において、前記槽へ供給された薬品の供給量を第2の使用量として算出する手順と、
前記算出した前記第1の使用量と前記第2の使用量との比較の結果に基づいて、所定の通知を出力する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、薬品の添加の不具合を早急にかつ容易に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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