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公開番号
2025036236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024143237
出願日
2024-08-23
発明の名称
有機エレクトロルミネセント化合物、それを含む複数のホスト材料及び有機エレクトロルミネセントデバイス
出願人
デュポン スペシャルティ マテリアルズ コリア リミテッド
,
DUPONT SPECIALTY MATERIALS KOREA LTD.
代理人
弁理士法人センダ国際特許事務所
主分類
H10K
50/11 20230101AFI20250306BHJP()
要約
【課題】有機エレクトロルミネセント化合物、それを含む複数のホスト材料及び有機エレクトロルミネセントデバイスを提供する。
【解決手段】本開示は、有機エレクトロルミネセント化合物、複数のホスト材料及びそれを含む有機エレクトロルミネセントデバイスに関する。本開示による有機エレクトロルミネセント化合物を含めることより、長寿命特性を有する有機エレクトロルミネセントデバイスを製造することができ、本開示による複数のホスト材料を含めることにより、長寿命特性を有する有機エレクトロルミネセントデバイスを製造することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の式1:
TIFF
2025036236000087.tif
57
166
(式中、
X
1
及びY
1
は、それぞれ独立して、-N=、-NR
5
-、-O-、又は-S-を表すが、ただし、X
1
及びY
1
のいずれか一方は-N=であり、且つX
1
及びY
1
の他方は-NR
5
-、-O-、又は-S-であることを条件とし;
R
1
は、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、又は下記式1-a:
TIFF
2025036236000088.tif
61
166
を表し;
L
1
は、単結合、置換若しくは無置換(C6~C30)アリーレン、又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリーレンを表し;
Ar
1
は、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリールを表し;
Ar
2
は、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリールを表し;
R
6
は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、置換若しくは無置換(C3~C30)シクロアルキル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルコキシ、置換若しくは無置換トリ(C1~C30)アルキルシリル、置換若しくは無置換ジ(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキルジ(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換トリ(C6~C30)アリールシリル、(C3~C30)脂肪族環と(C6~C30)芳香族環との置換若しくは無置換の縮合環、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(C1~C30)アルキルアミノ、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(C6~C30)アリールアミノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールアミノ、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(3~30員)ヘテロアリールアミノ、又は置換若しくは無置換(C6~C30)アリール(3~30員)ヘテロアリールアミノを表すか、或いは隣接する置換基と連結して環を形成していてもよく;
R
2
~R
5
は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、置換若しくは無置換(C3~C30)シクロアルキル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルコキシ、置換若しくは無置換トリ(C1~C30)アルキルシリル、置換若しくは無置換ジ(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキルジ(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換トリ(C6~C30)アリールシリル、(C3~C30)脂肪族環と(C6~C30)芳香族環との置換若しくは無置換の縮合環、又は下記式1-aを表すか、或いは隣接する置換基と連結して環を形成していてもよいが、R
1
~R
5
の少なくとも1つは式1-aによって表されることを条件とし;
a及びbは、それぞれ独立して1又は2の整数を表し、c及びdは、それぞれ独立して1~4の整数を表し;
a~dが2以上の整数である場合、R
2
~R
4
のそれぞれ、及びR
6
のそれぞれは、同じであっても異なっていてもよい)
によって表される第1のホスト材料と;
以下の式2:
TIFF
2025036236000089.tif
47
166
(式中、
X
2
は-O-又は-S-であり;
環Aは、ベンゼン環又はナフタレン環を表し;
R
21
及びR
22
は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、置換若しくは無置換(C3~C30)シクロアルキル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルコキシ、置換若しくは無置換トリ(C1~C30)アルキルシリル、置換若しくは無置換ジ(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキルジ(C6~C30)アリールシリル、又は置換若しくは無置換トリ(C6~C30)アリールシリルを表すか、或いは隣接する置換基と連結して環を形成していてもよく;
L
2
は、単結合、置換若しくは無置換(C6~C30)アリーレン又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリーレンを表し;
HArは、少なくとも1個の窒素原子を含有する置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリールを表し;
nは1~5の整数であり、mは1~4の整数であり;
n及びmが2以上の整数である場合には、R
21
のそれぞれ及びR
22
のそれぞれは、同じであっても異なっていてもよい)
によって表される第2のホスト材料と;
続きを表示(約 6,600 文字)
【請求項2】
前記置換アルキル、前記置換アリール(エン)、前記置換ヘテロアリール、前記置換シクロアルキル、前記置換アルコキシ、前記置換トリアルキルシリル、前記置換ジアルキルアリールシリル、前記置換アルキルジアリールシリル、前記置換トリアリールシリル、置換脂肪族環と置換芳香族環との前記縮合環、前記置換モノ-若しくはジ-アルキルアミノ、前記置換モノ-若しくはジ-アリールアミノ、前記置換アルキルアリールアミノ、前記置換モノ-若しくはジ-ヘテロアリールアミノ、及び前記置換アリールヘテロアリールアミノが、それぞれ独立して、重水素、ハロゲン、シアノ、カルボキシル、ニトロ、ヒドロキシ、(C1~C30)アルキル、ハロ(C1~C30)アルキル、(C2~C30)アルケニル、(C2~C30)アルキニル、(C1~C30)アルコキシ、(C1~C30)アルキルチオ、(C3~C30)シクロアルキル、(C3~C30)シクロアルケニル、(3~7員)ヘテロシクロアルキル、(C6~C30)アリールオキシ、(C6~C30)アリールチオ、無置換であるか(C6~C30)アリールで置換された(5~30員)ヘテロアリール、無置換であるか(5~30員)ヘテロアリールで置換された(C6~C30)アリール、トリ(C1~C30)アルキルシリル、トリ(C6~C30)アリールシリル、ジ(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールシリル、(C1~C30)アルキルジ(C6~C30)アリールシリル、(C3~C30)脂肪族環と(C6~C30)芳香族環との縮合環、アミノ、モノ-若しくはジ-(C1~C30)アルキルアミノ、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(C6~C30)アリールアミノ、(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールアミノ、モノ-若しくはジ-(3~30員)ヘテロアリールアミノ、(C1~C30)アルキル(3~30員)ヘテロアリールアミノ、(C6~C30)アリール(3~30員)ヘテロアリールアミノ、(C1~C30)アルキルカルボニル、(C1~C30)アルコキシカルボニル、(C6~C30)アリールカルボニル、(C6~C30)アリールホスフィニル、ジ(C6~C30)アリールボロニル、ジ(C1~C30)アルキルボロニル、(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールボロニル、(C6~C30)アル(C1~C30)アルキル、及び(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールからなる群から選択される少なくとも1つで置換されている、請求項1に記載の複数のホスト材料。
【請求項3】
前記式1が以下の式1-1~1-4のいずれか1つによって表される、請求項1に記載の複数のホスト材料:
TIFF
2025036236000090.tif
119
166
(式中、
c’は1~3の整数であり;
c’が2以上の整数である場合には、R
4
のそれぞれは、同じであっても異なっていてもよく;
X
1
、Y
1
、R
1
~R
4
、R
6
、L
1
、Ar
1
、Ar
2
、及びa~dは、式1で定義したものと同じである)。
【請求項4】
前記式1-aのAr
2
が以下の式R-1~R-4のいずれか1つを表す、請求項1に記載の複数のホスト材料:
TIFF
2025036236000091.tif
83
166
(式中、
Xは、O、S、Se、又はNであり;
R
11
~R
18
は、それぞれ独立して、水素、重水素、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル又は置換若しくは無置換(C6~C30)アリールを表す)。
【請求項5】
前記式2が以下の式2-1~2-16のいずれか1つによって表される、請求項1に記載の複数のホスト材料:
TIFF
2025036236000092.tif
212
166
TIFF
2025036236000093.tif
137
166
(式中、
L
3
及びL
4
は、それぞれ独立して、単結合、置換若しくは無置換(C6~C30)アリーレン、又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリーレンを表すことができ;
Ar
3
及びAr
4
は、それぞれ独立して、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリールを表し;
X
2
、R
21
、R
22
、L
2
、n、及びmは、請求項1において定義したものと同じであり;
n’は1~3の整数であり、
n’が2以上である場合、R
21
のそれぞれは、互いに同じであっても異なっていてもよい)。
【請求項6】
前記式1によって表される前記化合物が、次の化合物:
TIFF
2025036236000094.tif
190
166
TIFF
2025036236000095.tif
220
166
TIFF
2025036236000096.tif
220
166
TIFF
2025036236000097.tif
196
166
TIFF
2025036236000098.tif
193
166
TIFF
2025036236000099.tif
227
166
TIFF
2025036236000100.tif
195
166
TIFF
2025036236000101.tif
190
166
TIFF
2025036236000102.tif
107
166
から選択される、請求項1に記載の複数のホスト材料。
【請求項7】
前記式2によって表される前記化合物が、以下の化合物:
TIFF
2025036236000103.tif
88
166
TIFF
2025036236000104.tif
231
166
TIFF
2025036236000105.tif
213
166
TIFF
2025036236000106.tif
211
166
TIFF
2025036236000107.tif
213
166
TIFF
2025036236000108.tif
222
166
TIFF
2025036236000109.tif
222
166
TIFF
2025036236000110.tif
224
166
TIFF
2025036236000111.tif
220
166
TIFF
2025036236000112.tif
228
166
TIFF
2025036236000113.tif
209
166
TIFF
2025036236000114.tif
201
166
TIFF
2025036236000115.tif
226
166
TIFF
2025036236000116.tif
202
166
TIFF
2025036236000117.tif
209
166
TIFF
2025036236000118.tif
239
166
TIFF
2025036236000119.tif
208
166
TIFF
2025036236000120.tif
214
166
TIFF
2025036236000121.tif
211
166
TIFF
2025036236000122.tif
205
166
TIFF
2025036236000123.tif
235
166
TIFF
2025036236000124.tif
235
166
TIFF
2025036236000125.tif
232
166
TIFF
2025036236000126.tif
241
166
TIFF
2025036236000127.tif
215
166
TIFF
2025036236000128.tif
229
166
TIFF
2025036236000129.tif
236
166
TIFF
2025036236000130.tif
190
166
TIFF
2025036236000131.tif
232
166
TIFF
2025036236000132.tif
201
166
TIFF
2025036236000133.tif
227
166
TIFF
2025036236000134.tif
200
166
TIFF
2025036236000135.tif
197
166
TIFF
2025036236000136.tif
220
166
TIFF
2025036236000137.tif
224
166
TIFF
2025036236000138.tif
201
166
TIFF
2025036236000139.tif
214
166
TIFF
2025036236000140.tif
87
166
から選択される、請求項1に記載の複数のホスト材料。
【請求項8】
第1の電極;第2の電極;及び前記第1の電極と前記第2の電極との間に挟まれた1つ以上の発光層を含む有機エレクトロルミネセントデバイスであって、少なくとも1つの発光層が請求項1に記載の複数のホスト材料を含む、有機エレクトロルミネセントデバイス。
【請求項9】
前記第1の電極と前記発光層との間に挟まれた正孔輸送帯を更に含み、前記正孔輸送帯が少なくとも2つの層を含む、請求項8に記載の有機エレクトロルミネセントデバイス。
【請求項10】
以下の式1によって表される有機エレクトロルミネセント化合物:
TIFF
2025036236000141.tif
57
166
(式中、
X
1
及びY
1
は、それぞれ独立して、-N=、-NR
5
-、-O-、又は-S-を表すが、ただし、X
1
及びY
1
のいずれか一方は-N=であり、且つX
1
及びY
1
の他方は-NR
5
-、-O-、又は-S-であることを条件とし;
R
1
は、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、又は下記式1-a:
TIFF
2025036236000142.tif
61
166
を表し、
L
1
は、単結合、置換若しくは無置換(C6~C30)アリーレン、又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリーレンを表し;
Ar
1
は、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、又は置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリールを表し;
Ar
2
は、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリールを表し;
R
6
は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、置換若しくは無置換(C3~C30)シクロアルキル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルコキシ、置換若しくは無置換トリ(C1~C30)アルキルシリル、置換若しくは無置換ジ(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキルジ(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換トリ(C6~C30)アリールシリル、(C3~C30)脂肪族環と(C6~C30)芳香族環との置換若しくは無置換の縮合環、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(C1~C30)アルキルアミノ、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(C6~C30)アリールアミノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールアミノ、置換若しくは無置換モノ-若しくはジ-(3~30員)ヘテロアリールアミノ、又は置換若しくは無置換(C6~C30)アリール(3~30員)ヘテロアリールアミノを表すか、或いは隣接する置換基と連結して環を形成していてもよく;
R
2
~R
5
は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハロゲン、シアノ、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキル、置換若しくは無置換(C6~C30)アリール、置換若しくは無置換(3~30員)ヘテロアリール、置換若しくは無置換(C3~C30)シクロアルキル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルコキシ、置換若しくは無置換トリ(C1~C30)アルキルシリル、置換若しくは無置換ジ(C1~C30)アルキル(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換(C1~C30)アルキルジ(C6~C30)アリールシリル、置換若しくは無置換トリ(C6~C30)アリールシリル、(C3~C30)脂肪族環と(C6~C30)芳香族環との置換若しくは無置換の縮合環、又は下記式1-aを表すか、或いは隣接する置換基と連結して環を形成していてもよいが、R
1
~R
5
の少なくとも1つは式1-aによって表されることを条件とし;
a及びbは、それぞれ独立して1又は2の整数を表し、c及びdは、それぞれ独立して1~4の整数を表し;
a~dが2以上の整数である場合、R
2
~R
4
のそれぞれ、及びR
6
のそれぞれは、同じであっても異なっていてもよい)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、有機エレクトロルミネセント化合物、複数のホスト材料及びそれを含む有機エレクトロルミネセントデバイスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
エレクトロルミネセントデバイス(ELデバイス)は自発光型のディスプレイデバイスであり、広い視野角、優れたコントラスト、及び速い応答速度の利点を有している。1987年、Eastman Kodakは、発光層を形成する材料として小さい芳香族ジアミン分子とアルミニウム錯体とを使用した有機ELデバイスを初めて開発した((非特許文献1)を参照されたい)。
【0003】
有機エレクトロルミネセントデバイスの発光材料は、デバイスの発光効率を決定する最も重要な因子であり、発光材料は、高い量子効率並びに高い電子及び正孔の移動度を有する必要があり、また形成される発光材料層が均一且つ安定である必要がある。発光材料は、機能性の点からホスト材料とドーパント材料とに分けることができ、色純度、発光効率、及び安定性を向上させるために、ホストとドーパントとを混合することによって使用される場合がある。固体状態の溶媒及びエネルギーキャリアとして機能するホスト材料の望ましい特性は、真空蒸着を可能にする高い純度及び適切な分子量を有する必要がある。加えて、高いガラス転移温度と熱分解温度に基づいて熱安定性が確保される必要があり、長寿命のために高い電気化学的安定性が要求され、非晶質薄膜が容易に形成される必要があり、隣接する他の層の材料との接着性が良好であるが層間移動は生じないことが好ましい。そのようなドーパント/ホスト材料システムを使用する場合、ホスト材料は、発光デバイスの効率及び寿命に大きい影響を及ぼすため、それの選択は重要である。
【0004】
そのようなホスト材料として様々な化合物が知られているが、公知の材料を用いる有機エレクトロルミネセントデバイスの場合、高い駆動電圧、低い効率、及び短い寿命のため、新しい材料が求められている。したがって、低い電圧駆動及び高い輝度であっても優れた寿命特性を有する有機エレクトロルミネセントデバイスを実現可能なホスト材料の開発が求められている。
【0005】
(特許文献1)には、発光層のホストとして、カルバゾール-カルバゾール部位を有する化合物と共に、ベンゾナフトに基づくヘテロアリール部位を基本骨格として有する化合物を使用した有機光電子デバイスが開示されているが、本発明のようにカルバゾールに基づくヘテロアリール部位を基本骨格として有する化合物と共に、フェナントレン骨格の側部ベンゼン環に5員ヘテロアリールが縮合した化合物を使用した複数のホスト材料については開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
韓国特許出願公開第10-2019-0013353号明細書
韓国特許出願公開第2017-0022865号明細書
韓国特許出願公開第2021-0124018号明細書
韓国特許出願公開第2021-0006283号明細書
【非特許文献】
【0007】
Appl.Phys.Lett.51,913,1987
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示の目的は、長寿命特性を有する有機エレクトロルミネセントデバイスを製造することができる有機エレクトロルミネセント化合物、及びそれを含む有機エレクトロルミネセントデバイスを提供することである。
【0009】
本開示の別の目的は、長寿命特性を有する有機エレクトロルミネセントデバイスを製造することができる複数のホスト材料、及び複数のホスト材料を含む有機エレクトロルミネセントデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の技術課題を解決するために鋭意研究した結果として、本発明者らは、下記式1によって表される化合物、及び下記式1によって表される化合物を含む第1のホスト材料と下記式2によって表される化合物とを含む第2のホスト材料を含む複数のホスト材料が、上記目的を達成することを見出し、それにより本発明を完成させた。
TIFF
2025036236000001.tif
56
166
(【0011】以降は省略されています)
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