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公開番号2025035766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143014
出願日2023-09-04
発明の名称充放電アダプタ
出願人株式会社マキタ
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250307BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】充放電アダプタにおいて、給電/受電の切り替えをバッテリパックの状態に応じて実施できるようにする。
【解決手段】充放電アダプタは、外部機器接続部と、バッテリパック接続部と、電力経路と、電力変換部と、バッテリ状態検出部と、制御部とを備える。電力変換部は、電力経路に設けられ、外部機器からの受電電力をバッテリパックへの充電電力に変換するか、バッテリパックからの放電電力を外部機器への給電電力に変換するかを切り替え可能に構成され、制御部は、電力変換部による外部機器に対する給電/受電の切り替えを、バッテリ状態検出部にて検出されたバッテリパックの状態に応じて制御するように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部機器との間で電力を給電又は受電する電力端子を備えた外部機器接続部と、
充放電可能なバッテリパックが接続されて、前記バッテリパックに対する充電又は放電を行うバッテリ端子を備えたバッテリパック接続部と、
前記外部機器接続部の前記電力端子と前記バッテリパック接続部の前記バッテリ端子とを接続する電力経路と、
前記電力経路に設けられ、前記外部機器からの受電電力を前記バッテリパックへの充電電力に変換するか、或いは、前記バッテリパックからの放電電力を前記外部機器への給電電力に変換するか、を切り替え可能に構成された電力変換部と、
前記バッテリパックの状態を検出するバッテリ状態検出部と、
前記電力変換部による前記外部機器に対する給電/受電の切り替えを、前記バッテリ状態検出部にて検出された前記バッテリパックの状態に応じて制御するように構成された制御部と、
を備えた充放電アダプタ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記電力変換部に対し前記受電電力を前記充電電力に変換させる充電モードであるとき、前記バッテリパックの状態に基づき、前記電力変換部に対し前記放電電力を前記給電電力に変換させる放電モードに切り替え可能か否かを判定し、該判定結果に応じて前記放電モードへの切り替えを許可又は禁止するように構成されている、請求項1に記載の充放電アダプタ。
【請求項3】
前記制御部は、前記放電モードにあるとき、前記バッテリパックの状態に基づき前記充電モードへの切り替えが可能であるか否かを判定し、該判定結果に応じて前記充電モードへの切り替えを禁止又は許可するように構成されている、請求項2に記載の充放電アダプタ。
【請求項4】
前記外部機器接続部は、前記外部機器との間で前記給電/受電の切り替えに要する調整信号を入出力するように構成された入出力端子を備え、
前記制御部は、
前記入出力端子を介して前記外部機器との間で前記調整信号を入出力することにより、前記外部機器への前記給電又は前記外部機器からの前記受電を実施可能な状態に切り替えるように構成された給電/受電切り替え部と、
前記バッテリ状態検出部にて検出された前記バッテリパックの状態に応じて、前記給電/受電切り替え部による前記給電/受電の切り替えを制御するように構成された主制御部と、
を備えている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の充放電アダプタ。
【請求項5】
外部操作によって前記給電/受電の切り替え指令を入力するよう構成された操作部を備え、
前記主制御部は、前記操作部が操作されると、前記バッテリパックの状態に応じて、前記給電/受電切り替え部に前記給電/受電の切り替えを指示するように構成されている、請求項4に記載の充放電アダプタ。
【請求項6】
前記主制御部は、前記バッテリパックの状態に応じて、前記給電/受電の切り替えが可能であるか否かを判定し、該判定結果に応じて、前記給電/受電の切り替えが可能か否かを表す切り替え可否信号を前記給電/受電切り替え部に出力するように構成されている、請求項4に記載の充放電アダプタ。
【請求項7】
前記バッテリ状態検出部は、前記バッテリパックの電圧を検出するように構成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の充放電アダプタ。
【請求項8】
前記バッテリパック接続部は、前記バッテリパックとの間で通信するための通信端子を備え、
前記バッテリ状態検出部は、前記通信端子を介して前記バッテリパックとの間で通信することで、前記バッテリパックの状態を取得するように構成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の充放電アダプタ。
【請求項9】
前記バッテリパックは、前記バッテリパック接続部の通信端子に接続されているときに、バッテリ電力を放電する初期状態から充電が可能な充電可能状態に切り替え可能であり、前記充電可能状態であるときに前記通信端子との接続が解除されると、前記初期状態に戻るように構成されており、
前記制御部は、前記電力変換部に対し前記受電電力を前記充電電力に変換させる充電モードから、前記電力変換部に対し前記放電電力を前記給電電力に変換させる放電モードに切り替える際には、切り替える前に、前記バッテリパック接続部の前記通信端子を所定時間開放させて、前記バッテリパックを前記初期状態に戻すように構成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の充放電アダプタ。
【請求項10】
前記制御部による制御状態を周囲に報知する報知部を備え、
前記制御部は、前記外部機器に対する前記給電/受電の切り替えを実施できないときには、前記報知部を介して報知するように構成されている、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の充放電アダプタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バッテリパックから外部機器への給電及び外部機器からバッテリパックへの充電を実施可能な充放電アダプタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外部機器の接続端子として、USBタイプCポート(登録商標、以下、USB-C端子という)を備えた充放電アダプタが記載されている。USB-C端子には、ソースにもシンクにもなることができるデバイス(Dual Role Power Device)を外部機器として接続可能である。従って、この充放電アダプタによれば、外部機器の機能(DRP:Dual Role Power)を切り替えることで、バッテリパックへの充電及び放電を行うことができる。
【0003】
また、DRPは、USB-C端子に外部機器を接続した後の通信にて、充放電アダプタ及び外部機器の双方で、ソース・シンクの役割を変更することができる。このため、充放電アダプタは、バッテリパックからの放電電力にて外部機器に給電するソースとして動作することもできるし、外部機器からの供給電力を受電してバッテリパックに充電を行うシンクとして動作することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
US20210336396A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記充放電アダプタにおいて、ソース・シンクの切り替えは、例えば、使用者からの指令、あるいは、外部機器からの切り替え要求に従い行われるが、その切り替えは、バッテリパックの状態を考慮することなく行われていた。
【0006】
このため、例えば、放電によりバッテリパックに蓄積された電力が低下して、外部機器へ給電することができない場合に、充放電アダプタの役割が、外部機器への給電を行うソースに切り替えられてしまうことがあった。また、例えば、バッテリパックの温度が高く、バッテリパックへの充電を正常に実施できない場合に、充放電アダプタの役割が、外部機器から電力を受電するシンクに切り替えられてしまうこともあった。
【0007】
本開示の一局面は、バッテリパックから外部機器への給電及び外部機器からの受電を切り替え可能な充放電アダプタにおいて、給電/受電の切り替えをバッテリパックの状態に応じて実施できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面の充放電アダプタは、外部機器接続部と、バッテリパック接続部と、電力経路と、電力変換部と、バッテリ状態検出部と、制御部と、を備える。
外部機器接続部は、外部機器との間で電力を給電又は受電する電力端子を備える。また、バッテリパック接続部は、充放電可能なバッテリパックが接続されて、バッテリパックに対する充電又は放電を行うバッテリ端子を備える。
【0009】
電力経路は、外部機器接続部の電力端子とバッテリパック接続部のバッテリ端子とを接続する。電力変換部は、この電力経路に設けられ、外部機器からの受電電力をバッテリパックへの充電電力に変換するか、或いは、バッテリパックからの放電電力を外部機器への給電電力に変換するか、を切り替え可能に構成されている。
【0010】
また、バッテリ状態検出部は、バッテリパックの状態を検出する。そして、制御部は、電力変換部による外部機器に対する給電/受電の切り替えを、バッテリ状態検出部にて検出されたバッテリパックの状態に応じて制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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