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公開番号
2025035430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142461
出願日
2023-09-01
発明の名称
泥水ポンプおよび泥水ポンプ用パッキン
出願人
大成建設株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
F04D
29/08 20060101AFI20250306BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】パッキンの交換作業を少なくすることで工期短縮化を図ることを可能とした、泥水ポンプおよび泥水ポンプ用パッキンを提案する。
【解決手段】インペラ6を収容するケーシング2と、インペラ6にシャフト51を介して回転力を付与する本体部5と、ケーシング2の前面側を覆うフロントカバー3とを備える泥水ポンプ1と、この泥水ポンプ1に使用する止水パッキン7である。ケーシング2とフロントカバー3との間には、止水パッキン7が介設されている。止水パッキン7は、超高分子量ポリエチレン製、フッ素樹脂製、ポリアセタール製若しくはポリカーボネート製のいずれかである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インペラを収容するケーシングと、
前記インペラにシャフトを介して回転力を付与する本体部と、
前記ケーシングの前面側を覆うフロントカバーと、を備える泥水ポンプであって、
前記ケーシングと前記フロントカバーとの間には、止水パッキンが介設されており、
前記止水パッキンは、超高分子量ポリエチレン製、フッ素樹脂製、ポリアセタール製若しくはポリカーボネート製のいずれかであることを特徴とする、泥水ポンプ。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記ケーシングは、バックカバーを介して前記本体部と連結されており、
前記ケーシングと前記バックカバーとの間には、止水パッキンが介設されていて、
前記止水パッキンは、超高分子量ポリエチレン製、フッ素樹脂製、ポリアセタール製若しくはポリカーボネート製のいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の泥水ポンプ。
【請求項3】
前記止水パッキンは、分子量が100万以上の超高分子量ポリエチレン製であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の泥水ポンプ。
【請求項4】
インペラを収容するケーシングと当該ケーシングに取り付けられるカバーとを備える泥水ポンプにおいて前記ケーシングと前記カバーとの間に介設される泥水ポンプ用パッキンであって、
超高分子量ポリエチレン製、フッ素樹脂製、ポリアセタール製若しくはポリカーボネート製のいずれかであることを特徴とする、泥水ポンプ用パッキン。
【請求項5】
分子量が100万以上の超高分子量ポリエチレン製であることを特徴とする、請求項4に記載の泥水ポンプ用パッキン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、泥水ポンプおよび泥水ポンプ用パッキンに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
泥水式シールド工法では、地上部等と切羽との間で泥水を循環させることで、切羽の安定化や掘削土砂の排出等を行っている。このような泥水の循環には、泥水ポンプが使用されている。また、泥水ポンプは、シールドトンネルの他、山岳トンネルにおける湧水処理や、浚渫工事における泥水の排水等、流体の輸送に使用される。
泥水ポンプを構成する部材同士の接合部には、泥水等の漏出を抑制することを目的として、パッキンが介設されている。例えば、特許文献1には、モーターケーシングと外ケーシングとの間に介設されたポンプ用パッキンが開示されている。このようなパッキンには、石綿パッキンやフランジ用ゴムパッキン(GFパッキン)が用いられる場合が多い。また、例えば、特許文献2には、プランジャの往復移動により液体を吐出させるポンプ室に隣接配置されてプランジャに摺設するパッキンが開示されている。
【0003】
泥水ポンプでは、ウォーターハンマーやポンプ回転部の閉塞により、急激に大きな圧力の変化が生じる場合がある。泥水ポンプに対して急激な圧力の変化が生じた場合には、パッキンが破損することで、本体部(ポンプ軸等)が破損することを抑制している。一方、パッキンが破損した場合には、パッキンを交換するためにポンプを停止するため、施工を中断する必要がある。特に、大きなポンプを使用している場合には、パッキンの交換作業に時間がかかるため、工期に大きな影響を及ぼす恐れがある。また、泥水式シールド工法等で使用する泥水ポンプの場合は、狭隘空間内でのパッキンの交換作業となるため、作業に手間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-43286号公報
実開昭59-9184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、パッキンの交換作業を少なくすることで工期短縮化を図ることを可能とした、泥水ポンプおよび泥水ポンプ用パッキンを提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために、本発明の泥水ポンプは、インペラを収容するケーシングと、前記インペラにシャフトを介して回転力を付与する本体部と、前記ケーシングの前面側を覆うフロントカバーと、を備える泥水ポンプである。前記ケーシングと前記フロントカバーとの間には、止水パッキン(泥水ポンプ用パッキン)が介設されている。また、前記ケーシングがバックカバーを介して前記本体部と連結されている場合には、前記ケーシングと前記バックカバーとの間に止水パッキンが介設されている構成とすることが望ましい。
このような泥水ポンプに使用する止水パッキンは、超高分子量ポリエチレン製、フッ素樹脂製、ポリアセタール製若しくはポリカーボネート製のいずれかであり、より好ましくは、分子量が100万以上(100万~700万)の超高分子量ポリエチレン製である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の泥水ポンプおよび泥水ポンプ用パッキンによれば、パッキンの交換作業を無くすことで工期短縮化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の泥水ポンプの概要を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図である。
泥水ポンプの概要を示す断面図である。
止水パッキンを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態では、泥水式シールド工法において、地上のプラントから切羽への泥水の送液(送泥)や、切羽から地上への泥水の送液(排泥)等に使用する泥水ポンプについて説明する。図1に泥水ポンプ1を示す。図1(a)に示すように、泥水ポンプ1は、ケーシング2と、フロントカバー3と、バックカバー4と、本体部5とを有している。
泥水ポンプ1には、2本の輸送管11,11が接続されていて、泥水ポンプ1を駆動させると、一方の輸送管11から泥水を吸引するとともに、当該泥水を他方の輸送管11に圧送する。例えば、切羽へ泥水を供給する場合には、泥水プラント側から延設された輸送管11を介して泥水をケーシング2内に吸引するとともに、ケーシング2から切羽側へ延びる輸送管11を介して切羽側へ泥水を圧送する。
【0010】
図2に泥水ポンプ1の断面図を示す。図2に示すように、ケーシング2は、中空の円筒状部材であって、内部空間にインペラ6を収容する。ケーシング2には、流出入口21が形成されている。本実施形態の流出入口21は、ケーシング2の上部に形成されていて、上向きに開口している。流出入口21には、輸送管11を接続するための第一フランジ22が形成されている。ケーシング2の前面および後面には、それぞれ複数のボルト孔23,23,…が所定の間隔で形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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