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公開番号2025066427
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176031
出願日2023-10-11
発明の名称圧縮機
出願人三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F04C 18/02 20060101AFI20250416BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】凹部とリングとの接触に起因する騒音を抑制することを目的とする。
【解決手段】圧縮機は、外殻を為す第1ハウジング3と、第1ハウジング3に収容され、第1ハウジング3側に固定される固定スクロールと、固定スクロールに対して旋回する旋回スクロール6と、旋回スクロール6の自転を阻止する自転阻止機構と、自転阻止機構へ潤滑油を供給する潤滑油供給部と、を備える。自転阻止機構は、旋回スクロール6側または第1ハウジング3側の一方に形成される凹部32と、凹部32内に配置され外周面33bが凹部32の内周面32aと隙間を介して対向するリング33と、旋回スクロール6側または第1ハウジング3側の他方に設けられリング33の内周面33aと係合するピン34と、を有し、凹部32の底面32bとリング33の軸方向の端部との間に形成される隙間に対するリング33の軸方向の長さの比率が、0.01以上であって0.06未満である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外殻を為す筐体と、
前記筐体に収容され、前記筐体側に固定される固定スクロールと、
前記固定スクロールと噛み合い、前記固定スクロールに対して旋回する旋回スクロールと、
前記旋回スクロールの自転を阻止する自転阻止機構と、
前記自転阻止機構へ潤滑油を供給する潤滑油供給部と、を備え、
前記自転阻止機構は、前記旋回スクロール側または前記筐体側の一方に形成される凹部と、前記凹部内に配置され外周面が前記凹部の内周面と隙間を介して対向するリングと、前記旋回スクロール側または前記筐体側の他方に設けられ前記リングの内周面と係合するピンと、を有し、
前記凹部の底面と前記リングの軸方向の端部との間に形成される隙間に対する前記リングの軸方向の長さの比率が、0.01以上であって0.06未満である圧縮機。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記凹部の底面と前記リングの軸方向の端部との間に形成される隙間に対する前記リングの軸方向の長さの比率が、0.02以上であって0.04未満である請求項1に記載の圧縮機。
【請求項3】
前記凹部の底面と前記リングの軸方向の端部との間に形成される隙間に対する、前記凹部の前記内周面と前記リングの前記外周面との間に形成される隙間の比率が、0.25以上であって1.0未満である請求項1または請求項2に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記凹部の底面と前記リングの軸方向の端部との間に形成される隙間に対する、前記凹部の前記内周面と前記リングの前記外周面との間に形成される隙間の比率が、0.25以上であって0.5以下である請求項3に記載の圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、圧縮機に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
互いに噛合されて圧縮室を形成する一対の固定スクロールおよび旋回スクロールを備えたスクロール圧縮機が知られている。旋回スクロールは、固定スクロールに対して、公転旋回運動することにより、圧縮室内の冷媒ガスを圧縮する。
【0003】
スクロール圧縮機は、旋回スクロールの自転を阻止するために、自転阻止機構が設けられている。自転阻止機構の例として、オルダムリンク式自転阻止機構や、ピンリング式の自転阻止機構が挙げられる。例えば、特許文献1には、ピンリング式の自転阻止機構を備えたスクロール圧縮機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-112858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
凹部内に収容されるリング及びリングと係合するピンを有する自転阻止機構において、旋回スクロールが旋回することで生じる荷重によって、凹部の内周面とリングの外周面との摩擦や、凹部の底面とリングの軸方向の端部との摩擦によって発生する騒音が問題となっていた。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、凹部とリングとの接触に起因する騒音を抑制できる圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の圧縮機は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る圧縮機は、外殻を為す筐体と、前記筐体に収容され、前記筐体側に固定される固定スクロールと、前記固定スクロールと噛み合い、前記固定スクロールに対して旋回する旋回スクロールと、前記旋回スクロールの自転を阻止する自転阻止機構と、前記自転阻止機構へ潤滑油を供給する潤滑油供給部と、を備え、前記自転阻止機構は、前記旋回スクロール側または前記筐体側の一方に形成される凹部と、前記凹部内に配置され外周面が前記凹部の内周面と隙間を介して対向するリングと、前記旋回スクロール側または前記筐体側の他方に設けられ前記リングの内周面と係合するピンと、を有し、前記凹部の底面と前記リングの軸方向の端部との間に形成される隙間に対する前記リングの軸方向の長さの比率が、0.01以上であって0.06未満である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、凹部とリングとの接触に起因する騒音を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る電動圧縮機の縦断面図である。
本開示の実施形態に係るピンリング構造の縦断面図である。
本開示の実施形態に係るピンリング構造の平面図である。
軸方向隙間に対するリングの幅の比率と騒音値との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る圧縮機の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本実施形態に係る電動圧縮機1の縦断面図が示されている。
本実施形態に係る電動圧縮機1は、モータ17を駆動するインバータ(図示省略)が一体に組み込まれているインバータ一体型電動圧縮機とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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