TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025059802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170118
出願日
2023-09-29
発明の名称
多段ポンプ
出願人
株式会社川本製作所
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F04D
29/42 20060101AFI20250403BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】組み立てを容易にし、組み立て不良を防止できる多段ポンプを提供すること。
【解決手段】多段ポンプ1は、主軸12と、主軸12に設けられる複数のインペラ42、62と、インペラ42、62を収容するとともに、互いに積層される複数のケーシング41、61、34と、複数のケーシング41、61、34に設けられた凸部52c、72c、82cと、複数のケーシング41、61、34に設けられ、凸部52c、72c、82cと軸回りで係合する凹部52d、72d、82dと、を備え、複数のケーシング41、61、34のうち、いずれかの隣り合うケーシング41、61、34に設けられる凸部52c、72c、82c及び凹部52d、72d、82dは、周方向の幅、軸方向の長さ、径方向の幅、外形状、周方向の位置及び数の少なくとも1つが異なる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
主軸と、
前記主軸に設けられる複数のインペラと、
前記インペラを収容するとともに、互いに積層される複数のケーシングと、
前記複数のケーシングに設けられた凸部と、
前記複数のケーシングに設けられ、隣り合う前記ケーシングの前記凸部と軸回りで係合する凹部と、
を備え、
前記複数のケーシングのうち、いずれかの隣り合う前記ケーシングに設けられる前記凸部及び前記凹部は、周方向の幅、軸方向の長さ、径方向の幅、外形状、周方向の位置及び数の少なくとも1つが異なる、多段ポンプ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数のケーシングは、異なる形状に形成され、
前記凸部及び前記凹部は、前記異なる形状の前記複数のケーシング毎に、それぞれ異なる形状又は数に形成される、請求項1に記載の多段ポンプ。
【請求項3】
前記複数のケーシングは、
積層することで周囲に上方から下方へ向かって流れる第1ケーシング流路を構成する複数の第1ポンプケーシングと、
前記複数の第1ポンプケーシングの上方に配置され、積層することで周囲に前記第1ポンプケーシングの二次側から上方に向かって流れる第2ケーシング流路を構成する、前記第1ポンプケーシングと異なる形状の複数の第2ポンプケーシングと、
最上段の前記第1ポンプケーシング及び前記第2ケーシング流路を連続する上昇流路、並びに、最下段の前記第2ポンプケーシング及び前記第1ケーシング流路を連続する下降流路を構成する、前記第1ポンプケーシング及び前記第2ポンプケーシングと異なる形状の中央ケーシングと、を有する請求項2に記載の多段ポンプ。
【請求項4】
前記第1ポンプケーシングは、第1内筒部、前記第1内筒部を覆う第1外筒部、並びに、前記第1内筒部及び前記第1外筒部を一体に連結する複数の第1リブを有し、前記第1内筒部の外周面の一部、前記第1外筒部の内周面の一部、及び、隣り合う二つの前記第1リブの周方向で対向する面により形成される開口により前記第1ケーシング流路を構成し、
前記第2ポンプケーシングは、第2内筒部、前記第2内筒部を覆う第2外筒部、並びに、前記第2内筒部及び前記第2外筒部を一体に連結する複数の第2リブを有し、前記第2内筒部の外周面の一部、前記第2外筒部の内周面の一部、及び、隣り合う二つの前記第2リブの周方向で対向する面により形成される開口により前記第2ケーシング流路を構成する、請求項3に記載の多段ポンプ。
【請求項5】
前記中央ケーシングは、
軸方向で中心を区画する板部を有する第3内筒部と、
前記第3内筒部を覆う第3外筒部と、
前記第3内筒部及び前記第3外筒部を一体に連続する複数の第3リブと、
前記板部及び複数の前記第3リブで区画され、上方側及び下方側の一方が開口し、他方が閉塞することで前記上昇流路、及び、前記下降流路を構成する複数の開口部と、
を備える請求項4に記載の多段ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のインペラ及びケーシングを有する多段ポンプに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
超高層ビルやタワーマンション等の給水等を行う給水装置として、多段ポンプを用いる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。多段ポンプは、複数段のポンプ部を有する。ポンプ部は、インペラ及びポンプケーシングにより形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-74359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した多段ポンプは、複数段のポンプ部を有するが、これら複数のポンプ部のケーシングに異形状や類似形状が含まれると、組み立ての順序や方向の間違いが生じ、設計意図と異なる組み立てとなり、組み立て不良となる恐れがある。このため、組み立て不良を防止すべく、組み立て性の向上が可能な多段ポンプが求められている。
【0005】
そこで、本発明は、組み立てを容易にし、組み立て不良を防止できる多段ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の一態様として、多段ポンプは、主軸と、前記主軸に設けられる複数のインペラと、前記インペラを収容するとともに、互いに積層される複数のケーシングと、前記複数のケーシングに設けられた凸部と、前記複数のケーシングに設けられ、隣り合う前記ケーシングの前記凸部と軸回りで係合する凹部と、を備え、前記複数のケーシングのうち、いずれかの隣り合う前記ケーシングに設けられる前記凸部及び前記凹部は、周方向の幅、軸方向の長さ、径方向の幅、外形状、周方向の位置及び数の少なくとも1つが異なる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、組み立てを容易にし、組み立て不良を防止できる多段ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る多段ポンプの構成を一部断面で示す概略図。
同多段ポンプに用いられる第1ポンプケーシング及び第2ポンプケーシングの構成を示す斜視図。
同多段ポンプに用いられる第1ポンプケーシング及び第2ポンプケーシングの流体の流れ方向で一次側の構成を示す平面図。
同多段ポンプに用いられる第1ポンプケーシング及び第2ポンプケーシングの流体の流れ方向で二次側の構成を示す平面図。
同第1ポンプケーシング及び第2ポンプケーシングの構成を一部断面で示す斜視図。
同多段ポンプに用いられる第1インペラ及び第2インペラの構成を示す断面図。
同多段ポンプに用いられる中央ケーシングの構成を示す斜視図。
同中央ケーシングの構成を一部断面で示す斜視図。
同多段ポンプの各ケーシングに用いられる凸部及び凹部の関係の一例を示す説明図。
同多段ポンプの各ケーシングに用いられる凸部及び凹部の関係の一例を示す説明図。
他の実施形態に係る多段ポンプの構成を一部断面で示す側面図。
同多段ポンプのポンプケーシングの構成を一部断面で示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1の実施形態に係る多段ポンプ1の構成を、図1乃至図12を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係る多段ポンプ1の構成を一部側面視で示す断面図である。図2は、多段ポンプ1に用いられる第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の構成を示す斜視図、図3及び図4は、多段ポンプ1に用いられる第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の流体の流れ方向で一次側及び二次側の構成をそれぞれ示す平面図である。図5は、第1ポンプケーシング41及び第2ポンプケーシング61の構成を一部断面で示す斜視図である。図6は、多段ポンプ1に用いられる第1インペラ42及び第2インペラ62の構成を示す断面図である。図7は、多段ポンプ1に用いられる中央ケーシング34の構成を示す斜視図、図8は、中央ケーシング34の構成を一部断面で示す斜視図である。図9及び図10は、各ケーシング41、34、61に設けられた凸部52c、72c、82c及び凹部52d、72d、82dの関係の一例をそれぞれ示す説明図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社電業社機械製作所
ポンプ
5日前
リンナイ株式会社
羽根車
4日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
4日前
ダイキン工業株式会社
冷凍装置
4日前
株式会社川本製作所
多段ポンプ
4日前
いすゞ自動車株式会社
流体作動機械
7日前
株式会社日立製作所
スクリュー圧縮機
4日前
テラル株式会社
ベルトガード、及び、ベルト駆動式送風機
7日前
株式会社日立産機システム
圧縮機制御システムおよび圧縮機制御方法
4日前
ダイキン工業株式会社
送風装置及び空調ユニット
4日前
日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
圧縮機
5日前
愛三工業株式会社
多段式の電動ウォータポンプ
6日前
アイリスオーヤマ株式会社
送風機
4日前
株式会社日立産機システム
ピストン、その製造方法及びそのピストンを備える圧縮機
4日前
プファイファー・ヴァキューム・テクノロジー・アクチエンゲゼルシャフト
ポンプユニット
4日前
他の特許を見る