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公開番号2025035251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142172
出願日2023-09-01
発明の名称物流システム
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65G 67/24 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡単かつ短時間で車両を荷取り停車位置に位置決めすることができ、車両に対して荷物を自動で取り出し及び積み込むことを含めたシステム全体の効率化を図れる。
【解決手段】物流倉庫2は、荷物Mを保管する荷物保管スペース21と、荷取り停車位置Tを有する荷取り停車スペース20とを備え、荷取り停車位置調整装置1は、荷取り停車スペース20の床躯体22の床面22aより低い位置に形成され、トラック3を後退方向に案内してトラック3の後輪を荷取り停車位置Tに位置決めする後輪位置決め部10と、床躯体22に設けられ、後輪位置決め部10に後輪を位置決めさせたトラック3の前輪を載置し、左右方向Yに移動可能な前輪位置決め部50とを備え、無人荷取り搬送装置1は、荷物保管スペース21と、荷取り停車スペース20の荷取り停車位置Tに位置決めされたトラック3の荷台31と、の間で荷物Mを自動で搬送する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の荷台に対して無人荷取り搬送装置によって荷物を自動で取り出し及び積み込むことが可能な荷取り停車位置に位置決めするための車両の荷取り停車位置調整装置を荷物保管施設に備えた物流システムであって、
前記荷物保管施設は、前記荷物を保管する荷物保管スペースと、前記荷取り停車位置を有する荷取り停車スペースと、を備え、
前記荷取り停車位置調整装置は、
前記荷取り停車スペースの躯体の床面より低い位置に形成され、前記車両を後退方向に案内して前記車両の後輪を前記荷取り停車位置に位置決めする後輪位置決め部と、
前記躯体に設けられ、前記後輪位置決め部に前記後輪を位置決めさせた前記車両の前輪を載置し、前記車両の進行方向に直交する左右方向に移動可能な前輪位置決め部と、
を備え、
前記無人荷取り搬送装置は、前記荷物保管スペースと、前記荷取り停車スペースの前記荷取り停車位置に位置決めされた前記車両の荷台と、の間で前記荷物を自動で搬送する、物流システム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記無人荷取り搬送装置は、前記車両の荷台の左右両側から荷物を自動で取り出し及び積み込み可能である、請求項1に記載の物流システム。
【請求項3】
前記無人荷取り搬送装置は、前記荷物保管スペース内で移動する第1搬送装置と、前記荷取り停車スペース内で移動する第2搬送装置と、を備え、
前記第1搬送装置と前記第2搬送装置との間で前記荷物が受け渡しされる、請求項1に記載の物流システム。
【請求項4】
前記車両が前記荷取り停車位置に位置決めされたことを検出する停車位置検出部を有し、
前記停車位置検出部で検出情報を検出したときに、前記無人荷取り搬送装置で前記車両の荷台に対して荷物を自動で取り出し及び積み込み作業が開始される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の物流システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物流システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物流倉庫等の荷物保管施設では、夜間等の倉庫の営業時間外では荷取り作業ができなく、その時間帯に到着したトラックは営業開始時間まで待機していた。このような状況は、トラック運転手の長時間労働となり非効率であった。そこで、近年では、トラックの荷台から荷物を取り出したり、積み込みしたりすることを無人フォークリフト等の無人荷取り搬送装置を使用して無人で自動的に行うことで、作業の効率化を図ることが行われている。このように無人化をするためには、トラックを所望の荷取り停車位置に位置決めする必要がある。
【0003】
トラックの位置決め方法としては、荷取り停車位置に停車されるトラックを建物側に設けられたセンサやカメラで検出した画像等の位置情報を取得し、例えばトラックの運転手が検出した画像を見ながらトラックの位置を微調整する方法が採用されている。あるいは、トラックの位置、姿勢を検出し、その検出データを無人荷取り搬送装置が受信することで、無人荷取り搬送装置側でトラックの位置を認識して移動する方法も知られている。
【0004】
車両の停車位置をセンサ等を使用して検出し、車両の位置を制御する装置としては、例えば特許文献1に示されている。
特許文献1には、入庫バースに設けた第1前後輪用コンベアに車両の前後輪が乗ったときに、前後輪用コンベアと入庫リフトに設けた第2前後輪用コンベアとを駆動して、車両を入庫バースから入庫リフトへ横行させる装置であって、横行距離測定器から制御装置へ距離検出信号を送り、車両が入庫リフトの中央に達したときに、制御装置から各コンベアの駆動モータへ停止信号を送り、これら各コンベアを停止させて、車両を入庫リフトの中央に位置させる構成について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平7-10289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に示すような従来の車両の位置調整方法では、車両の位置を複数のセンサやカメラを建物側に設置して位置情報を取得する必要がある。そのため、センサやカメラの設置作業やメンテナンスに多大な時間や手間を要し、さらにこれらセンサやカメラ等の部品、検出した位置情報の制御システム等にかかるコストが大きくなり、物流システム全体のコストが増大するという問題があった。
【0007】
また、センサやカメラによって車両の位置情報を取得しても、その位置情報を使用してトラックの運転手が所望の停車位置となるよう停車位置を調整する必要がある。そのため、運転手の運転技量によって停車位置の調整時間が異なり、場合によっては位置情報の取得と停車位置の調整とを繰り返し行う必要もあることから、短時間で簡単に、かつ運転手の技量に左右されずに停車位置に調整できないという問題があった。そのため、車両に対して荷物を自動で取り出し及び積み込むことを含めた物流システム全体の効率化が求められており、その点で改善の余地があった。
【0008】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、簡単かつ短時間で車両を荷取り停車位置に位置決めすることができ、しかも車両に対して荷物を自動で取り出し及び積み込むことを含めたシステム全体の効率化を図ることができる物流システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る物流システムは、車両の荷台に対して無人荷取り搬送装置によって荷物を自動で取り出し及び積み込むことが可能な荷取り停車位置に位置決めするための車両の荷取り停車位置調整装置を荷物保管施設に備えた物流システムであって、前記荷物保管施設は、前記荷物を保管する荷物保管スペースと、前記荷取り停車位置を有する荷取り停車スペースと、を備え、前記荷取り停車位置調整装置は、前記荷取り停車スペースの躯体の床面より低い位置に形成され、前記車両を後退方向に案内して前記車両の後輪を前記荷取り停車位置に位置決めする後輪位置決め部と、前記躯体に設けられ、前記後輪位置決め部に前記後輪を位置決めさせた前記車両の前輪を載置し、前記車両の進行方向に直交する左右方向に移動可能な前輪位置決め部と、を備え、前記無人荷取り搬送装置は、前記荷物保管スペースと、前記荷取り停車スペースの前記荷取り停車位置に位置決めされた前記車両の荷台と、の間で前記荷物を自動で搬送することを特徴としている。
【0010】
本発明に係る物流システムでは、車両の荷台に取り出し及び積み込む際に、車両を後退させて後輪を躯体の床面より低い位置に形成された後輪位置決め部に案内させることで、後輪を前後方向と左右方向に位置決めできる。後輪位置決め部において、前輪が載置された部分を左右方向に移動させることが可能となるので、前輪の左右方向の位置を調整できる。これにより、簡単な構成の荷取り停車位置調整装置によって、車両の後輪と前輪の左右方向の位置を一致させた状態で荷取り停車位置に車両を位置決めすることを容易にかつ短時間で行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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