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公開番号2025035155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142016
出願日2023-09-01
発明の名称ロクロ用器具、調整ユニット、絵付けシステム、および位置調整方法
出願人個人
代理人弁理士法人湘洋特許事務所
主分類B28B 1/02 20060101AFI20250306BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】 工作物のロクロに対する位置をより正確に調整できるロクロ用器具、調整ユニット、絵付けシステムおよび位置調整方法を提供する。
【解決手段】 工作物のロクロに対する位置を調整するためのロクロ用器具であって、ロクロと別体の調整ユニットと、工作物を前記調整ユニットからロクロへ移載するための保持体と、を含み、前記調整ユニットは、同期して直線移動可能な一組の移動体を備える、ロクロ用器具。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
工作物のロクロに対する位置を調整するためのロクロ用器具であって、
ロクロと別体の調整ユニットと、
工作物を前記調整ユニットからロクロへ移載するための保持体と、を含み、
前記調整ユニットは、同期して直線移動可能な一組の移動体を備える
ことを特徴とする、ロクロ用器具。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記調整ユニットは、
蓋体に一組の前記移動体の移動を規制するスリット状の規制部を有する
ことを特徴とする、請求項1に記載のロクロ用器具。
【請求項3】
前記調整ユニットは、
一組の、前記移動体である第1移動体と、
同期して直線移動可能な一組の、前記第1移動体とは別の、第2移動体と、を備え、
前記第1移動体は第1方向において直線移動可能であり、前記第2移動体は前記第1方向と異なる第2方向において直線移動可能である
ことを特徴とする、請求項1に記載のロクロ用器具。
【請求項4】
前記第2移動体は、前記第1移動体とは、独立して移動可能である
ことを特徴とする、請求項3に記載のロクロ用器具。
【請求項5】
一組の前記第1移動体を含む第1ユニットの上方に、一組の前記第2移動体を含む第2ユニットが配置される
ことを特徴とする、請求項4に記載のロクロ用器具。
【請求項6】
前記第2ユニットは、
底板に一組の前記第1移動体の移動を規制する一組のスリット状の規制部を有し、
蓋体に一組の前記第2移動体の移動を規制する一組のスリット状の規制部を有する
ことを特徴とする、請求項5に記載のロクロ用器具。
【請求項7】
前記調整ユニットに対する前記保持体の位置を決めるための先行位置決め部を有する
ことを特徴とする、請求項1または3に記載のロクロ用器具。
【請求項8】
前記保持体は、前記規制部と対応するスリット状の避け部を有する
ことを特徴とする、請求項2または6に記載のロクロ用器具。
【請求項9】
ロクロに取り付けられる受け体を備える
ことを特徴とする、請求項1または3に記載のロクロ用器具。
【請求項10】
前記受け体に対する前記保持体の位置を決めるための後続位置決め部を有する
ことを特徴とする、請求項9に記載のロクロ用器具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロクロ(ろくろ)用器具、調整ユニット、絵付けシステムおよび位置調整方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ロクロまたはロクロ台(以下「ロクロ」と総称する)と呼ばれる回転台は、例えば陶磁器の成形等の工作物(作品)の制作に用いられる。工作物は、ロクロを回しながら制作される。
【0003】
ロクロの使用にあたっては、よりスムーズに作業を行うために、共に用いる器具が提案され、例えば、亀板と呼ばれるものやこれをロクロに固定する器具が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-340810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ロクロは、陶磁器などに対して筆による絵付けを行う作品作りに用いられることもある。この場合、器はロクロの所定位置に載せる必要があり、例えばロクロの中心に乗せる必要がある。
【0006】
この位置調整(位置合わせ)は、現在、目視で行われている。具体的には、例えば、図20に示すように、まず、目検討で器(工作物W)を手ロクロ(ロクロV)の中心に乗せる。次に、器を乗せた手ロクロを回転させ、回っている器の縁に触れないギリギリの位置に筆(U)の柄をかざす。そして、器の縁と筆の柄の隙間が一定の幅になるように、器の位置を微調整する。
【0007】
この位置調整は、同心円の絵付けを行う場合は一番重要で、例えば、円形の器との同心円は、器の中心と手ロクロの中心を合わせられないと、描けない。この作業は、慣れないと10分以上も要する。
【0008】
また、絵付けは、一度では終わらず、例えば800~1250℃で焼成して絵具を焼き付けてから二度目の絵付けを行う、更に焼成して三度目の絵付けを行うなど、複数回繰り返して、作品の制作を進めていくことが少なくない。手ロクロに対する器の位置調整は、その都度必要となる。
【0009】
例えば、一度焼き付けた円との同心円を描き足す場合には、改めて手ロクロと器の中心を合わせる必要がある。この場合、厳密には、手ロクロの中心と焼き付けた円の中心を合わせなければならないが、これが非常に困難な作業となる。ほとんどの場合、「おおよそ中心が合っている」という程度で妥協することになる。
【0010】
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためのものであり、工作物のロクロに対する位置をより正確に調整できるロクロ用器具、調整ユニット、絵付けシステムおよび位置調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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