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公開番号2025035100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141907
出願日2023-09-01
発明の名称商品販売データ処理装置、プログラム、及び商品販売データ処理システム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07G 1/00 20060101AFI20250306BHJP(チェック装置)
要約【課題】視覚障害者が買い物をする際の商品の選別及び登録を支援することが可能な商品販売データ処理装置、プログラム、及び商品販売データ処理システムを提供すること。
【解決手段】実施形態に係る商品販売データ処理装置は、音声入力手段と、買い物リスト生成手段と、商品画像取得手段と、登録手段とを備える。音声入力手段は、音声入力を受け付ける。買い物リスト生成手段は、音声入力に基づいて買い物リストを生成する。商品画像取得手段は、店舗内の商品が撮影された商品画像を歩行補助用杖から取得する。登録手段は、商品画像に対応する商品情報が買い物リストに含まれている場合、当該商品情報に対応する商品を決済対象として登録する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
携帯端末として構成される商品販売データ処理装置であって、
音声入力を受け付ける音声入力手段と、
前記音声入力に基づいて買い物リストを生成する買い物リスト生成手段と、
店舗内の商品が撮影された商品画像を歩行補助用杖から取得する商品画像取得手段と、
前記商品画像に対応する商品情報が前記買い物リストに含まれている場合、当該商品情報に対応する商品を決済対象として登録する登録手段と、
を備える商品販売データ処理装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記商品画像に対応する前記商品情報が前記買い物リストに含まれていない場合、ユーザに通知する通知手段をさらに備える、
請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項３】
前記店舗内の商品が載置された商品棚の位置を示すマップ情報を取得するマップ取得手段と、
前記買い物リストと、前記マップ情報とに基づいて、前記買い物リストに含まれる商品情報に対応する商品が載置された商品棚の前を通る買い物経路を生成する経路生成手段と、をさらに備え、
前記音声入力手段は、音声による商品情報の追加又は削除を受け付け、
前記買い物リスト生成手段は、前記音声入力手段により追加又は削除された前記商品情報を前記買い物リストに追加又は削除し、
前記経路生成手段は、前記買い物リストに商品情報が追加された場合、追加された前記商品情報に対応する商品が載置された商品棚の前を通るように、前記買い物経路を変更する、或いは、前記買い物リストから商品情報が削除された場合、削除された前記商品情報に対応する商品が載置された商品棚の前を通らないように、前記買い物経路を変更する、
請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項４】
ユーザによる前記歩行補助用杖の操作から決済方法の選択を受け付ける選択受付手段をさらに備える、
請求項１に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項５】
前記店舗内で前記決済対象として登録された商品の決済が行われずにユーザが退店した場合、前記決済対象として登録された商品を既定の方法により決済する決済手段をさらに備える、
請求項１から４のいずれか１項に記載の商品販売データ処理装置。
【請求項６】
コンピュータに、
音声入力を受け付ける音声入力ステップと、
前記音声入力に基づいて買い物リストを生成する買い物リスト生成ステップと、
店舗内の商品が撮影された商品画像を歩行補助用杖から取得する商品画像取得ステップと、
前記商品画像に対応する商品情報が前記買い物リストに含まれている場合、当該商品情報に対応する商品を決済対象として登録する登録ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項７】
携帯端末として構成される商品販売データ処理装置と、
歩行補助用杖と、を含み、
前記商品販売データ処理装置は、
音声入力を受け付ける音声入力手段と、
前記音声入力に基づいて買い物リストを生成する買い物リスト生成手段と、
店舗内の商品が撮影された商品画像を前記歩行補助用杖から取得する画像取得手段と、
前記商品画像に対応する商品情報が前記買い物リストに含まれている場合、当該商品情報に対応する商品を決済対象として登録する登録手段と、を備え、
前記歩行補助用杖は、
前記買い物リストに含まれる商品情報に対応する商品が載置された棚にユーザを案内する案内手段と、
前記店舗内の商品を撮影可能な撮影手段と、
撮影した前記商品画像を前記商品販売データ処理装置に送信する画像送信手段と、を備える、
商品販売データ処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、商品販売データ処理装置、プログラム、及び商品販売データ処理システムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、スーパーマーケット等の店舗では、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末によって商品の購入等のＰＯＳ（Point Of Sale）処理を実現する技術が知られている。このような技術にあっては、顧客は、自身が購入する商品を店頭で選別し、当該商品を携帯端末に自ら登録して決済を行うことができる。
【０００３】
ところで、顧客が視覚障害者である場合、店舗内で所望の商品を自ら選別し、携帯端末を用いて当該商品を登録することが困難な場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、視覚障害者が買い物をする際の商品の選別及び登録を支援することが可能な商品販売データ処理装置、プログラム、及び商品販売データ処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
実施形態に係る商品販売データ処理装置は、音声入力手段と、買い物リスト生成手段と、商品画像取得手段と、登録手段とを備える。音声入力手段は、音声入力を受け付ける。買い物リスト生成手段は、音声入力に基づいて買い物リストを生成する。商品画像取得手段は、店舗内の商品が撮影された商品画像を歩行補助用杖から取得する。登録手段は、商品画像に対応する商品情報が買い物リストに含まれている場合、当該商品情報に対応する商品を決済対象として登録する。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
図１は、実施形態に係る商品販売データ処理システムの概略構成の一例を示す図である。
図２は、実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図３は、実施形態に係る携帯端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。
図４は、実施形態に係るスマート白杖のハードウェア構成の一例を示す図である。
図５は、実施形態に係るスマート白杖のソフトウェア構成の一例を示す図である。
図６は、実施形態に係る店舗サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
図７は、実施形態に係る商品画像データベースの構成の一例を示す図である。
図８は、実施形態に係る商品情報データベースの構成の一例を示す図である。
図９は、実施形態に係る店舗サーバのソフトウェア構成の一例を示す図である。
図１０－１は、実施形態に係る商品販売データ処理システムで実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図１０－２は、図１０―１のシーケンス図の続きである。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
（実施形態）
図１は、本実施形態に係る商品販売データ処理システム１の概略構成の一例を示す図である。本実施形態の商品販売データ処理システム１は、携帯端末２、スマート白杖３、店舗サーバ４、及び無線アクセスポイント５を含む。なお、商品販売データ処理システム１の構成はこれに限定されるものではなく、少なくとも携帯端末２及びスマート白杖３を含むものであればよい。
【０００８】
商品販売データ処理システム１は、例えば、スーパーマーケット又はコンビニエンスストア等の店舗において利用される。本実施形態においては、ユーザは視覚障害者であるが、視覚障害者を介助する介助者（健常者）がユーザであってもよい。ユーザは携帯端末２及びスマート白杖３を携帯して店舗に入店するものとする。また、視覚障害者は、携帯端末２を操作することが困難であるため、携帯端末２をカバン又は服のポケット等に格納した状態で店舗に入店してもよい。商品販売データ処理システム１は、このようなユーザが店舗で買い物をする際の補助をする。なお、視覚障害者を介助する介助者がユーザである場合は、携帯端末２を介助者が携帯し、スマート白杖３を視覚障害者が携帯してもよい。本実施形態でユーザという場合は視覚障害者または介助者のいずれか１人を指してもよいし、視覚障害者と介助者の両方を指してもよい。
【０００９】
店舗サーバ４は、例えば、スーパーマーケット又はコンビニエンスストア等の店舗に設けられたサーバ装置である。なお、店舗サーバ４は必ずしも物理的に店舗内に設置されなくともよく、例えばクラウドサーバに設けられてもよい。
【００１０】
店舗サーバ４と無線アクセスポイント５とは、ネットワークＮａによって接続する。
（【００１１】以降は省略されています）

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