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公開番号
2025034829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141475
出願日
2023-08-31
発明の名称
空気入りタイヤ
出願人
TOYO TIRE株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60C
5/04 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約
【課題】高荷重型の乗用車であってもプライカットの発生を抑制できる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド30はベルト31を含み、カーカスプライ50は、トレッド30から一対のサイドウォール20を経て一対のビード10のタイヤ軸方向内側に延在するプライ本体部50Aと、プライ本体部50Aからビードコア11に巻回されることによりタイヤ径方向外側に折り返して延びる巻き上げ部50Bと、を含み、巻き上げ部50Bは、ベルト31のタイヤ軸方向外側の端におけるタイヤ径方向内側に重なる重畳部50cを有し、タイヤ軸方向半断面において、タイヤ規格TRAでの最大荷重の130%荷重時における、トレッド30の接地半幅130Wに対する、重畳部50cのタイヤ軸方向内側の先端50bからトレッド30の接地端38bとの間のタイヤ軸方向距離Lの比率:L/130Wが、5%以上20%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ビードコア及び当該ビードコアからタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーを含む一対のビードと、
一対の前記ビードのそれぞれからタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォールと、
一対の前記サイドウォールの間に配置されるトレッドと、
一対の前記ビードの間に架け渡されてタイヤ内部に埋設されるカーカスプライと、を備える空気入りタイヤであって、
前記トレッドはベルトを含み、
前記カーカスプライは、前記トレッドから一対の前記サイドウォールを経て一対の前記ビードのタイヤ軸方向内側に延在するプライ本体部と、当該プライ本体部から前記ビードコアに巻回されることによりタイヤ径方向外側に折り返して延びる巻き上げ部と、を含み、
前記巻き上げ部は、前記ベルトのタイヤ軸方向外側の端におけるタイヤ径方向内側に重なる重畳部を有し、
タイヤ軸方向半断面において、タイヤ規格TRAでの最大荷重の130%荷重時における、前記トレッドの接地半幅130Wに対する、前記重畳部のタイヤ軸方向内側の先端から前記トレッドの接地端との間のタイヤ軸方向距離Lの比率:L/130Wが、5%以上20%以下である、空気入りタイヤ。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
前記比率:L/130Wが、10%以上15%以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
乗用車用である、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに係り、特に耐プライカット性に優れた乗用車用として好適な空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両用の空気入りタイヤは、左右のビード間にわたり、カーカスプライと呼ばれるタイヤの骨格となる部材が内部に埋設されている。このカーカスプライは、タイヤ軸方向での両端部が、ビードを構成するビードコア及びビードフィラーに対してタイヤ軸方向内側から外側に巻回され、これによりビードのタイヤ軸方向外側でタイヤ径方向外側に延びる巻き上げ部を有する形態が知られている(特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、走行中にタイヤがポットホールと呼ばれる凹所に落ち込んで強い衝撃を受けた場合、サイドウォールの特にバットレスと呼ばれるトレッドに近い部分が大きく歪んで拡張する。ここで、その際の歪みによる張力が大きいと、バットレス付近のカーカスプライに大きな引張応力が負荷され、カーカスプライ内のコードが切断する、いわゆるプライカットが生じるおそれがある。このプライカットはタイヤのバーストを招く可能性があるため、発生の抑制が求められるものであり、特に、車重が大きな高荷重型の車両は比較的プライカットが発生する可能性が高い。
【0005】
そこで本発明は、高荷重型の乗用車であってもプライカットの発生を抑制できる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の空気入りタイヤは、ビードコア及び当該ビードコアからタイヤ径方向外側に延びるビードフィラーを含む一対のビードと、一対の前記ビードのそれぞれからタイヤ径方向外側に延びる一対のサイドウォールと、一対の前記サイドウォールの間に配置されるトレッドと、一対の前記ビードの間に架け渡されてタイヤ内部に埋設されるカーカスプライと、を備える空気入りタイヤであって、前記トレッドはベルトを含み、前記カーカスプライは、前記トレッドから一対の前記サイドウォールを経て一対の前記ビードのタイヤ軸方向内側に延在するプライ本体部と、当該プライ本体部から前記ビードコアに巻回されることによりタイヤ径方向外側に折り返して延びる巻き上げ部と、を含み、前記巻き上げ部は、前記ベルトのタイヤ軸方向外側の端におけるタイヤ径方向内側に重なる重畳部を有し、タイヤ軸方向半断面において、タイヤ規格TRAでの最大荷重の130%荷重時における、前記トレッドの接地半幅130Wに対する、前記重畳部のタイヤ軸方向内側の先端から前記トレッドの接地端との間のタイヤ軸方向距離Lの比率:L/130Wが、5%以上20%以下である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高荷重型の乗用車であってもプライカットの発生を抑制できる空気入りタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る空気入りタイヤのタイヤ軸方向半断面図である。
タイヤがポットホールに落ち込んで衝撃を受ける状態を簡易的に示す図であって、タイヤ及びポットホールの側面図である。
実施例のタイヤがポットホールに落ち込んだ状態をシミュレーションにより示す図であって、歪みに伴う張力分布を示すコンター図(等高線図)である。
比較例のタイヤがポットホールに落ち込んだ状態をシミュレーションにより示す図であって、歪みに伴う張力分布を示すコンター図(等高線図)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る車両用の空気入りタイヤであるタイヤ1の内部構造を示す図であって、タイヤ軸方向の半断面を示している。このタイヤ1は、乗用車用のタイヤとして好適であり、その中でもEV等の比較的高荷重型の乗用車用のタイヤとしてより好適である。
【0010】
図1の断面図は、タイヤ1を図示しない正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷状態のタイヤ軸方向断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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