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公開番号
2025034240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140513
出願日
2023-08-30
発明の名称
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G03G
5/05 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体を提供すること。
【解決手段】電子写真感光体は、導電性基体と電荷発生層と電荷輸送層と無機保護層とを備え、電荷輸送層が1層又は2層以上であり且つ少なくとも1層がフィラーを含有し、1層又は2層以上の電荷輸送層のうちの最外の電荷輸送層に無機保護層が接して配置され、最外の電荷輸送層が沸点80℃以下の溶剤を含有し、最外の電荷輸送層に占める沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%以上0.3質量%以下であり、最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性基体と電荷発生層と電荷輸送層と無機保護層とを備え、
前記電荷輸送層が1層又は2層以上であり且つ少なくとも1層がフィラーを含有し、
1層又は2層以上の前記電荷輸送層のうちの最外の電荷輸送層に前記無機保護層が接して配置され、
前記最外の電荷輸送層が沸点80℃以下の溶剤を含有し、
前記最外の電荷輸送層に占める前記沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%以上0.3質量%以下であり、
前記最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm以下である、
電子写真感光体。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記最外の電荷輸送層が沸点60℃以上70℃以下の溶剤を含有し、
前記最外の電荷輸送層に占める前記沸点60℃以上70℃以下の溶剤の割合が0.1質量%以上0.3質量%以下である、
請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項3】
前記フィラーがシリカ粒子を含む、請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項4】
前記最外の電荷輸送層がフィラーを含有し、
前記最外の電荷輸送層を厚さ比20:80で外周面側と内周面側とに分けたとき、前記外周面側のフィラー体積割合Voと前記内周面側のフィラー体積割合Viとが5≦(Vo-Vi)≦50を満足する、
請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項5】
前記外周面側のフィラー体積割合Voと前記内周面側のフィラー体積割合Viとが10≦(Vo-Vi)≦30を満足する、請求項4に記載の電子写真感光体。
【請求項6】
前記電荷輸送層が1層であり、前記1層の電荷輸送層に占める前記フィラーの割合が60体積%以上70体積%以下である、請求項4に記載の電子写真感光体。
【請求項7】
前記電荷輸送層が2層以上であり、
前記最外の電荷輸送層がフィラーを含有しない又は含有し、
前記最外の電荷輸送層に占める前記フィラーの割合が0体積%以上30体積%以下である、
請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項8】
前記最外の電荷輸送層の層厚が0.8μm超5μm以下である、請求項7に記載の電子写真感光体。
【請求項9】
前記電荷輸送層が2層であり、前記2層の電荷輸送層に占める前記フィラーの割合が30体積%以上50体積%以下である、請求項7に記載の電子写真感光体。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれか1項に記載の電子写真感光体を備え、
画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、導電性基体と、導電性基体上に設けられ、電荷輸送材料、結着樹脂及びシリカ粒子を含む電荷輸送層と、電荷輸送層上に設けられた無機保護層と、電荷輸送層と無機保護層とに挟まれる、無機保護層の電荷輸送層側の表面の割れを抑制する割れ抑制層と、を備える電子写真感光体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-159181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、最外の電荷輸送層に占める沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%未満又は0.3質量%超である電子写真感光体、または、最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための具体的手段には、下記の態様が含まれる。
<1>
導電性基体と電荷発生層と電荷輸送層と無機保護層とを備え、
前記電荷輸送層が1層又は2層以上であり且つ少なくとも1層がフィラーを含有し、
1層又は2層以上の前記電荷輸送層のうちの最外の電荷輸送層に前記無機保護層が接して配置され、
前記最外の電荷輸送層が沸点80℃以下の溶剤を含有し、
前記最外の電荷輸送層に占める前記沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%以上0.3質量%以下であり、
前記最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm以下である、
電子写真感光体。
<2>
前記最外の電荷輸送層が沸点60℃以上70℃以下の溶剤を含有し、
前記最外の電荷輸送層に占める前記沸点60℃以上70℃以下の溶剤の割合が0.1質量%以上0.3質量%以下である、
<1>に記載の電子写真感光体。
<3>
前記フィラーがシリカ粒子を含む、<1>又は<2>に記載の電子写真感光体。
<4>
前記最外の電荷輸送層がフィラーを含有し、
前記最外の電荷輸送層を厚さ比20:80で外周面側と内周面側とに分けたとき、前記外周面側のフィラー体積割合Voと前記内周面側のフィラー体積割合Viとが5≦(Vo-Vi)≦50を満足する、
<1>~<3>のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
<5>
前記外周面側のフィラー体積割合Voと前記内周面側のフィラー体積割合Viとが10≦(Vo-Vi)≦30を満足する、<4>に記載の電子写真感光体。
<6>
前記電荷輸送層が1層であり、前記1層の電荷輸送層に占める前記フィラーの割合が60体積%以上70体積%以下である、<4>又は<5>に記載の電子写真感光体。
<7>
前記電荷輸送層が2層以上であり、
前記最外の電荷輸送層がフィラーを含有しない又は含有し、
前記最外の電荷輸送層に占める前記フィラーの割合が0体積%以上30体積%以下である、
<1>~<3>のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
<8>
前記最外の電荷輸送層の層厚が0.8μm超5μm以下である、<7>に記載の電子写真感光体。
<9>
前記電荷輸送層が2層であり、前記2層の電荷輸送層に占める前記フィラーの割合が30体積%以上50体積%以下である、<7>又は<8>に記載の電子写真感光体。
<10>
<1>~<9>のいずれか1つに記載の電子写真感光体を備え、
画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。
<11>
<1>~<9>のいずれか1つに記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電装置と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写装置と、
を備える画像形成装置。
【発明の効果】
【0006】
<1>又は<3>によれば、最外の電荷輸送層に占める沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%未満又は0.3質量%超である電子写真感光体、または、最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<2>によれば、最外の電荷輸送層に占める沸点60℃以上70℃以下の溶剤の割合が0.1質量%未満又は0.3質量%超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<4>によれば、(Vo-Vi)が5未満又は50超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<5>によれば、(Vo-Vi)が10未満又は30超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<6>によれば、電荷輸送層の全体に占めるフィラーの割合が60体積%未満又は70体積%超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<7>によれば、最外の電荷輸送層に占めるフィラーの割合が30体積%超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<8>によれば、最外の電荷輸送層の層厚が0.8μm以下又は5μm超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<9>によれば、電荷輸送層全体に占めるフィラーの割合が30体積%未満又は50体積%超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体が提供される。
<10>によれば、最外の電荷輸送層に占める沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%未満又は0.3質量%超である電子写真感光体、または、最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体を備えるプロセスカートリッジが提供される。
<11>によれば、最外の電荷輸送層に占める沸点80℃以下の溶剤の割合が0.1質量%未満又は0.3質量%超である電子写真感光体、または、最外の電荷輸送層の外周面の算術平均粗さRa(JIS B0601:2013)が0.013μm超である電子写真感光体に比べて、電気特性に優れ且つ点状の画像欠陥が発生しにくい電子写真感光体を備える画像形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る電子写真感光体の層構成の一例を示す部分断面図である。
本実施形態に係る電子写真感光体の層構成の他の一例を示す部分断面図である。
本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
本実施形態に係る画像形成装置の他の一例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示の実施形態について説明する。これらの説明及び実施例は実施形態を例示するものであり、実施形態の範囲を制限するものではない。
【0009】
本開示において「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
本開示中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本開示中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
【0010】
本開示において「工程」との語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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