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公開番号2025034058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140205
出願日2023-08-30
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、および、コンピュータプログラム
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類G16H 50/00 20180101AFI20250306BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】トリプタン製剤の処方が有効な特定片頭痛患者であるか否かを、容易に、かつ、高精度で予測する。
【解決手段】頭痛患者からトリプタン製剤の処方が有効な片頭痛患者である特定片頭痛患者であるか否かを予測する情報処理装置は、モデル取得部と、対象患者情報取得部と、予測実行部とを備える。モデル取得部は、複数の問診項目についての回答を入力とし、患者が特定片頭痛患者であるか否かの判定結果を出力とする機械学習モデルである薬効判定モデルを取得する。対象患者情報取得部は、対象患者を対象とした複数の問診項目についての回答を取得する。予測実行部は、対象患者を対象とした回答と薬効判定モデルとを用いて、対象患者が特定片頭痛患者であるか否かを予測し、予測結果を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
頭痛患者からトリプタン製剤の処方が有効な片頭痛患者である特定片頭痛患者であるか否かを予測する情報処理装置であって、
複数の問診項目についての回答を入力とし、患者が前記特定片頭痛患者であるか否かの判定結果を出力とする機械学習モデルである薬効判定モデルを取得するモデル取得部と、
対象患者を対象とした前記複数の問診項目についての回答を取得する対象患者情報取得部と、
前記対象患者を対象とした回答と前記薬効判定モデルとを用いて、前記対象患者が前記特定片頭痛患者であるか否かを予測し、予測結果を出力する予測実行部と、
を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記複数の問診項目は、痛みの増悪寛解因子に関する項目を含む、情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記複数の問診項目は、発症時期に関する項目と、既往歴および/または家族歴に関する項目と、痛み自体に関する項目と、の少なくとも1つを含む、情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置であって、
前記薬効判定モデルにおいて、前記複数の問診項目のうち、前記痛みの増悪寛解因子に関する項目の重み係数は、他の項目の重み係数より大きい、情報処理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
前記モデル取得部は、前記複数の問診項目を含む問診票の画像を入力とし、前記複数の問診項目についての回答を出力とする機械学習モデルである読み取りモデルを取得し、
前記対象患者情報取得部は、前記対象患者の前記問診票の画像と、前記読み取りモデルとを用いて、前記対象患者を対象とした前記複数の問診項目についての回答を取得する、情報処理装置。
【請求項6】
頭痛患者からトリプタン製剤の処方が有効な片頭痛患者である特定片頭痛患者であるか否かを予測する情報処理方法であって、
複数の問診項目についての回答を入力とし、患者が前記特定片頭痛患者であるか否かの判定結果を出力とする機械学習モデルである薬効判定モデルを取得する工程と、
対象患者を対象とした前記複数の問診項目についての回答を取得する工程と、
前記対象患者を対象とした回答と前記薬効判定モデルとを用いて、前記対象患者が前記特定片頭痛患者であるか否かを予測し、予測結果を出力する工程と、
を備える、情報処理方法。
【請求項7】
頭痛患者からトリプタン製剤の処方が有効な片頭痛患者である特定片頭痛患者であるか否かを予測するためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、
複数の問診項目についての回答を入力とし、患者が前記特定片頭痛患者であるか否かの判定結果を出力とする機械学習モデルである薬効判定モデルを取得する処理と、
対象患者を対象とした前記複数の問診項目についての回答を取得する処理と、
前記対象患者を対象とした回答と前記薬効判定モデルとを用いて、前記対象患者が前記特定片頭痛患者であるか否かを予測し、予測結果を出力する処理と、
を実行させる、コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、トリプタン製剤の処方が有効な片頭痛患者であるか否かを予測するための情報処理に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
片頭痛は、頭部の片側あるいは両側に生じる拍動性の頭痛である。日本において、片頭痛の有病率は8%と比較的高い(例えば、非特許文献1参照)。片頭痛に効果のある薬剤として、トリプタン製剤が知られている。
【0003】
片頭痛の診断基準として、国際頭痛基準がある。各医療機関では、頭痛患者に対する問診を行い、該基準等を参照して片頭痛の診断を行っている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
古和久典、外1名、「片頭痛の経過・自然歴」、臨床神経学、日本神経学会、2011年、51巻、11号、p.1147-1149
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した国際頭痛基準は、明確に定量化できる基準ではない上に、逐次変更され得るものである。また、医療機関による問診は、各施設において独自のやり方で行われていることが多い。さらに、トリプタン製剤が効かない片頭痛も存在する。そのため、頭痛患者が片頭痛患者であり、かつ、トリプタン製剤の処方が有効であるか否かの判定を精度良く行うことが困難である、という課題がある。
【0006】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0008】
(1)本明細書に開示される情報処理装置は、頭痛患者からトリプタン製剤の処方が有効な片頭痛患者である特定片頭痛患者であるか否かを予測する装置であって、モデル取得部と、対象患者情報取得部と、予測実行部とを備える。モデル取得部は、複数の問診項目についての回答を入力とし、患者が特定片頭痛患者であるか否かの判定結果を出力とする機械学習モデルである薬効判定モデルを取得する。対象患者情報取得部は、対象患者を対象とした複数の問診項目についての回答を取得する。予測実行部は、対象患者を対象とした回答と薬効判定モデルとを用いて、対象患者が特定片頭痛患者であるか否かを予測し、予測結果を出力する。
【0009】
本情報処理装置によれば、対象患者を対象とした複数の問診項目についての回答に基づき、対象患者が特定片頭痛患者であるか否かを予測することができる。従って、本情報処理装置によれば、トリプタン製剤の処方が有効な特定片頭痛患者であるか否かを、容易に、かつ、高精度で予測することができる。
【0010】
(2)上記情報処理装置において、前記複数の問診項目は、痛みの増悪寛解因子に関する項目を含む構成としてもよい。本構成によれば、トリプタン製剤の処方が有効な特定片頭痛患者であるか否かを、さらに高精度で予測することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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