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公開番号
2025034006
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140113
出願日
2023-08-30
発明の名称
排泄情報処理装置、プログラム及びシステム
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
主分類
G16H
50/30 20180101AFI20250306BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】ユーザの排便に関する情報の取扱性を向上可能な排泄情報処理装置、プログラム及びシステムを提供する。
【解決手段】排泄情報処理装置(14)は、ユーザの排便に関する排便情報を含む排便データD1を取得する第1取得部90と、ユーザの排便に関わる薬の投薬情報を含む投薬データD2を取得する第2取得部94と、排便データD1と投薬データD2とを対応付けるデータ処理を行うデータ処理部96と、を備える。第2取得部94は、外部装置(16)との通信によって投薬データD2を取得する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザの排便に関する排便情報を含む排便データを取得する第1取得部と、
前記ユーザの排便に関わる薬の投薬情報を含む投薬データを取得する第2取得部と、
前記第1取得部により取得された前記排便データと、前記第2取得部により取得された前記投薬データとを対応付けるデータ処理を行うデータ処理部と、
を備え、
前記第2取得部は、外部装置との通信によって前記投薬データを取得することを特徴とする排泄情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記外部装置に対して前記投薬データの送信を要求する送信要求部をさらに備え、
前記第2取得部は、前記送信要求部による要求を受け付けた前記外部装置から前記投薬データを取得することを特徴とする請求項1に記載の排泄情報処理装置。
【請求項3】
前記送信要求部は、手動による所定の操作を受け付けた場合、又は予め定められたタイミングが到来した場合、前記投薬データの送信を要求することを特徴とする請求項2に記載の排泄情報処理装置。
【請求項4】
前記排便データ及び前記投薬データはそれぞれ、前記ユーザの識別情報を含み、
前記第2取得部は、前記識別情報の照合により前記ユーザの一致性が確認されたことを契機として、前記外部装置から前記投薬データを取得することを特徴とする請求項1に記載の排泄情報処理装置。
【請求項5】
前記データ処理は、前記投薬データの名寄せ処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の排泄情報処理装置。
【請求項6】
前記排便情報は、前記ユーザが排泄した大便の画像を示す画像データに対して、判定処理を施して得られる判定結果を含むことを特徴とする請求項1に記載の排泄情報処理装置。
【請求項7】
ユーザの排便に関する排便情報を含む排便データを取得する第1取得ステップと、
前記ユーザの排便に関わる薬の投薬情報を含む投薬データを取得する第2取得ステップと、
前記第1取得部により取得された前記排便データと、前記第2取得部により取得された前記投薬データとを対応付けるデータ処理を行う処理ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記第2取得ステップでは、前記コンピュータとは異なる外部装置との通信によって前記投薬データを取得することを特徴とする排泄情報処理プログラム。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の排泄情報処理装置と、
前記排泄情報処理装置と通信可能に構成され、前記投薬情報を前記ユーザと対応付けて記憶する外部装置と、
を備えることを特徴とする排泄情報処理システム。
【請求項9】
ユーザの排便に関する排便情報を含む排便データを取得する第1取得部と、
前記ユーザの排便に関わる薬の投薬情報を含む投薬データを取得する第2取得部と、
前記第1取得部により取得された前記排便データと、前記第2取得部により取得された前記投薬データとを対応付けるデータ処理を行うデータ処理部と、
を備え、
前記第1取得部は、外部装置との通信によって前記排便データを取得することを特徴とする排泄情報処理装置。
【請求項10】
ユーザの排便に関する排便情報を含む排便データを取得する第1取得ステップと、
前記ユーザの排便に関わる薬の投薬情報を含む投薬データを取得する第2取得ステップと、
前記第1取得部により取得された前記排便データと、前記第2取得部により取得された前記投薬データとを対応付けるデータ処理を行う処理ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記第1取得ステップでは、前記コンピュータとは異なる外部装置との通信によって前記排便データを取得することを特徴とする排泄情報処理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排泄情報処理装置、プログラム及びシステムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近時、トイレ装置に設けられた画像センサを用いて便鉢内を撮影し、得られた画像データに対して解析処理を施すことにより排泄物を分析する排泄情報処理システムが開発されている。例えば、ユーザを含む観察者が必要に応じて排便履歴を閲覧できるように、排便履歴を含む画面を端末装置に表示させるというシステム運用が想定される。
【0003】
特許文献1には、排泄物の性状又は量をユーザ毎に表示させるとともに、性状又は量が所定のアラート条件を充足する場合にその旨を示すアラート情報を報知させる判定システムが開示されている。また、同文献には、集約サーバの操作者が、入力操作を介して、排泄に関連する情報(つまり、投薬情報)を入力することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-051449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されるシステムでは、操作者は、投薬情報を入力するために集約サーバを直接操作する必要があり、物理的・地理的な制約が生じてしまう。また、例えば、ユーザが高齢者施設に入居している場合、高齢者施設内で電子的に管理されている投薬情報を有効活用したいというニーズもある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザの排便に関する情報の取扱性を向上可能な排泄情報処理装置、プログラム及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第1態様に係る排泄情報処理装置は、ユーザの排便に関する排便情報を含む排便データを取得する第1取得部と、前記ユーザの排便に関わる薬の投薬情報を含む投薬データを取得する第2取得部と、前記第1取得部により取得された前記排便データと、前記第2取得部により取得された前記投薬データとを対応付けるデータ処理を行うデータ処理部と、を備え、前記第2取得部は、外部装置との通信によって前記投薬データを取得する。
【0008】
このように構成することで、排泄情報処理装置とは異なる外部装置に投薬データが管理されている場合であっても、通信による投薬データの取得を通じて、排便情報と投薬情報とを対応付けて一元的に管理可能となり、ユーザの排便に関する情報の取扱性を高めることができる。
【0009】
本発明の第2態様に係る排泄情報処理装置は、前記外部装置に対して前記投薬データの送信を要求する送信要求部をさらに備え、前記第2取得部は、前記送信要求部による要求を受け付けた前記外部装置から前記投薬データを取得してもよい。これにより、投薬データを適時に取得することができる。
【0010】
本発明の第3態様に係る排泄情報処理装置では、前記送信要求部は、手動による所定の操作を受け付けた場合、又は予め定められたタイミングが到来した場合、前記投薬データの送信を要求してもよい。これにより、手動又は自動により要求されたタイミングで投薬データを取得することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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