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公開番号2025033950
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140023
出願日2023-08-30
発明の名称車両用駆動装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人,個人
主分類B60K 11/06 20060101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約【課題】回転電機及びパワーモジュールをケースにより収容する構成において、ケースへの冷却ホースの配策を必要とすることなく、パワーモジュールを冷却する。
【解決手段】 回転電機と、パワー半導体素子を有し、回転電機に供給する電力を変換するパワーモジュールと、回転電機及びパワーモジュールを収容するケースとを含み、ケースは、パワーモジュールの下側に通風孔を有し、通風孔は、車両前後方向で前方に開口する導入口を有し、かつ、導入口よりも後側に、後方又は側方に開口する排出口を有する、車両用駆動装置が開示される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機と、
パワー半導体素子を有し、前記回転電機に供給する電力を変換するパワーモジュールと、
前記回転電機及びパワーモジュールを収容するケースとを含み、
前記ケースは、前記パワーモジュールの下側に通風孔を有し、
前記通風孔は、車両前後方向で前方に開口する導入口を有し、かつ、前記導入口よりも後側に、後方又は側方に開口する排出口を有する、車両用駆動装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ケースは、前記パワーモジュールを収容する収容室と前記通風孔との間に隔壁部を有する、請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項3】
前記パワーモジュールと電源との間に電気的に接続される平滑コンデンサと、
前記回転電機と前記パワーモジュールとを電気的に接続する配線部と、を更に含み、
前記ケースは、前記パワーモジュールとともに、前記平滑コンデンサ及び前記配線部を共通の収容室内に更に収容し、
前記通風孔は、前記パワーモジュール、前記平滑コンデンサ、及び前記配線部のうちの、前記パワーモジュール及び前記配線部のみの下側を通る、請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項4】
前記回転電機は、第1軸上に配置され、
前記第1軸に対して平行な第2軸上に配置され、車輪に駆動連結される差動伝達装置と、
前記第1軸上に配置され、前記差動伝達装置と前記回転電機との間に駆動連結される動力伝達装置とを更に含み、
前記ケースは、前記差動伝達装置及び前記動力伝達装置を更に収容し、
前記通風孔は、上下方向に視て、前記回転電機、前記差動伝達装置、及び前記動力伝達装置のうちの、前記差動伝達装置及び前記動力伝達装置のみに重なり、かつ、軸方向に視て、前記回転電機に重なる、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の車両用駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機及びパワーモジュールをケースによりそれぞれ別の収容室内に収容し、パワーモジュールの下方に冷却水路を形成することで、パワーモジュールを冷却する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際特許公開第2016/051535号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような従来技術では、車両搭載位置に依存して、車両用駆動装置のユニットまで冷却ホースを配策するのが困難な場合がある。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、回転電機及びパワーモジュールをケースにより収容する構成において、ケースへの冷却ホースの配策を必要とすることなく、パワーモジュールを冷却可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、回転電機と、
パワー半導体素子を有し、前記回転電機に供給する電力を変換するパワーモジュールと、
前記回転電機及びパワーモジュールを収容するケースとを含み、
前記ケースは、前記パワーモジュールの下側に通風孔を有し、
前記通風孔は、車両前後方向で前方に開口する導入口を有し、かつ、前記導入口よりも後側に、後方又は側方に開口する排出口を有する、車両用駆動装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、回転電機及びパワーモジュールをケースにより収容する構成において、ケースへの冷却ホースの配策を必要とすることなく、パワーモジュールを冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両における車両用駆動装置の搭載状態を示した上面視の概略図である。
車両用駆動装置を示すスケルトン図である。
本実施例による車両用駆動装置を概略的に示す上面図である。
本実施例の通風孔の配置の説明図であり、図3に示した図においてインバータ収容室内の構成要素の図示を省略した上面図である。
本実施例の通風孔を通る車両用駆動装置の要部断面図であり、通風孔を通る断面に沿った断面図である。
本実施例の通風孔の配置の変形例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
【0010】
本明細書では、「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力(トルクと同義)を伝達可能に連結された状態を指し、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、或いは当該2つの回転要素が1つ又は2つ以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む。このような伝動部材としては、回転を同速で又は変速して伝達する各種の部材(例えば、軸、歯車機構、ベルト、チェーン等)が含まれる。なお、伝動部材として、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置(例えば、摩擦係合装置、噛み合い式係合装置等)が含まれていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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