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公開番号
2025033780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139745
出願日
2023-08-30
発明の名称
センタリング機構および搬送装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F16H
19/04 20060101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】アクチュエータ及び制御装置を用いないで、搬送物との相互作用により受動的にセンタリングを行うこと。
【解決手段】センタリング機構1は、一方および他方に移動可能に設けられる第一出力部3および第二出力部4と、第一出力部3および第二出力部4を相互に一方または他方に移動させるように付勢する付勢部5と、第一出力部3および第二出力部4の移動を連動させる連動手段6と、第一出力部3または第二出力部4のいずれかの移動が過大な場合に当該移動を摩擦によって規制する規制手段7と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一方および他方に移動可能に設けられる第一出力部および第二出力部と、
前記第一出力部および前記第二出力部を相互に一方または他方に移動させるように付勢する付勢部と、
前記第一出力部および前記第二出力部の移動を連動させる連動手段と、
前記第一出力部または前記第二出力部のいずれかの移動が過大な場合に当該移動を摩擦によって規制する規制手段と、
を含む、センタリング機構。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記連動手段は、前記第一出力部に設けられた第一ラック歯と、前記第二出力部に設けられて前記第一ラック歯に対向し平行に設けられた第二ラック歯と、前記第一ラック歯および前記第二ラック歯に噛み合うピニオン歯車と、を含み、
前記規制手段は、前記ピニオン歯車を前記第一ラック歯および前記第二ラック歯のスライド移動に伴って回転可能かつスライド移動可能にする支軸部と、前記ピニオン歯車がスライド移動して前記支軸部に接触する場合に前記ピニオン歯車に摩擦力を付与する制動部と、を含む、
請求項1に記載のセンタリング機構。
【請求項3】
前記ピニオン歯車、前記支軸部、および前記制動部のユニットを、複数ユニット備える、請求項2に記載のセンタリング機構。
【請求項4】
前記連動手段は、前記第一出力部に一端が接続された第一ワイヤおよび前記第一ワイヤを案内する第一滑車と、前記第二出力部に一端が接続された第二ワイヤおよび前記第二ワイヤを案内する第二滑車と、前記第一ワイヤおよび前記第二ワイヤの他端が接続された連結部材と、前記連結部材をスライド移動可能に支持する棒状の支持部と、を含み、
前記規制手段は、前記支持部に接触した場合に前記連結部材の移動に摩擦力を付与する制動部、を含む、
請求項1に記載のセンタリング機構。
【請求項5】
前記第一滑車および前記第二滑車を複数備える、請求項4に記載のセンタリング機構。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1つに記載のセンタリング機構と、
搬送物を搬送する搬送路と、
前記センタリング機構の前記第一出力部と前記第二出力部に取り付けられ、前記搬送路の両側において前記搬送物に当接可能に設けられる案内部材と、
を含む、搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センタリング機構および搬送装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、センタゲージが示されている。このセンタゲージは、台座から相反する方向へ突没可能なように、台座に一対のアームを設け、これらのアームの基端側を台座内において同期機構を介し連動させて、両アームの先端側を台座から引き出し、アームの先端側に起立させて設けた起立片間に紙を挟んで紙のセンタの割り出しを行う。
【0003】
例えば、特許文献2には、差動制限装置が示されている。この差動制限装置は、左右車輪が同じ速度で回転して車輪負荷が同じときは、ヘリカルギアは回転せず、速度差が生じると、ヘリカルギアが回転してスラスト力が生まれる。また、この差動制限装置は、スラスト力が生まれると、ヘリカルギア自身がそれによってデフケースに押し付けられてヘリカルギアの回転が抑制される。これによって、差動制限装置は、片輪が浮くなどして車輪負荷の差が極端になって左右車輪に速度差が大きくなると、スラスト力も大きくなってヘリカルギアが回転できなくなり、デフのトルク分配機能が失われるデフロックとなるため、車輪の空転を防ぐ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-009234号公報
特開2000-291778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、物流や生産工程の搬送ラインでは、搬送物を所定位置にて搬送するためにセンタリング機構が望まれる。センタリング機構は、搬送物のサイズが一定であれば、そのサイズより少しだけ広い幅を持ったガイドを設け、搬送ラインの搬送力で搬送物をガイドに押し当てて受動的にセンタリングできる。一方、センタリング機構は、より精度良くセンタリングしたい場合や、搬送物サイズが一定でない場合、アクチュエータで開閉機構を駆動することが一般的である。
【0006】
しかし、開閉機構とアクチュエータを用いるセンタリング機構は、アクチュエータを制御する制御装置が必要であり、また、アクチュエータが故障すると搬送ラインを停止しなければならない問題がある。また、アクチュエータを用いるとコスト増や制御と配線の複雑化などのデメリットがある。そこでアクチュエータ及び制御装置を用いないで、搬送物との相互作用により受動的にセンタリングを行えるセンタリング機構が望まれる。
【0007】
また、開閉機構を構成するように2つの出力を持つセンタリング機構において、センタリングのために各出力が均等になるように受動的に負荷を変化させることが望まれる。
【0008】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、アクチュエータ及び制御装置を用いないで、搬送物との相互作用により受動的にセンタリングを行うことができるセンタリング機構および搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のセンタリング機構は、一方および他方に移動可能に設けられる第一出力部および第二出力部と、前記第一出力部および前記第二出力部を相互に一方または他方に移動させるように付勢する付勢部と、前記第一出力部および前記第二出力部の移動を連動させる連動手段と、前記第一出力部または前記第二出力部のいずれかの移動が過大な場合に当該移動を摩擦によって規制する規制手段と、を含む。
【0010】
上記センタリング機構の望ましい態様として、前記連動手段は、前記第一出力部に設けられた第一ラック歯と、前記第二出力部に設けられて前記第一ラック歯に対向し平行に設けられた第二ラック歯と、前記第一ラック歯および前記第二ラック歯に噛み合うピニオン歯車と、を含み、前記規制手段は、前記ピニオン歯車を前記第一ラック歯および前記第二ラック歯のスライド移動に伴って回転可能かつスライド移動可能にする支軸部と、前記ピニオン歯車がスライド移動して前記支軸部に接触する場合に前記ピニオン歯車に摩擦力を付与する制動部と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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