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公開番号2025064116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173613
出願日2023-10-05
発明の名称ハブユニット軸受
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人貴和特許事務所
主分類F16C 19/18 20060101AFI20250410BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】外輪に熱処理を施す際に、過度に加熱される部分が生じることを防止できる、ハブユニット軸受を提供する。
【解決手段】外輪2は、3列の外輪軌道6a、6b、6cのうちの中間列の外輪軌道6bの小径側の端部に隣接する部分の内周面に、中間小径肩部7を有し、最外列の外輪軌道6aと最内列の外輪軌道6cとのうち、軸方向に関して中間列の外輪軌道6bの小径側に位置する一方側列の外輪軌道6aの、中間列の外輪軌道6bに近い側の端部に隣接する部分の内周面に、一方側小径肩部8を有し、かつ、中間小径肩部7と一方側小径肩部8とを接続する、軸方向を向いた外輪段差面9を有する。3つの保持器5a、5b、5cのうち、一方側列の外輪軌道6aに転がり接触する転動体4aを保持する保持器5aの軸方向端面と、外輪段差面9とが軸方向に対向している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内周面に3列の外輪軌道を有する外輪と、
外周面に3列の内輪軌道を有するハブと、
前記3列の外輪軌道と前記3列の内輪軌道との間に、それぞれの列ごとに複数個ずつ配置された転動体と、
前記転動体をそれぞれの列ごとに転動自在に保持する3つの保持器と、
を備え、
前記外輪は、前記3列の外輪軌道のうちの中間列の外輪軌道の小径側の端部に隣接する部分の内周面に、中間小径肩部を有し、最外列の外輪軌道と最内列の外輪軌道とのうち、軸方向に関して前記中間列の外輪軌道の小径側に位置する一方側列の外輪軌道の、前記中間列の外輪軌道に近い側の端部に隣接する部分の内周面に、一方側小径肩部を有し、かつ、前記中間小径肩部と前記一方側小径肩部とを接続する、軸方向を向いた外輪段差面を有しており、
前記3つの保持器のうち、前記一方側列の外輪軌道に転がり接触する前記転動体を保持する保持器の軸方向端面と、前記外輪段差面とが軸方向に対向している、
ハブユニット軸受。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記一方側小径肩部が、円筒面により構成されている、請求項1に記載のハブユニット軸受。
【請求項3】
前記一方側小径肩部が、軸方向に関して前記一方側列の外輪軌道に近づくほど内径が大きくなる方向に傾斜した傾斜面により構成されている、請求項1に記載のハブユニット軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車の車輪および制動用回転体を懸架装置に対して回転自在に支持するためのハブユニット軸受に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の車輪は、ハブユニット軸受により、懸架装置に対して回転自在に支持される。ハブユニット軸受は、内周面に複数列の外輪軌道を有する外輪と、外周面に複数列の内輪軌道を有するハブと、複数列の外輪軌道と複数列の内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを備える。外輪は、懸架装置に支持固定される。ハブには、車輪のホイールおよび制動用回転体が結合固定される。
【0003】
なお、ハブユニット軸受に関して、軸方向外側は、車両に組み付けた状態で車両の幅方向外側であり、軸方向内側は、車両に組み付けた状態で車両の幅方向中央側である。
【0004】
転動体として玉を用いるハブユニット軸受において、転動体の列数を3列とすることが、特表2009-525446号公報に記載されるなどにより、従来から知られている。
【0005】
特表2009-525446号公報に記載の従来のハブユニット軸受では、軸方向に関して最も外側に位置する列である最外列の転動体と、軸方向に関して最も内側に位置する列である最内列の転動体とに、互いに背面組み合わせ型となる接触角が付与され、かつ、中間列の転動体に、最内列の転動体との関係で背面組み合わせ型となる接触角が付与されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2009-525446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特表2009-525446号公報に記載の従来のハブユニット軸受では、外輪の内周面は、中間列の外輪軌道と最内列の外輪軌道との間に最小径部を有し、かつ、軸方向両側の端部から該最小径部に向かうにしたがって内径が段階的に小さくなっている。
【0008】
従来のハブユニット軸受において、軸方向寸法を短く抑えるべく、中間列の外輪軌道と最内列の外輪軌道との軸方向距離を短くしようとすると、前記最小径部が、鋭角に尖った断面形状を有する稜部により構成されることがある。
【0009】
外輪の内周面に、鋭角に尖った断面形状を有する稜部が存在すると、外輪に熱処理を施す際に、稜部が過度に加熱され、オーステナイトの結晶粒径が粗大化して靭性が低下することにより寿命が低下したり、著しい場合には、稜部が融解して損傷したりする可能性がある。
【0010】
本開示は、外輪に熱処理を施す際に、過度に加熱される部分が生じることを防止できる、ハブユニット軸受を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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