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公開番号2025088886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203686
出願日2023-12-01
発明の名称ゴムシール装置及びゴムシール装置を用いた転動装置
出願人日本精工株式会社
代理人個人
主分類F16J 15/3204 20160101AFI20250605BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】植物油を原料として製造された植物由来のバイオマスカーボンを充填剤(補強剤)としたゴム組成物を用いてなる環境にやさしいゴムシール装置及びこのゴムシール装置を用いた転動装置を提供する。
【解決手段】少なくとも、ゴム組成物からなる弾性部材13と、前記弾性部材13の強度を補強する補強部材11と、が一体成形されてなるゴムシール装置9であって、前記弾性部材13が、バイオマスカーボンブラックを充填剤として含有するゴム組成物からなることを特徴とするゴムシール装置とする。また、当該ゴムシール装置9が配設されていることを特徴とする転動装置とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、ゴム組成物からなる弾性部材と、前記弾性部材の強度を補強する補強部材と、が一体成形されてなるゴムシール装置であって、
前記弾性部材が、バイオマスカーボンブラックを充填剤として含有するゴム組成物からなることを特徴とするゴムシール装置。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載のゴムシール装置が配設されていることを特徴とする転動装置。
【請求項3】
転がり軸受であることを特徴とする請求項2に記載の転動装置。
【請求項4】
リニアガイド装置であることを特徴とする請求項2に記載の転動装置。
【請求項5】
ボールねじであることを特徴とする請求項2に記載の転動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転動装置を形成するゴムシール装置のゴム材料の改良に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
転がり軸受,リニアガイド装置,ボールねじ等の転動装置には、グリースや潤滑剤の漏洩並びに外部からの異物の侵入を防止するために、オイルシール等のゴムシール装置が装着されている。このようなゴムシール装置は、通常、ゴム組成物製のシール部材と金属製の補強部材とが接着剤等により一体に接合されて構成されている。従来、ゴム組成物としては、カーボンブラックが充填剤(補強剤)として一般的に用いられてきた(特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、このカーボンブラックは、芳香族成分を豊富に含む石炭系・石油系重質油を原料したものであり、環境に考慮したものではなかった。
例えば、石炭系・石油系重質油を原料としたカーボンブラックからなるシール装置の廃棄処理において様々な環境問題が生じている。
すなわち、石炭系・石油系重質油を原料としたカーボンブラックからなるシール装置を焼却処理等した際には二酸化炭素が大気中に放出され、地球温暖化を促進させてしまうという問題がある。また、硫黄酸化物や窒素酸化物が発生し、これによる大気汚染が人体に悪影響を及ぼす虞もある。
さらに、石炭系・石油系重質油は、有限である枯渇系資源であるが、世界的に見ても枯渇系資源に依存しているものであるため、枯渇系資源に依存しないように世界的な取り組みもなされている。SDGs(Sustainable Development Goals)の採択もその一つであり、枯渇系資源(化石燃料)からの脱却が目標とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-153216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は従来技術の有するこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、植物油を原料として製造された植物由来のバイオマスカーボンを充填剤(補強剤)としたゴム組成物を用いてなる環境にやさしいゴムシール装置及びこのゴムシール装置を用いた転動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、第1の本発明は、少なくとも、ゴム組成物からなる弾性部材と、前記弾性部材の強度を補強する補強部材と、が一体成形されてなるゴムシール装置であって、前記弾性部材が、バイオマスカーボンブラックを充填剤として含有するゴム組成物からなることを特徴とするゴムシール装置としたことである。
【0007】
第2の本発明は、第1の本発明のゴムシール装置が配設されている転動装置としたことである。
【0008】
第3の本発明は、第2の本発明の転動装置を転がり軸受としたことである。
【0009】
第4の本発明は、第2の本発明の転動装置をリニアガイド装置としたことである。
【0010】
第5の本発明は、第2の本発明の転動装置をボールねじとしたことである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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