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公開番号
2025033175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138713
出願日
2023-08-29
発明の名称
評価システム、評価方法および評価プログラム
出願人
ゼブラ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
7/62 20170101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約
【課題】運筆動作の巧緻性を適切に評価すること。
【解決手段】評価システムは、被験者が筆記具を使用して少なくとも一つの対象領域を塗りつぶす作業の結果を示す画像データを取得する取得部と、画像データに基づいて、結果に関する少なくとも一つのパラメータのそれぞれについて、少なくとも一つの統計値を少なくとも一つの作業内統計値として算出する算出部であって、該少なくとも一つのパラメータが、対象領域のうち筆記具により塗りつぶされた部分の濃さを含む、該算出部と、少なくとも一つのパラメータについての少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについて、該作業内統計値が、該作業内統計値に対応する所定の基準を満たすか否かを判定する判定部と、各作業内統計値についての判定の結果に基づいて、被験者の運筆動作の巧緻性を評価する評価部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被験者が筆記具を使用して少なくとも一つの対象領域を塗りつぶす作業の結果を示す画像データを取得する取得部と、
前記画像データに基づいて、前記結果に関する少なくとも一つのパラメータのそれぞれについて、少なくとも一つの統計値を少なくとも一つの作業内統計値として算出する算出部であって、該少なくとも一つのパラメータが、前記対象領域のうち前記筆記具により塗りつぶされた部分の濃さを含む、該算出部と、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについて、該作業内統計値が、該作業内統計値に対応する所定の基準を満たすか否かを判定する判定部と、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについての前記判定の結果に基づいて、前記被験者の運筆動作の巧緻性を評価する評価部と、
を備える評価システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つの対象領域が複数の対象領域であり、
前記算出部が、
前記複数の対象領域のそれぞれについて、前記濃さの統計値を領域内統計値として算出し、
複数の前記領域内統計値に基づいて前記少なくとも一つの作業内統計値を算出する、
請求項1に記載の評価システム。
【請求項3】
前記算出部が、
前記複数の対象領域のそれぞれについて、前記領域内統計値として、前記濃さの代表値である領域内代表値を算出し、
前記少なくとも一つの作業内統計値として、複数の前記領域内代表値の代表値である作業内代表値と、該複数の領域内代表値のばらつきとを算出し、
前記判定部が、前記濃さについて、前記作業内代表値および前記ばらつきが前記所定の基準を満たすか否かを判定し、
前記評価部が、前記濃さの前記作業内代表値および前記ばらつきのそれぞれについての前記判定の結果に基づいて、前記巧緻性を評価する、
請求項2に記載の評価システム。
【請求項4】
前記評価部が、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値の全てが前記所定の基準を満たす場合に、前記巧緻性として第1評価値を設定し、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値の少なくとも一部が前記所定の基準を満たさない場合に、前記巧緻性が前記第1評価値よりも低いことを示す第2評価値を設定する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の評価システム。
【請求項5】
前記少なくとも一つのパラメータが、前記対象領域のうち塗り残し部分の面積を更に含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の評価システム。
【請求項6】
前記少なくとも一つのパラメータが、前記対象領域の外に位置する周辺領域において前記筆記具により塗りつぶされた部分の面積を更に含む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の評価システム。
【請求項7】
プロセッサを備える評価システムにより実行される評価方法であって、
被験者が筆記具を使用して少なくとも一つの対象領域を塗りつぶす作業の結果を示す画像データを取得する取得ステップと、
前記画像データに基づいて、前記結果に関する少なくとも一つのパラメータのそれぞれについて、少なくとも一つの統計値を少なくとも一つの作業内統計値として算出する算出ステップであって、該少なくとも一つのパラメータが、前記対象領域のうち前記筆記具により塗りつぶされた部分の濃さを含む、該算出ステップと、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについて、該作業内統計値が、該作業内統計値に対応する所定の基準を満たすか否かを判定する判定ステップと、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについての前記判定の結果に基づいて、前記被験者の運筆動作の巧緻性を評価する評価ステップと、
を含む評価方法。
【請求項8】
被験者が筆記具を使用して少なくとも一つの対象領域を塗りつぶす作業の結果を示す画像データを取得する取得ステップと、
前記画像データに基づいて、前記結果に関する少なくとも一つのパラメータのそれぞれについて、少なくとも一つの統計値を少なくとも一つの作業内統計値として算出する算出ステップであって、該少なくとも一つのパラメータが、前記対象領域のうち前記筆記具により塗りつぶされた部分の濃さを含む、該算出ステップと、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについて、該作業内統計値が、該作業内統計値に対応する所定の基準を満たすか否かを判定する判定ステップと、
前記少なくとも一つのパラメータについての前記少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについての前記判定の結果に基づいて、前記被験者の運筆動作の巧緻性を評価する評価ステップと、
をコンピュータに実行させる評価プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の一側面は評価システム、評価方法および評価プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
被験者による運筆動作を伴う作業の結果に基づいてその被験者を評価する手法が知られている。
【0003】
特許文献1には、模様色塗り分析部を含む診断装置において実現される模様色塗り分析方法が記載されている。模様色塗り分析方法では、模様色塗り作業による分析対象図の完成度と正確度とに基づいて、診断対象者の作業の集中度要因が判断される。完成度は、分析対象図の基本模様全体のピクセル数に対して基本模様内の塗られたピクセル数の比率であり得る。
【0004】
特許文献2には、被験者により着色される複数の着色領域で構成された絵柄を有する塗り絵シートを具備する認知度把握システムが記載されている。認知度把握システムでは、物事の認知度をチェックするための複数のチェック項目について評点が表示される。チェック項目の内容として、絵柄における塗り面積、絵柄の着色領域からのはみ出し状態などが挙げられている。
【0005】
非特許文献1には、幼児が直径3cmの円を水性ペンで塗る課題を行う経過をビデオカメラで撮影し、幼児の筆記具操作を解析した実験の概要が記載されている。実験では、描画結果である円の塗りあがり状態を塗り残し面積と塗りすぎの面積とから評価し、筆記具操作と描画結果との関係を検討している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5058064号公報
特許第4967009号公報
【非特許文献】
【0007】
尾崎康子、「知っておきたい気になる子供の手先の器用さのアセスメント:PWT描線テストの手引きと検査用紙」2018年,pp.51-64
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
運筆動作の巧緻性を適切に評価する手法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一側面に係る評価システムは、被験者が筆記具を使用して少なくとも一つの対象領域を塗りつぶす作業の結果を示す画像データを取得する取得部と、画像データに基づいて、結果に関する少なくとも一つのパラメータのそれぞれについて、少なくとも一つの統計値を少なくとも一つの作業内統計値として算出する算出部であって、該少なくとも一つのパラメータが、対象領域のうち筆記具により塗りつぶされた部分の濃さを含む、該算出部と、少なくとも一つのパラメータについての少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについて、該作業内統計値が、該作業内統計値に対応する所定の基準を満たすか否かを判定する判定部と、少なくとも一つのパラメータについての少なくとも一つの作業内統計値のそれぞれについての判定の結果に基づいて、被験者の運筆動作の巧緻性を評価する評価部と、を備える。
【0010】
このような側面においては、塗りつぶし作業の結果を示す画像データに基づいて、対象領域のうち筆記具により塗りつぶされた部分の濃さを少なくとも含むパラメータについての統計値が算出され、その統計値に基づいて被験者の運筆動作の巧緻性が評価される。筆記具により塗りつぶされた部分の濃さは、被験者の運筆動作に関する能力を反映しやすい。そのため、その濃さを用いることで、被験者の運筆動作の巧緻性を適切に評価することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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