TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025032732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138188
出願日
2023-08-28
発明の名称
半導体装置、高周波装置およびその製造方法
出願人
住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人
弁理士法人片山特許事務所
主分類
H01L
25/00 20060101AFI20250305BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】特性の調整が可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、導電性のベース11と、前記ベース上に搭載された第1チップおよび第2チップと、前記第1チップと前記第2チップとの間を電気的に接続し、高周波信号を伝送する第1ボンディングワイヤ32と、を備え、前記ベースは、厚さ方向に貫通し、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの少なくとも一部に導電体層を挟まずに重なる第1開口15を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性のベースと、
前記ベース上に搭載された第1チップおよび第2チップと、
前記第1チップと前記第2チップとの間を電気的に接続し、高周波信号を伝送する第1ボンディングワイヤと、
を備え、
前記ベースは、厚さ方向に貫通し、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの少なくとも一部に導電体層を挟まずに重なる第1開口を有する半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記ベースの外に設けられた第1端子と、
前記ベースの外に設けられた第2端子と、
前記第1端子と前記第1チップとを電気的に接続する第2ボンディングワイヤと、
前記第2端子と前記第2チップとを電気的に接続する第3ボンディングワイヤと、
を備える請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1チップは、前記第1端子または前記第2端子に入力した高周波信号を増幅し、増幅した前記高周波信号を前記第2端子または前記第1端子に出力するトランジスタを有する半導体チップである請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2チップは、誘電体基板と、前記誘電体基板上に設けられた電極と、を備え、前記電極と前記ベースとの間にキャパシタが形成され、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第3ボンディングワイヤは前記電極に接続する請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2チップ、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第3ボンディングワイヤは、前記第2端子から前記第3ボンディングワイヤを見たインピーダンスと前記第1ボンディングワイヤから前記半導体チップを見たインピーダンスとを整合させる整合回路を形成する請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ベース上に搭載された第3チップを含み、
前記半導体装置は、
前記ベースの外に設けられた第1端子と、
前記ベースの外に設けられた第2端子と、
前記第1端子と前記第1チップとを電気的に接続する第2ボンディングワイヤと、
前記第2チップと前記第3チップとを電気的に接続する第3ボンディングワイヤと、
前記第2端子と前記第3チップとを電気的に接続する第4ボンディングワイヤと、
を備え、
前記ベースは、厚さ方向に貫通し、前記ベースの厚さ方向から見て前記第3ボンディングワイヤの少なくとも一部に導電体層を挟まずに重なる第2開口を有する請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1チップは、前記第1端子または前記第2端子に入力した高周波信号を増幅し、増幅した前記高周波信号を前記第2端子または前記第1端子に出力するトランジスタを有する半導体チップであり、
前記第2チップは、第1誘電体基板と、前記第1誘電体基板上に設けられた第1電極と、を備え、前記第1電極と前記ベースとの間に第1キャパシタが形成され、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第3ボンディングワイヤは前記第1電極に接続し、
前記第3チップは、第2誘電体基板と、前記第2誘電体基板上に設けられた第2電極と、を備え、前記第2電極と前記ベースとの間に第2キャパシタが形成され、前記第3ボンディングワイヤおよび前記第4ボンディングワイヤは前記第2電極に接続する請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ベース上に設けられ、前記第1チップ、前記第2チップおよび前記第1ボンディングワイヤを封止する樹脂層を備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の半導体装置と、
絶縁基板と、前記絶縁基板上に設けられ、前記半導体装置を搭載し、前記絶縁基板の厚さ方向から見て前記第1開口の少なくとも一部と少なくとも一部が導電体層を挟まずに重なる第3開口を有する第1導電体層と、を備える実装基板と、
を備える高周波装置。
【請求項10】
前記絶縁基板における前記第1導電体層と反対の面に設けられ、前記絶縁基板の厚さ方向から見て前記第3開口に導電体層を挟まずに重なる第2導電体層を備える請求項9に記載の高周波装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置、高周波装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
導電性のベース上に半導体チップを含む複数のチップを実装し、複数のチップ同士を、ボンディングワイヤを用い電気的に接続することが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-113284号公報
特開2003-318329号公報
特開2012-104792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
チップ同士を電気的に接続するボンディングワイヤの高さおよび長さが異なることにより、特性が異なってしまうことがある。この場合、特性を調整することが難しい。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性の調整を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、導電性のベースと、前記ベース上に搭載された第1チップおよび第2チップと、前記第1チップと前記第2チップとの間を電気的に接続し、高周波信号を伝送する第1ボンディングワイヤと、を備え、前記ベースは、厚さ方向に貫通し、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの少なくとも一部に導電体層を挟まずに重なる第1開口を有する半導体装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、特性の調整を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1に係る半導体装置の平面図である。
図2は、図1のA-A断面図である。
図3は、実施例1に係る半導体装置における1個のセットの回路図である。
図4は、実施例1に係る高周波装置の平面図である。
図5は、図4のA-A断面図である。
図6は、比較例1に係る高周波装置の断面図である。
図7は、実施例1に係る高周波装置の例1を示す断面図である。
図8は、実施例1に係る高周波装置の例2を示す断面図である。
図9は、実施例1に係る高周波装置の製造方法を示すフローチャートである。
図10は、実施例2に係る半導体装置の平面図である。
図11は、実施例2に係る半導体装置における1個のセットの回路図である。
図12は、実施例3に係る半導体装置の平面図である。
図13は、実施例3に係る高周波装置の断面図である。
図14は、実施例3に係る半導体装置における1個のセットの回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、導電性のベースと、前記ベース上に搭載された第1チップおよび第2チップと、前記第1チップと前記第2チップとの間を電気的に接続し、高周波信号を伝送する第1ボンディングワイヤと、を備え、前記ベースは、厚さ方向に貫通し、前記ベースの厚さ方向から見て前記第1ボンディングワイヤの少なくとも一部に導電体層を挟まずに重なる第1開口を有する半導体装置である。これにより、第1ボンディングワイヤの特性を調整することができ、半導体装置の特性を調整することができる。
(2)上記(1)において、前記ベースの外に設けられた第1端子と、前記ベースの外に設けられた第2端子と、前記第1端子と前記第1チップとを電気的に接続する第2ボンディングワイヤと、前記第2端子と前記第2チップとを電気的に接続する第3ボンディングワイヤと、を備えてもよい。これにより、第1端子と第2端子との間に設けられた第1ボンディングワイヤの特性を調整できる。
(3)上記(2)において、前記第1チップは、前記第1端子または前記第2端子に入力した高周波信号を増幅し、増幅した前記高周波信号を前記第2端子または前記第1端子に出力するトランジスタを有する半導体チップであってもよい。これにより、トランジスタに接続されるインダクタの特性を調整できる。
(4)上記(3)において、前記第2チップは、誘電体基板と、前記誘電体基板上に設けられた電極と、を備え、前記電極と前記ベースとの間にキャパシタが形成され、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第3ボンディングワイヤは前記電極に接続してもよい。これにより、LCLのT型回路のうち、半導体チップに接続されるインダクタの特性を調整できる。
(5)上記(4)において、前記第2チップ、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第3ボンディングワイヤは、前記第2端子から前記第3ボンディングワイヤを見たインピーダンスと前記第1ボンディングワイヤから前記半導体チップを見たインピーダンスとを整合させる整合回路を形成してもよい。これにより、トランジスタの整合回路の特性を調整できる。
(6)上記(1)において、前記ベース上に搭載された第3チップを含み、前記半導体装置は、前記ベースの外に設けられた第1端子と、前記ベースの外に設けられた第2端子と、前記第1端子と前記第1チップとを電気的に接続する第2ボンディングワイヤと、前記第2チップと前記第3チップとを電気的に接続する第3ボンディングワイヤと、前記第2端子と前記第3チップとを電気的に接続する第4ボンディングワイヤと、を備え、前記ベースは、厚さ方向に貫通し、前記ベースの厚さ方向から見て前記第3ボンディングワイヤの少なくとも一部に導電体層を挟まずに重なる第2開口を有してもよい。これにより、第1および第3ボンディングワイヤの両方の特性を独立に調整できる。
(7)上記(6)において、前記第1チップは、前記第1端子または前記第2端子に入力した高周波信号を増幅し、増幅した前記高周波信号を前記第2端子または前記第1端子に出力するトランジスタを有する半導体チップであり、前記第2チップは、第1誘電体基板と、前記第1誘電体基板上に設けられた第1電極と、を備え、前記第1電極と前記ベースとの間に第1キャパシタが形成され、前記第1ボンディングワイヤおよび前記第3ボンディングワイヤは前記第1電極に接続し、前記第3チップは、第2誘電体基板と、前記第2誘電体基板上に設けられた第2電極と、を備え、前記第2電極と前記ベースとの間に第2キャパシタが形成され、前記第3ボンディングワイヤおよび前記第4ボンディングワイヤは前記第2電極に接続してもよい。これにより、第1および第3ボンディングワイヤの両方の特性を独立に調整できる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記ベース上に設けられ、前記第1チップ、前記第2チップおよび前記第1ボンディングワイヤを封止する樹脂層を備えてもよい。これにより、形状を微調整できない第1ボンディングワイヤの形状の特性を調整することができる。
(9)本開示の一実施形態は、(1)から(8)のいずれかの半導体装置と、絶縁基板と、前記絶縁基板上に設けられ、前記半導体装置を搭載し、前記絶縁基板の厚さ方向から見て前記第1開口の少なくとも一部と少なくとも一部が導電体層を挟まずに重なる第3開口を有する第1導電体層と、を備える実装基板と、を備える高周波装置である。これにより、第1ボンディングワイヤの特性を調整できる。
(10)上記(9)において、前記絶縁基板における前記第1導電体層と反対の面に設けられ、前記絶縁基板の厚さ方向から見て前記第3開口に導電体層を挟まずに重なる第2導電体層を備えてもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの特性を調整できる。
(11)上記(9)において、前記絶縁基板の内部に設けられ、前記絶縁基板の厚さ方向から見て前記第3開口に導電体層を挟まずに重なる第3導電体層を備えてもよい。これにより、第1ボンディングワイヤの特性を調整できる。
(12)本開示の一実施形態は、(1)から(8)のいずれかの半導体装置を準備する工程と、実装基板の上面に前記半導体装置が搭載された場合に、前記実装基板の厚さ方向から見て前記第1開口の少なくとも一部と少なくとも一部が重なる基準電位面の高さが異なる複数の実装基板を準備する工程と、前記半導体装置の高周波特性に関する情報を取得するステップと、取得された前記情報に基づき、前記複数の実装基板から1つの実装基板を選択する工程と、選択された前記1つの実装基板に前記半導体装置を実装する工程と、を含む高周波装置の製造方法である。これにより、高周波装置の特性を調整することができる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかる半導体装置、高周波装置およびその製造方法の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
トイレ用照明スイッチ
20日前
ローム株式会社
保持具
6日前
CKD株式会社
巻回装置
19日前
CKD株式会社
巻回装置
19日前
イリソ電子工業株式会社
電子部品
23日前
個人
積層型電解質二次電池
12日前
オムロン株式会社
電磁継電器
27日前
オムロン株式会社
電磁継電器
27日前
オムロン株式会社
電磁継電器
27日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
27日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
27日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
19日前
協立電機株式会社
着磁器
5日前
三菱電機株式会社
同軸フィルタ
9日前
国立大学法人信州大学
トランス
27日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
ナカムラマジック株式会社
放熱器
14日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
20日前
日新イオン機器株式会社
気化器、イオン源
20日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
今日
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
20日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
19日前
矢崎総業株式会社
端子台
19日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
19日前
住友電気工業株式会社
耐熱電線
27日前
ローム株式会社
半導体発光装置
26日前
株式会社ダイフク
搬送車
6日前
矢崎総業株式会社
端子台
19日前
TDK株式会社
電子部品
5日前
矢崎総業株式会社
端子台
19日前
株式会社ダイヘン
リユース方法
19日前
矢崎総業株式会社
端子台
19日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
26日前
矢崎総業株式会社
端子台
19日前
株式会社村田製作所
コイル部品
19日前
続きを見る
他の特許を見る