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公開番号
2025032559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023137887
出願日
2023-08-28
発明の名称
液化ガスシールシステム
出願人
川崎重工業株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F16J
15/447 20060101AFI20250305BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】液化ガスの漏れを低減する液化ガスシールシステムを提供する。
【解決手段】液化ガスシールシステム10は、液化ガス室7の内から外に貫通し回転するシャフト4周りで、液化ガス室7をシールする。液化ガスシールシステム10は、液化ガス室7に連通する気液室11と、気液室11に連通しシールガスが充填される気体室12と、気体室11と液化ガス室7の外との間を連通するラビリンス13とを含む。液化ガスシールシステム10は、好ましくは、ラビリンス13を介して気体室12に連通するバッファ室8を更に含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液化ガス室の内から外に貫通し回転するシャフト周りで、前記液化ガス室をシールする液化ガスシールシステムであって、
前記液化ガス室に連通する気液室と、
前記気液室に連通しシールガスが充填される気体室と、
前記気体室と前記液化ガス室の外との間を連通するラビリンスと
を含む液化ガスシールシステム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記ラビリンスを介して前記気体室に連通するバッファ室を更に含む、請求項1に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項3】
前記気体室と前記バッファ室との差圧を調整する制御弁を更に含む、請求項2に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項4】
前記気体室のガス温度を調整する熱交換器を更に含む、請求項2又は3に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項5】
前記気液室及び前記気体室の少なくともいずれかに連通するダンパー室を更に含む、請求項1又は2に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項6】
前記ラビリンスが第1ラビリンスであり、
前記液化ガス室と前記気液室とを連通する第2ラビリンスを更に含む、請求項1又は2に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項7】
上下方向において、前記気液室の上に前記気体室が位置し、前記気体室の上に前記ラビリンスが位置する、請求項1又は2に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項8】
前記気液室と前記気体室との間を断熱する断熱材を更に含む、請求項1又は2に記載の液化ガスシールシステム。
【請求項9】
液化ガス室の内で回転する第1羽根車と、
前記液化ガス室の外で回転する第2羽根車と、
前記第1羽根車と前記第2羽根車とを連結し回転するシャフトと、
前記シャフト周りで、前記液化ガス室をシールする液化ガスシールシステムと
を備え、
前記液化ガスシールシステムが、
前記液化ガス室に連通する気液室と、
前記気液室に連通しシールガスが充填される気体室と、
前記気体室と前記液化ガス室の外との間を連通するラビリンスと
を含む、ターボ機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、液化ガスシールシステムを開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ターボポンプが開示されている。このターボポンプは、液体水素や液体酸素等の液化ガスの供給に用いられる。このターボポンプは、液化ガスを圧送するインペラと、インペラと共に回転するシャフトと、シャフトを支持する軸受とを備える。このシャフトは、液化ガス室の壁を貫通している。このターボポンプでは、ラビリンスがシャフト周りから液化ガスが漏れることを抑制している。このターボポンプは、更に、ラビリンスと軸受との間に位置するスリンガと、このスリンガが収容される減圧室とを備える。このターボポンプは、軸受室と減圧室とを仕切壁で区切ることで、減圧室から軸受室への流体移動を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-41909公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のターボポンプは、インペラに回転動力エネルギーをシャフトで伝達する。このため、シャフト周りに、隙間が生じる。ターボポンプ等のターボ機械では、特許文献1で開示されたラビリンス等のシールによって、液化ガスの漏れが抑制されている。
【0005】
本出願人の意図するところは、液化ガスの漏れを低減する液化ガスシールシステムの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する液化ガスシールシステムは、液化ガス室の内から外に貫通し回転するシャフト周りで、前記液化ガス室をシールする。
この液化ガスシールシステムは、
前記液化ガス室に連通する気液室と、
前記気液室に連通しシールガスが充填される気体室と、
前記気体室と前記液化ガス室の外との間を連通するラビリンスと
を含む。
【発明の効果】
【0007】
この液化ガスシールシステムは、液化ガスの漏れを低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る液化ガスシールシステムを備える液化ガスタービンが示された構成図である。
図2は、図1の液化ガスタービンが備える液化ガスシールシステムが示された部分断面図である。
図3は、図1の液化ガスタービンが備える液化ガスシールシステムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
【0010】
図1に、液化ガスタービン1が示されている。この液化ガスタービン1は、例えば、液体水素を得る液体水素製造設備に用いられる。なお、液化ガスタービン1は、液体水素を例に説明されるが、液化ガスタービン1に用いられる液化ガスは、液体水素に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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