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公開番号2025032091
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-11
出願番号2024193777,2022122044
出願日2024-11-05,2017-07-14
発明の名称キメラ抗原受容体をキナーゼ阻害薬と併用して使用したサイトカイン放出症候群の治療及び予防
出願人ノバルティス アーゲー,ザ トラスティーズ オブ ザ ユニバーシティ オブ ペンシルバニア
代理人個人,個人
主分類A61K 35/17 20250101AFI20250304BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】抗原の発現に関連する疾患を治療するための又はサイトカイン放出症候群を治療若しくは予防するための組成物及び方法を提供する。
【解決手段】CAR療法(例えば、CD123 CAR療法)と併用したJAK-STAT阻害薬(例えば、ルキソリチニブ)を含む組成物であって、それを必要としている対象のサイトカイン放出症候群(CRS)の予防における使用のための組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
CAR療法(例えば、CD123 CAR療法)と併用したJAK-STAT阻害薬(例えば、ルキソリチニブ)を含む組成物であって、それを必要としている対象のサイトカイン放出症候群(CRS)の予防における使用のための組成物。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
CAR療法(例えば、CD123 CAR療法)によるサイトカイン放出症候群(CRS)の予防を、それを必要としている対象において行う方法であって、前記CAR療法と併用したJAK-STAT阻害薬(例えば、ルキソリチニブ)を前記対象に投与し、それにより前記対象のCRSを予防することを含む方法。
【請求項3】
CD123の発現に関連する疾患を有する対象の治療における使用のための、
(i)キメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞、例えば免疫エフェクター細胞集団であって、前記CARは、CD123結合ドメインと、膜貫通ドメインと、細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、細胞、例えば免疫エフェクター細胞集団、及び
(ii)JAK-STAT阻害薬、例えばルキソリチニブ
を含む組成物。
【請求項4】
CD123の発現に関連する疾患を有する対象を治療する方法であって、
(i)キメラ抗原受容体(CAR)を発現する細胞、例えば免疫エフェクター細胞集団であって、前記CARは、CD123結合ドメインと、膜貫通ドメインと、細胞内シグナル伝達ドメインとを含む、細胞、例えば免疫エフェクター細胞集団、及び
(ii)JAK-STAT阻害薬、例えばルキソリチニブ
を前記対象に投与することを含む方法。
【請求項5】
前記対象は、(i)CRSを発症するリスクがあるか、CRSを有するか、若しくはCRSと診断され、(ii)CRSのリスクがあると同定されるか若しくは以前に同定されたことがあり、及び/又は(iii)CAR療法、例えばCD123 CAR発現細胞を投与されたことがあるか、投与されているか、若しくは投与されることになる、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法又は使用のための組成物。
【請求項6】
前記JAK-STAT阻害薬は、ルキソリチニブ、AG490、AZD1480、トファシチニブ(タソシチニブ又はCP-690550)、CYT387、フェドラチニブ、バリシチニブ(INCB039110)、レスタウルチニブ(CEP701)、パクリチニブ(SB1518)、XL019、ガンドチニブ(LY2784544)、BMS911543、フェドラチニブ(SAR302503)、デセルノチニブ(V-509)、INCB39110、GEN1、GEN2、GLPG0634、NS018、及びN-(シアノメチル)-4-[2-(4-モルホリノアニリノ)ピリミジン-4-イル]ベンズアミド、又はその薬学的に許容可能な塩から選択され、例えば、前記JAK-STAT阻害薬は、ルキソリチニブ又はその薬学的に許容可能な塩である、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法又は使用のための組成物。
【請求項7】
前記CAR療法は、CD123 CAR発現細胞を含む、請求項1若しくは2又は5若しくは6のいずれか一項に記載の方法又は使用のための組成物。
【請求項8】
前記対象を前記JAK-STAT阻害薬(例えば、ルキソリチニブ)の投与のために選択することを更に含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法又は使用のための組成物。
【請求項9】
前記対象は、
(i)前記対象のCRSを発症するリスク、
(ii)前記対象のCRSの診断、及び/又は
(iii)前記対象がCAR療法(例えば、CD123 CAR発現細胞)を投与されたことがあるか、投与されているか、若しくは投与されることになるかどうか
に基づいて選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法又は使用のための組成物。
【請求項10】
前記対象がCRS、例えば重症又は非重症CRSと診断される場合、前記対象は、前記JAK-STAT阻害薬(例えば、ルキソリチニブ)の投与のために選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法又は使用のための組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、2016年7月15日に出願された米国仮特許出願第62/362659号明細書、2016年7月26日に出願された米国仮特許出願第62/366997号明細書、及び2016年8月30日に出願された米国仮特許出願第62/381230号明細書に対する優先権を主張し、これらの全ての内容は、全体として参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
本発明は、概して、疾患を治療し且つ/又はサイトカイン放出症候群(CRS)を予防するための、キナーゼ阻害薬(例えば、JAK-STAT又はBTK阻害薬)と併用した、キメラ抗原受容体(CAR)を発現するように操作された免疫エフェクター細胞(例えば、T細胞又はNK細胞)の使用に関する。
【背景技術】
【0003】
血液系悪性腫瘍(例えば、B細胞悪性腫瘍)を有する多くの患者は、標準療法では不治である。加えて、従来の治療選択肢は、多くの場合に重篤な副作用を有する。キメラ抗原受容体(CAR)改変自己T細胞(CART)療法を用いた最近の展開は、T細胞をB細胞悪性腫瘍などの癌細胞上の好適な細胞表面分子に仕向け直すことに依存するものであり、免疫系の力を利用したB細胞悪性腫瘍及び他の癌の治療において有望な結果を示している(例えば、非特許文献1を参照されたい)。マウス由来CART19(即ち「CTL019」)の臨床結果は、CLL並びに小児ALLに罹患している患者において完全寛解が得られる見込みを示している(例えば、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4を参照されたい)。遺伝子改変T細胞上のキメラ抗原受容体が標的細胞を認識し破壊する能力に加えて、治療的T細胞療法の成功には、増殖して長期間持続する能力を有すること、更に白血病細胞エスケープを監視することが必要である。アネルギー、抑制又は枯渇のいずれの結果であれ、T細胞品質のばらつきがCAR形質転換T細胞の性能に影響を及ぼし得るが、これに関して現時点で当業者の制御は限られている。有効であるには、CAR形質転換患者T細胞が、標的抗原に応答して増殖する能力を持続及び維持する必要がある。ALL患者T細胞は、マウスscFvを含むCART19でこれを行い得ることが示されている(例えば、非特許文献4を参照されたい)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Sadelain et al.,Cancer Discovery 3:388-398(2013)
Kalos et al.,Sci Transl Med 3:95ra73(2011)
Porter et al.,NEJM 365:725-733(2011)
Grupp et al.,NEJM 368:1509-1518(2013)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
サイトカイン放出症候群(CRS)は、免疫細胞に基づく療法、例えばCAR T細胞療法によく見られる重篤な有害副作用である。重症CRSは、生命を脅かす恐れのある毒性である。CRSの重症例による死亡が報告されている。免疫細胞に基づく療法に応答したCRSの診断及び管理は、常法では臨床パラメータ及び症状に基づく。例えば、Lee,D.et al.(2014)Blood 124(2):188-195によって記載されるとおりのCRS評価尺度を参照されたい。インターロイキン-6受容体遮断薬トシリズマブ及びステロイド類は、CRSを好転させ得るが、これらの手法は、抗腫瘍効果を害し得るという懸念が残る。また、ヒトCART後のCRSの前臨床モデルも欠如している。ヒトCART投与後のCRSの前臨床モデルが必要とされている。また、CRS予防モダリティも必要とされている-かかるモダリティがあれば、CART療法の臨床での実現可能性が高まるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、少なくとも一部には、ルキソリチニブなどのJAK-STATキナーゼ阻害薬が、急性骨髄性白血病(AML)などの血液癌に対するCART細胞療法後、CART療法の抗腫瘍効果を著しく害することなくサイトカイン放出症候群(CRS)の重症度を和らげるか又はCRSを予防し得るという発見に基づく。本開示は、少なくとも一部には、イブルチニブなどのBTK阻害薬が、B細胞新生物に対するCD19 CAR療法後のCRSを改善又は予防し得るという発見にも基づく。加えて、本開示は、少なくとも一部には、IL-6阻害薬(例えば、これは、CRS予防/治療に使用され得る)を、CAR療法の抗癌有効性を低下させることなくCAR療法と併用して(例えば、その前に、それと並行して、又はその後に)投与し得るという発見に基づく。
【0007】
理論によって拘束されることを望むものではないが、本明細書に記載される疾患、例えば本明細書に記載される癌を有する対象を、CAR発現細胞とJAK-STAT又はBTK阻害薬とを含む併用療法で治療すると、例えば疾患を有する対象をCAR発現細胞又はJAK-STAT若しくはBTK阻害薬単独で治療するのと比較して、対象における腫瘍進行の阻害又は低減の向上及び/又は有害作用の低減(例えば、CRSの低減)がもたらされると考えられる。
【0008】
従って、本開示は、少なくとも一部には、キメラ抗原受容体(CAR)分子(例えば、B細胞抗原、例えばCD123又は分化クラスター19タンパク質(CD19)(例えば、OMIM受託番号107265、Swiss Prot受託番号P15391)に結合するCAR)を発現する免疫エフェクター細胞(例えば、T細胞又はNK細胞)を使用して癌(例えば、血液癌又は他のB細胞悪性腫瘍)などの障害を治療する組成物及び方法を特徴とする。本組成物は、キナーゼ阻害薬(例えば、JAK-STAT阻害薬及び/又はBTK阻害薬の1つ以上)との併用で、CAR(例えば、B細胞を標的とするCAR)を発現する免疫エフェクター細胞(例えば、T細胞又はNK細胞)を含み、及び本方法は、それを投与することを含む。一部の実施形態において、この併用は、いずれかの療法単独と比較したときに(例えば、CRSの予防に起因して)より良好な臨床効果を維持し、それを有し、及び/又はより低い毒性を有する。一部の実施形態において、対象は、CRSのリスクがあるか若しくはCRSを有し、又は対象は、CRSを有するか若しくはCRSを発症するリスクがあると同定されている。
【0009】
本開示は、B細胞抗原、例えばCD123又はCD19の発現に関連する障害(例えば、癌、例えば血液癌)を治療するための、キナーゼ阻害薬(例えば、少なくとも1つのJAK-TAT阻害薬)と併用した、抗原(例えば、本明細書に記載される腫瘍抗原、例えばB細胞抗原、例えばCD123又はCD19に結合するCAR分子を発現するように操作された細胞、例えば免疫エフェクター細胞(例えば、T細胞又はNK細胞)の使用に更に関する。
【0010】
また、本明細書では、JAK-STAT阻害薬とCAR発現細胞(例えば、B細胞を標的とするCAR発現細胞、例えばCD123 CAR発現細胞)との併用を用いることにより、対象のCRSを予防するための組成物及び方法も提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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