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公開番号2025032019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024232559,2024016157
出願日2024-12-27,2019-09-10
発明の名称タッチコントローラ
出願人株式会社ワコム
代理人弁理士法人そらおと
主分類G06F 3/041 20060101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約【課題】ペンの位置を導出するために用いられる信号(バースト信号)以外の信号を復帰のトリガとして用いることなく、アップリンク信号を送信しないアップリンク省電力モードで動作しているタッチコントローラを通常モードに復帰させられるようにする。
【解決手段】タッチコントローラは、ペンが送信したバースト信号を用いてペンの位置を導出するタッチコントローラであって、ホストコンピュータからサスペンド命令を受けたことに応じて、アップリンク信号を送信しないことによりアップリンク信号の送信にかかる電力を削減したアップリンク省電力モードで動作し、アップリンク省電力モードで動作中にバースト信号の受信動作を実行し、受信動作によりバースト信号を検出したことに応じて、通常モードに復帰する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ペンが送信したバースト信号を用いて前記ペンの位置を導出するタッチコントローラであって、
ホストコンピュータからサスペンド命令を受けたことに応じて、アップリンク信号を送信しないことによりアップリンク信号の送信にかかる電力を削減したアップリンク省電力モードで動作し、
前記アップリンク省電力モードで動作中に前記バースト信号の受信動作を実行し、
前記受信動作により前記バースト信号を検出したことに応じて、通常モードに復帰する、
タッチコントローラ。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記ペンは、ペンタッチの検出に応じて前記バースト信号の送信を開始するように構成される、
請求項1に記載のタッチコントローラ。
【請求項3】
前記ペンは、ペン先に圧力が加えられたことを検出した場合に、前記ペンタッチを検出する、
請求項2に記載のタッチコントローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチコントローラ及びペン入力システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ペンと、ペンによる入力を受け付けるペン入力装置とを含んで構成されるペン入力システムが知られている。ペン入力装置は、例えばタブレット型のコンピュータやデジタイザであり、一般に、ペンの検出を行うタッチコントローラと、ホストコンピュータとを有して構成される。ホストコンピュータは、オペレーティングシステム、各種アプリケーション、各種ハードウェアのドライバを含む各種ソフトウェアを実行する装置である。ホストコンピュータにより実行されるドライバには、タッチコントローラのドライバが含まれる。
【0003】
ペン入力システムで使用されるペンとしては、各種のものが知られている。例えば特許文献1には、ペンとペン入力装置の間の双方向通信に対応し、ペン入力装置が送信したアップリンク信号を検出するとペン信号を送信するように構成されたペン(第1のスタイラス110)、ペンからペン入力装置への一方向通信のみに対応し、電源がオンである間ペン信号を送信し続けるように構成されたペン(第2のスタイラス120)、双方向通信と一方向通信の両方に対応し、アップリンク信号の検出とペン信号の送信を交互に繰り返し、アップリンク信号を検出した場合には双方向通信に移行する一方、アップリンク信号を検出しないままペンタッチを検出した場合には、一方向通信に移行し、ペン信号の繰り返し送信を行うペン(デュアルモードスタイラス130)が記載されている。
【0004】
また、コンピュータと周辺機器を接続するための規格の1つであるユニバーサル・シリアル・バス(USB)規格に関して、セレクティブサスペンドという動作が知られている(非特許文献1を参照)。これは、USBによってホストコンピュータと接続されている周辺機器の消費電力を低減するためのもので、ホストコンピュータ上で動作しているドライバがSOF(Start of Frame)の送信を停止することによって起動する動作である。セレクティブサスペンドが起動すると、周辺機器は、スリープ解除イベントの検出と、イベント発生時の再開信号の生成とに必要な最低限の電力のみで動作するようになる。スリープ解除イベントは、例えばマウスであれば小刻みな振動であり、スリープ解除イベントを検出した周辺機器は、スリープ状態から通常状態に復帰する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/129194号明細書
【非特許文献】
【0006】
「USBのセレクティブサスペンドについて」、[online]、2011年7月7日、日本マイクロソフト株式会社Windows & Devices開発統括部、[令和元年9月7日検索]、インターネット<URL:https://blogs.msdn.microsoft.com/jpwin/2011/07/07/usb-2/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来のセレクティブサスペンドは、タッチコントローラには適用されていなかった。これは、特許文献1のデュアルモードスタイラスのような動作をするペンは稀であり、双方向通信に対応しアップリンク信号の検出を待って信号の送信を行う典型的なペンの検出においては、タッチコントローラによるアップリンク信号の送信を停止することができないからであるが、そうするとタッチコントローラは常に大きな電力を消費し続けることになるので、低消費電力化の観点から改善が必要とされていた。
【0008】
したがって、本発明の目的の一つは、タッチコントローラの低消費電力化を実現することにある。
【0009】
また、スリープ状態にあるタッチコントローラにおいてアップリンク信号の送信を停止したとすると、双方向通信に対応したペンはペン信号送信の契機を得ることができなくなり、タッチコントローラとの通信を開始できなくなってしまう。
【0010】
したがって、本発明の目的の一つは、スリープ状態にあるタッチコントローラにおいてアップリンク信号の送信を停止したとしても、双方向通信に対応したペンとタッチコントローラとの間の通信を開始できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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