TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025061525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025008276,2023222677
出願日2025-01-21,2019-06-07
発明の名称集積回路
出願人株式会社ワコム
代理人弁理士法人そらおと
主分類G06F 3/041 20060101AFI20250403BHJP(計算;計数)
要約【課題】タッチICが外部プロセッサからの制御に基づいてペン検出を行えるようにする。
【解決手段】本発明は、センサ電極群に誘導される電荷に基づいてペンから送信されたペン信号を検出するペン検出を実行する集積回路であって、ペン検出により検出されたペンの状態を示す情報を含むペンデータを外部プロセッサに対して送信し、ペンデータに基づいて外部プロセッサが生成する、集積回路がペン検出を行うために使用するペン検出用各種パラメータの制御内容を含むペン制御データを外部プロセッサから受信し、外部プロセッサから受信したペン制御データに含まれる制御内容に基づいてペン検出用各種パラメータを制御する集積回路である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
センサ電極群に誘導される電荷に基づいてペンから送信されたペン信号を検出するペン検出を実行する集積回路であって、
前記ペン検出により検出された前記ペンの状態を示す情報を含むペンデータを外部プロセッサに対して送信し、
前記ペンデータに基づいて前記外部プロセッサが生成する、前記集積回路が前記ペン検出を行うために使用するペン検出用各種パラメータの制御内容を含むペン制御データを前記外部プロセッサから受信し、
前記外部プロセッサから受信した前記ペン制御データに含まれる前記制御内容に基づいて前記ペン検出用各種パラメータを制御する、
集積回路。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記ペンが2つの送信電極のそれぞれから送信する2つの前記ペン信号のそれぞれに基づいてペン座標を導出することによって2つのペン座標を取得し、取得した前記2つのペン座標に基づいて前記ペンの傾きを導出し、
前記ペンの状態を示す情報は、前記ペンの傾きを示す傾き情報を含み、
前記ペン検出用各種パラメータは、前記ペンの傾きを補正するためのパラメータを含む、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項3】
前記ペン制御データは、セクタスキャン位置を指定するデータを含み、
前記集積回路は、前記ペン制御データに含まれる前記セクタスキャン位置を指定するデータに従い、次回の前記ペン検出の位置を設定する、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項4】
前記ペン制御データは、指を検出するタッチ検出と前記ペン検出の実行比率を示すスキャンシナリオを含み、
前記集積回路は、前記ペン制御データに含まれる前記スキャンシナリオに従い、前記タッチ検出及び前記ペン検出を実行する、
請求項1に記載の集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチIC及び外部プロセッサを含むシステムで実行される方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
タッチ面内における指や電子ペンの位置を検出する位置検出システムにおいて位置検出処理を実行するのは、通常、タッチICである。しかしながら、近年ではジェスチャー認識などの複雑な処理を含む位置検出処理が求められるようになってきており、メモリ容量やプロセッサ処理能力などの計算機資源が少ない簡易な構成のタッチICでは対応が難しくなってきている。そこで、外部プロセッサ(CPU、GPU,DSP,AIプロセッサ等のタッチICと異なる集積回路)を追加し、これまでタッチICで行われていた位置検出処理を外部プロセッサに肩代わりさせるシステムの検討が始まっている。この種のシステムによれば、外部プロセッサの潤沢な計算機資源を用いて、タッチICにより取得されたフレームデータ(1タッチ面分の検出データ)に基づくジェスチャ認識等の高度な処理を実行することが可能となる。
【0003】
特許文献1,2には、そのようなシステムの一例が開示されている。具体的に説明すると、特許文献1の図3には、タッチIC(304)から外部プロセッサであるGPU(308)にフレームデータを供給し、GPU(308)によりタッチ位置を計算するシステムが開示されている。また、特許文献2の図1には、タッチICをソース側とし、DSPである外部プロセッサをシンク側としたタッチデータの通信インタフェースを有するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2017/0255320号明細書
米国特許出願公開第2016/0170548号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1,2に記載のシステムにおいては、タッチICに外部プロセッサによる処理の結果が還元されない。そうすると、タッチICによるタッチ検出やペン検出の動作のために外部プロセッサによる処理の結果を利用することができないので、改善が必要とされている。
【0006】
また、タッチICで検出された位置や筆圧などのデータは後段のホストプロセッサに送られ、そこでインクデータの生成などに使用されることになるが、外部プロセッサを追加する場合、ホストプロセッサは、それまでタッチICから一括して得ていたデータの一部を外部プロセッサから取得しなければならなくなる。そうすると、ホストプロセッサの実装にも影響が及ぶことになってしまうので、ホストプロセッサの実装を変更せずに外部プロセッサを追加できるようにすることが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の側面による方法は、タッチ検出を実行するタッチICと前記タッチICと異なる外部プロセッサとを含むシステムで実行される方法であって、前記システムは、前記タッチICに接続されたセンサ電極群と、前記タッチICと前記外部プロセッサとを接続する第1のバスと、をさらに含み、前記タッチICは、前記センサ電極群の2次元位置ごとの検出レベルを示すフレームデータを生成し、前記第1のバスを介して前記外部プロセッサに供給し、前記外部プロセッサは、前記フレームデータに基づいて所定の処理を行った結果である判定データを前記タッチICに還元し、前記タッチICは、前記判定データに基づく動作を実行する、方法である。
【0008】
本発明の第2の側面による方法は、上記第1の側面による方法において、前記外部プロセッサは、前記第1のバスを介して前記判定データを前記タッチICに還元し、前記外部プロセッサは、前記タッチICを補助するためのAIコプロセッサであり、前記システムは、前記タッチICとホストプロセッサとを接続する第2のバスをさらに含み、前記タッチICは、前記判定データに含まれるタッチ座標を前記第2のバスを介して前記ホストプロセッサにレポートする、方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の第1の側面によれば、外部プロセッサによる処理の結果である判定データを外部プロセッサからタッチICに還元しているので、タッチICは、外部プロセッサによる処理の結果を利用することが可能になる。
【0010】
本発明の第2の側面によれば、AIコプロセッサで導出されたタッチ座標をタッチIC経由でホストプロセッサに供給しているので、ホストプロセッサの実装を変更せずに外部プロセッサを追加することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ワコム
集積回路
3日前
株式会社ワコム
処理装置及び表示方法
23日前
株式会社ワコム
ワイヤレス給電システム、アクティブスタイラス、及び電子機器
3日前
キヤノン電子株式会社
通信システム
10日前
株式会社ザメディア
出席管理システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
4日前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
3日前
株式会社タクテック
商品取出集品システム
3日前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
5日前
株式会社村田製作所
動き検知装置
3日前
個人
公益寄付インタラクティブシステム
10日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム
5日前
ゼネラル株式会社
RFIDタグ付き物品
6日前
株式会社国際電気
支援システム
6日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
5日前
個人
コンテンツ配信システム
3日前
ブラザー工業株式会社
ラベルプリンタ
5日前
株式会社デンソー
情報処理方法
10日前
個人
プラットフォームシステム
3日前
富士通株式会社
画像生成方法
9日前
甍エンジニアリング株式会社
屋根材買い取りシステム
9日前
トヨタ自動車株式会社
作業支援システム
3日前
株式会社知財事業研究所
運行計画作成システム
3日前
株式会社マーケットヴィジョン
情報処理システム
10日前
日立建機株式会社
作業機械の管理装置
6日前
株式会社日立製作所
設計支援装置
4日前
日立建機株式会社
潤滑油診断システム
4日前
株式会社日立製作所
タスク管理システム
3日前
株式会社アイシン
情報提供システム
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両用の情報処理装置
5日前
アルプスアルパイン株式会社
入力装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両用の情報処理装置
4日前
個人
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
9日前
株式会社カプコン
システム、サーバおよびプログラム
4日前
サクサ株式会社
画像処理装置、方法、およびシステム
5日前
続きを見る