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公開番号2025081856
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194906
出願日2023-11-16
発明の名称センサコントローラ及びスタイラス
出願人株式会社ワコム
代理人弁理士法人そらおと
主分類G06F 3/041 20060101AFI20250521BHJP(計算;計数)
要約【課題】古いプロトコルのみに対応する古いスタイラスが新しいプロトコルに対応する新しい位置検出装置で使用できなくなることを防止する。
【解決手段】本発明による位置検出装置3は、スタイラス2を第1のプロトコルでアクティベート可能に構成された前半部に、スタイラス2を第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルでアクティベートするための後続データを付加してなるマルチプロトコル同時活性化アップリンク信号SMA-USを送信する検出モードで動作可能に構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
スタイラスを第1のプロトコルでアクティベート可能に構成された前半部に、スタイラスを前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルでアクティベートするための後続データを付加してなるマルチプロトコル同時活性化アップリンク信号を送信する検出モードで動作する、
位置検出装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記検出モードは、前記マルチプロトコル同時活性化アップリンク信号を送信した後、該マルチプロトコル同時活性化アップリンク信号により示されるフレーム内において、前記第1のプロトコルにより送信された第1のダウンリンク信号、及び、前記第2のプロトコルにより送信された第2のダウンリンク信号の両方を待ち受けるモードである、
請求項1に記載の位置検出装置。
【請求項3】
前記検出モードで動作中の前記位置検出装置は、前記マルチプロトコル同時活性化アップリンク信号を送信した後、該マルチプロトコル同時活性化アップリンク信号により示されるフレーム内において受信される信号が前記第1のダウンリンク信号及び前記第2のダウンリンク信号のいずれであるかを判定する、
請求項2に記載の位置検出装置。
【請求項4】
前記検出モードにおいて前記第1のダウンリンク信号を受信した場合、前記第1のプロトコルに従う第1のアップリンク信号を周期的に送信する第1の通信モードにエントリし、
前記検出モードにおいて前記第2のダウンリンク信号を受信した場合、前記第2のプロトコルに従う第2のアップリンク信号を周期的に送信する第2の通信モードにエントリする、
請求項2又は3に記載の位置検出装置。
【請求項5】
前記第1の通信モードにおいて前記第1のダウンリンク信号が受信されない場合、及び、前記第2の通信モードにおいて前記第2のダウンリンク信号が受信されない場合に、前記検出モードに戻る、
請求項4に記載の位置検出装置。
【請求項6】
前記検出モードは、所定のスケジュールに従い、前記マルチプロトコル同時活性化アップリンク信号の送信、及び、前記第2のプロトコルに従う第2のアップリンク信号の送信を行うモードである、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の位置検出装置。
【請求項7】
スタイラスを第1のプロトコルでアクティベート可能に構成された第1のアップリンク信号が受信信号に含まれるか否かを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段により前記第1のアップリンク信号が前記受信信号に含まれると判定された場合に、該第1のアップリンク信号に、スタイラスを前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルでアクティベートするための第1の後続データが付加されているか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段により前記第1の後続データが前記第1のアップリンク信号に付加されていると判定された場合に、前記第2のプロトコルによりダウンリンク信号の送信を行う送信手段と、
を含むスタイラス。
【請求項8】
前記送信手段は、前記第2の判定手段による判定の結果が否定であった場合に、前記第1のプロトコルによりダウンリンク信号の送信を行う、
請求項7に記載のスタイラス。
【請求項9】
前記第1の判定手段はさらに、スタイラスを前記第1のプロトコル及び前記第2のプロトコルのいずれとも異なる第3のプロトコルでアクティベート可能に構成された第3のアップリンク信号が前記受信信号に含まれるか否かを判定し、
前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記第3のアップリンク信号が前記受信信号に含まれると判定された場合に、該第3のアップリンク信号に、スタイラスを前記第1のプロトコル、前記第2のプロトコル、及び前記第3のプロトコルのいずれとも異なる第4のプロトコルでアクティベートするための第2の後続データが付加されているか否かを判定し、
前記送信手段は、前記第2の判定手段により前記第2の後続データが前記第3のアップリンク信号に付加されていると判定された場合に、前記第4のプロトコルによりダウンリンク信号の送信を行う、
請求項7又は8に記載のスタイラス。
【請求項10】
前記送信手段は、前記第2の判定手段により前記第1の後続データが前記第1のアップリンク信号に付加されていると判定された場合に行う前記第2のプロトコルによるダウンリンク信号の送信を、前記第1の後続データを含む前記受信信号により示されるフレームの次以降のフレームで開始する、
請求項7に記載のスタイラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、センサコントローラ及びスタイラスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
位置検出装置は、タッチ面内におけるスタイラスの位置を検出することにより、ペン入力を実現する装置である。スタイラスの位置の検出は、スタイラスと、位置検出装置に内蔵されるセンサコントローラとが、タッチ面内に配置されるセンサを介して双方向通信を行うことによって実行される。以下では、この双方向通信においてセンサコントローラからスタイラスに対して送信される信号を「アップリンク信号」と称し、スタイラスからセンサコントローラに対して送信される信号を「ダウンリンク信号」と称する。
【0003】
特許文献1には、スタイラスとセンサコントローラとの間で双方向通信を行うシステムにおいて、アップリンク信号の時間長を可変とする技術が開示されている。この技術では、可変時間長のアップリンク信号を実現するため、アップリンク信号内に含まれるコマンドのサイズを示すレングスフィールド(特許文献1の図3)、又は、後続のデータが存在するか否かを示すフラグ(特許文献1の図9)がアップリンク信号内に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6603435号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記双方向通信の具体的な手順などを規定するプロトコルは、新たな技術の登場などによって変更される場合がある。この変更に際しては、古いプロトコルのみに対応する古いスタイラスが新しいプロトコルに対応する新しい位置検出装置で使用できなくなってしまうことを防止する必要がある。
【0006】
したがって、本発明の目的の一つは、古いプロトコルのみに対応する古いスタイラスが新しいプロトコルに対応する新しい位置検出装置で使用できなくなることを防止できる位置検出装置及びスタイラスを提供することにある。
【0007】
古いスタイラスでも利用できるように位置検出装置を構成するための具体的な技術としては、新たなプロトコルによるアップリンク信号と、古いプロトコルによるアップリンク信号とを例えば交互に送信することによって、新たなプロトコルと古いプロトコルの両方で通信を開始できるようにすることが考えられるが、そうすると各プロトコルでのアップリンク信号の送信頻度が1/2になってしまうため、スタイラスのサーチ効率が悪化することになる。
【0008】
したがって、本発明の目的の他の一つは、スタイラスのサーチ効率の低下を防止しつつ、古いプロトコルのみに対応する古いスタイラスが新しいプロトコルに対応する新しい位置検出装置で使用できなくなることを防止できる位置検出装置及びスタイラスを提供することにある。
【0009】
また、新しいプロトコルに対応するスタイラスを新しいプロトコルに対応する新しい位置検出装置で使用する場合、古いプロトコルではなく、新しいプロトコルで双方向通信を開始できるようにすることが好ましい。
【0010】
したがって、本発明の目的のさらに他の一つは、新しいプロトコルに対応するスタイラスを新しいプロトコルに対応する新しい位置検出装置で使用する場合に、古いプロトコルではなく、新しいプロトコルで双方向通信を開始できるスタイラスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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