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公開番号
2025065117
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024232706,2024547538
出願日
2024-12-27,2024-05-13
発明の名称
ディスプレイ
出願人
株式会社ワコム
代理人
弁理士法人そらおと
主分類
G06F
3/041 20060101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約
【課題】狭ベゼル化を阻害することなく、ルーティング線路の他端に接続されるスイッチによるセンサコントローラの回路規模の増大を回避する。
【解決手段】本発明によるディスプレイは、表示領域内に配置される発光素子群(発光素子30)、及び、発光素子群の明滅を制御する画素駆動回路35を含む表示層10と、表示層10をエンキャプスレーションするエンキャップ層13と、エンキャップ層13の上側に設けられた線状電極群(線状電極52,53)と、一端が線状電極群に接続されたルーティング線路60と、ルーティング線路60の他端に接続されたスイッチと、を含み、ルーティング線路60は、表示層10に形成される第1線路、表示層10より上の層に形成される第2線路、及び、第1線路と第2線路を電気的に接続するビア導体を含み、スイッチは、表示層10のうち発光素子群とビア導体の間の領域に配置される、ディスプレイである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
表示領域内に配置される発光素子群、及び、前記発光素子群の明滅を制御する画素駆動回路を含む表示層と、
前記表示層をエンキャプスレーションするエンキャップ層と、
前記エンキャップ層の上側に設けられた線状電極群と、
一端が前記線状電極群に接続されたルーティング線路と、
前記ルーティング線路の他端に接続されたスイッチと、を含み、
前記ルーティング線路は、前記表示層に形成される第1線路、前記表示層より上の層に形成される第2線路、及び、前記第1線路と前記第2線路を電気的に接続するビア導体を含み、
前記スイッチは、前記表示層のうち前記発光素子群と前記ビア導体の間の領域に配置される、
ディスプレイ。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記エンキャップ層の縁部を構成するダムをさらに含み、
前記スイッチは、前記発光素子群と前記ダムの間に配置される、
請求項1に記載のディスプレイ。
【請求項3】
前記ダムは、前記発光素子群と前記ビア導体の間に形成される、
請求項2に記載のディスプレイ。
【請求項4】
前記第1線路は、前記ダムの下方を通るように形成されている、
請求項2に記載のディスプレイ。
【請求項5】
前記スイッチは、前記線状電極群を誘導電流検出のために用いる第1のモードと、前記線状電極群を静電容量検出のために用いる第2のモードと、を切り替えるための回路である、
請求項1に記載のディスプレイ。
【請求項6】
センサコントローラから第1の駆動信号が供給される第1の駆動ラインをさらに含み、
前記スイッチは、前記第1の駆動ラインと前記ルーティング線路の接続を切り替える選択回路を含む、
請求項5に記載のディスプレイ。
【請求項7】
前記センサコントローラから前記第1の駆動信号と逆相の第2の駆動信号が供給される第2の駆動ラインをさらに含み、
前記選択回路は、前記第1の駆動ライン及び前記第2の駆動ラインのいずれかと前記ルーティング線路を接続する、
請求項6に記載のディスプレイ。
【請求項8】
前記線状電極群は、それぞれ第1の方向に延設された複数の線状電極を含み、
前記ルーティング線路は前記第1の方向に延設され、
前記第1の駆動ライン及び前記第2の駆動ラインはそれぞれ、前記第1の方向と交差する第2の方向に延設される、
請求項7に記載のディスプレイ。
【請求項9】
前記第1の駆動ライン及び前記第2の駆動ラインはそれぞれ、前記発光素子群に駆動電流を供給するデータ線と同じ層に延設される、
請求項7に記載のディスプレイ。
【請求項10】
前記第1の駆動ライン及び前記第2の駆動ラインはそれぞれ、前記表示領域内に延設される、
請求項7に記載のディスプレイ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はディスプレイに関し、特に、オンセル化技術を適用したディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、パネル面上における指の位置を検出するために用いる線状電極群をディスプレイの上面に配置する技術(以下「オンセル化技術」という)が注目されている。例えば有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイのオンセル化技術においては、表示層(発光素子及び画素駆動回路が配置される層)をエンキャプスレーションするエンキャップ層の上面に線状電極群が形成される。特許文献1,2には、このようなオンセル化技術の例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10739889号明細書
米国特許第11462597号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本願の発明者は、上述した線状電極群を用い、静電容量方式による指の位置検出に加えて、電磁誘導方式による電磁誘導ペンの位置検出も行うことを検討している。この場合、線状電極群に対し、静電容量を検出するための電圧の印加と、誘導電流を検出するための電流の印加とを時分割で切り替えつつ行うための切替回路が必要になる。この切替回路の配置場所としては、従来、ベゼル領域A2(表示領域の外側の領域)、或いは、タッチ電極群に対して電圧や電流の印加を行う集積回路であるセンサコントローラの内部が考えられるが、前者を採用すると切替回路が狭ベゼル化の阻害要因になり、後者を採用するとセンサコントローラの回路規模が増大してしまう。
【0005】
したがって、本発明の目的の一つは、指と電磁誘導ペンの両方の位置検出に対応しながらも、狭ベゼル化を阻害せず、かつ、センサコントローラの回路規模の増大を回避できるディスプレイを提供することにある。
【0006】
また、線状電極群に対して電圧や電流を印加するための回路(線状電極群の駆動回路)においては、通常、出力段にCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)を用いる必要がある。しかしながら、ディスプレイの画素駆動回路を構成するMOSFETは一般にPチャンネル型又はNチャンネル型の一方のみであるため、線状電極群の駆動回路を表示層内に設けようとすると、そのためだけにイオン注入などのプロセスが必要になり、ディスプレイの製造コストを押し上げる要因になってしまう。
【0007】
したがって、本発明の目的の一つは、線状電極群の駆動回路を表示層に配置しつつも、ディスプレイの製造コストの上昇を回避できるディスプレイを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によるディスプレイは、表示領域内に配置される発光素子群、及び、前記発光素子群の明滅を制御する画素駆動回路を含む表示層と、前記表示層をエンキャプスレーションするエンキャップ層と、前記エンキャップ層の上側に設けられた線状電極群と、一端が前記線状電極群に接続されたルーティング線路と、を含み、前記表示領域内の前記表示層に、前記ルーティング線路の他端に接続され、前記線状電極群を誘導電流検出のために用いる第1のモードと、前記線状電極群を静電容量検出のために用いる第2のモードと、を切り替えるための切替回路が配置される、ディスプレイである。
【0009】
本発明の他の一側面によるディスプレイは、表示領域内に配置される発光素子群、及び、前記発光素子群の明滅を制御する画素駆動回路を含む表示層と、前記表示層と重なるように配置された線状電極群と、前記表示層内に配置された前記線状電極群の駆動回路と、を含み、前記駆動回路を構成する1以上のMOSFETのチャンネル型はすべて同一である、ディスプレイである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一側面によれば、表示領域内の表示層に切替回路を配置したので、指と電磁誘導ペンの両方の位置検出に対応しながらも、狭ベゼル化を阻害せず、かつ、センサコントローラの回路規模の増大を回避することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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