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公開番号2025031833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024225118,2020092665
出願日2024-12-20,2020-05-27
発明の名称食器用設備、食器用設備の動作方法、食器用設備のための学習装置および食器用設備のための学習方法
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類A47L 15/46 20060101AFI20250228BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】載置部材に載置された食器の載置状態をより正確に取得することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本明細書は食器用設備を開示する。前記食器用設備は、食器が載置される載置部材を備えており、前記食器を収容する収容庫と、ユーザが前記載置部材に前記食器を載置している状態を示す画像である食器載置画像を撮像可能に構成されている撮像装置と、制御装置を備えている。前記制御装置は、前記撮像装置から前記食器載置画像を取得する食器載置画像取得部と、前記食器の載置状態である食器載置状態を前記食器載置画像に基づいて推定するための機械学習を行った学習済みの学習器に、前記食器載置画像を入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定する食器載置状態推定部を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
食器が載置される載置部材を備えており、前記食器を収容する収容庫と、
ユーザが前記載置部材に前記食器を載置している状態を示す画像である食器載置画像を撮像可能に構成されている撮像装置と、
制御装置を備える食器用設備であって、
前記制御装置は、
前記撮像装置から前記食器載置画像を取得する食器載置画像取得部と、
前記食器の載置状態である食器載置状態を前記食器載置画像に基づいて推定するための機械学習を行った学習済みの学習器に、前記食器載置画像を入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定する食器載置状態推定部を備える、食器用設備。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記制御装置は、前記食器載置画像に基づく画像解析によって、前記食器に関連する情報である食器関連情報を取得する食器関連情報取得部をさらに備えており、
前記学習済みの学習器は、前記食器関連情報にも基づいて前記食器載置状態を推定するための機械学習が行われており、
前記食器載置状態推定部は、前記食器関連情報も前記学習済みの学習器に入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定する、請求項１の食器用設備。
【請求項３】
前記収容庫内に収容された食器を洗浄する洗浄装置をさらに備えており、
前記制御装置は、前記食器載置状態に基づいて洗浄条件を設定し、前記洗浄条件に基づいて前記洗浄装置を制御する洗浄装置制御部をさらに備えている、請求項１または２の食器用設備。
【請求項４】
前記制御装置は、前記食器載置画像に基づく画像解析によって、前記食器の汚れに関する情報である食器汚れ情報を取得する食器汚れ情報取得部をさらに備えており、
前記洗浄装置制御部は、前記食器汚れ情報にも基づいて前記洗浄条件を設定し、前記洗浄条件に基づいて前記洗浄装置を制御する、請求項３の食器用設備。
【請求項５】
前記収容庫内に収容された食器を乾燥させる乾燥装置をさらに備えており、
前記制御装置は、前記食器載置状態に基づいて乾燥条件を設定し、前記乾燥条件に基づいて前記乾燥装置を制御する乾燥装置制御部をさらに備える、請求項１から４の何れか一項の食器用設備。
【請求項６】
食器が載置される載置部材を備えており、前記食器を収容する収容庫と、
ユーザが前記載置部材に前記食器を載置している状態を示す画像である食器載置画像を撮像可能に構成されている撮像装置と、
制御装置を備える食器用設備の動作方法であって、
前記制御装置が、前記撮像装置から前記食器載置画像を取得するステップと、
前記制御装置が、前記食器の載置状態である食器載置状態を前記食器載置画像に基づいて推定するための機械学習を行った学習済みの学習器に、前記食器載置画像を入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定するステップを備えている、動作方法。
【請求項７】
前記制御装置が、前記食器載置画像に基づく画像解析によって、前記食器に関連する情報である食器関連情報を取得するステップをさらに備えており、
前記学習済みの学習器は、前記食器関連情報にも基づいて前記食器載置状態を推定するための機械学習が行われており、
前記食器載置状態を推定するステップにおいて、前記制御装置が、前記食器関連情報も前記学習済みの学習器に入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定する、請求項６の動作方法。
【請求項８】
前記食器用設備が、前記収容庫内に収容された食器を洗浄する洗浄装置をさらに備えており、
前記制御装置が、前記食器載置状態に基づいて洗浄条件を設定し、前記洗浄条件に基づいて前記洗浄装置を制御するステップをさらに備えている、請求項６または７の動作方法。
【請求項９】
前記制御装置が、前記食器載置画像に基づく画像解析によって、前記食器の汚れに関する情報である食器汚れ情報を取得するステップをさらに備えており、
前記洗浄装置の動作を制御するステップにおいて、前記制御装置が、前記食器汚れ情報にも基づいて前記洗浄条件を設定し、前記洗浄条件に基づいて前記洗浄装置を制御する、請求項８の動作方法。
【請求項１０】
前記食器用設備が、前記収容庫内に収容された食器を乾燥させる乾燥装置をさらに備えており、
前記制御装置が、前記食器載置状態に基づいて乾燥条件を設定し、前記乾燥条件に基づいて前記乾燥装置を制御するステップをさらに備えている、請求項６から９の何れか一項の動作方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、食器用設備、食器用設備の動作方法、食器用設備のための学習装置および食器用設備のための学習方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、食器が載置される載置部材を備えており、前記食器を収容する収容庫と、前記収容庫内の画像を撮像可能に構成されている撮像装置と、制御装置を備える食器用設備が開示されている。この食器用設備では、撮像装置で撮像された収容庫内の画像に基づく画像解析によって、載置部材における食器の載置位置を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００３－２３５７８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、複数の食器を載置部材に載置する場合、収容庫内の画像においては、ある食器が別の食器の陰に隠れてしまうことがある。このような場合に、収容庫内の画像に基づく画像解析に基づいて、別の食器の陰に隠れてしまっている食器の載置位置や載置角度などを精度よく特定することは困難である。本明細書では、載置部材に載置された食器の載置状態をより正確に取得することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本明細書は食器用設備を開示する。前記食器用設備は、食器が載置される載置部材を備えており、前記食器を収容する収容庫と、ユーザが前記載置部材に前記食器を載置している状態を示す画像である食器載置画像を撮像可能に構成されている撮像装置と、制御装置を備えている。前記制御装置は、前記撮像装置から前記食器載置画像を取得する食器載置画像取得部と、前記食器の載置状態である食器載置状態を前記食器載置画像に基づいて推定するための機械学習を行った学習済みの学習器に、前記食器載置画像を入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定する食器載置状態推定部を備えている。
【０００６】
上記の食器用設備によれば、別の食器の陰に隠れてしまっている食器の載置状態についても、精度よく推定することができる。載置部材に載置された食器の載置状態をより正確に取得することができる。
【０００７】
前記制御装置は、前記食器載置画像に基づく画像解析によって、前記食器に関連する情報である食器関連情報を取得する食器関連情報取得部をさらに備えていてもよい。前記学習済みの学習器は、前記食器関連情報にも基づいて前記食器載置状態を推定するための機械学習が行われていてもよい。前記食器載置状態推定部は、前記食器関連情報も前記学習済みの学習器に入力し、前記学習済みの学習器の演算処理を実行することで、前記食器載置状態を推定してもよい。
【０００８】
上記の構成によれば、食器載置画像に基づく画像解析によって得られる食器関連情報（例えば、食器の大きさ、形状、材質などについての情報）にも基づいて、食器載置状態を推定するので、食器載置状態をより精度よく推定することができる。
【０００９】
前記食器用設備は、前記収容庫内に収容された食器を洗浄する洗浄装置をさらに備えていてもよい。前記制御装置は、前記食器載置状態に基づいて洗浄条件を設定し、前記洗浄条件に基づいて前記洗浄装置を制御する洗浄装置制御部をさらに備えていてもよい。
【００１０】
上記の構成によれば、洗浄装置が食器を洗浄する際の洗浄条件を、食器の載置状態に基づいて適切に設定することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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