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公開番号2025031550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024106371
出願日2024-07-01
発明の名称積層鉄心の製造装置
出願人株式会社エフ・シー・シー
代理人個人,個人
主分類B21D 28/02 20060101AFI20250228BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】金属板を打ち抜いて鉄心部材を形成するときに適切な背圧を付与すると共に、載置台に載置された鉄心部材の突き上げを抑制すること。
【解決手段】製造装置10は、下型20と、帯状の金属板Wを打ち抜いて鉄心部材5を形成する外形打ち抜き用パンチ45を有する上型40と、昇降可能に設けられ、かつ、形成された鉄心部材5が順次載置される載置台30と、載置台30を昇降可能に支持する支持部材32と、支持部材32を介して載置台30を昇降させる昇降用モータ36と、上型40および昇降用モータ36を制御する制御装置90と、を備え、制御装置90は、外形打ち抜き用パンチ45の下面45Bが上死点と下死点との中間点を通過してから下死点に到達する前までの間に、昇降用モータ36の出力トルクを第1の出力トルクから第1の出力トルクよりも高い第2の出力トルクに変更するトルク制御部94を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の鉄心部材が積層されて相互に結合された積層鉄心の製造装置であって、
ダイ穴が形成されたダイを有する下型と、
前記ダイ穴に対応するパンチであって、帯状の金属板を打ち抜いて前記鉄心部材を形成するパンチを有する上型と、
昇降可能に設けられ、かつ、形成された前記鉄心部材が順次載置される載置台と、
前記載置台を昇降可能に支持する支持部材と、
前記支持部材を介して前記載置台を昇降させる昇降用モータと、
前記ダイの下方に配置され、前記載置台に載置された前記鉄心部材に側圧を付与するスクイズリングと、
前記上型および前記昇降用モータを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記パンチの下面が上死点と下死点との中間点を通過してから前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクから前記第1の出力トルクよりも高い第2の出力トルクに変更するトルク制御部を備え、
前記トルク制御部は、前記パンチの前記下面が前記中間点を通過してから前記金属板の上面に接触する前までの間に、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第1の出力トルクから前記第2の出力トルクに変更する、製造装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
複数の鉄心部材が積層されて相互に結合された積層鉄心の製造装置であって、
ダイ穴が形成されたダイを有する下型と、
前記ダイ穴に対応するパンチであって、帯状の金属板を打ち抜いて前記鉄心部材を形成するパンチを有する上型と、
昇降可能に設けられ、かつ、形成された前記鉄心部材が順次載置される載置台と、
前記載置台を昇降可能に支持する支持部材と、
前記支持部材を介して前記載置台を昇降させる昇降用モータと、
前記ダイの下方に配置され、前記載置台に載置された前記鉄心部材に側圧を付与するスクイズリングと、
前記上型および前記昇降用モータを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記パンチの下面が上死点と下死点との中間点を通過してから前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクから前記第1の出力トルクよりも高い第2の出力トルクに変更するトルク制御部を備え、
前記トルク制御部は、前記金属板が打ち抜かれて形成された前記鉄心部材が下方に落下し始めてから前記パンチの前記下面が前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第1の出力トルクから前記第2の出力トルクに変更する、製造装置。
【請求項3】
前記トルク制御部は、前記金属板が打ち抜かれて形成された前記鉄心部材が下方に落下し始めてから形成された前記鉄心部材が前記載置台に載置された前記鉄心部材の上面に当接するまでの間に、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第1の出力トルクから前記第2の出力トルクに変更する、請求項2に記載の製造装置。
【請求項4】
前記トルク制御部は、前記金属板が打ち抜かれて形成された前記鉄心部材が前記載置台に載置された前記鉄心部材の上面に当接してから前記パンチの前記下面が前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第1の出力トルクから前記第2の出力トルクに変更する、請求項2に記載の製造装置。
【請求項5】
複数の鉄心部材が積層されて相互に結合された積層鉄心の製造装置であって、
ダイ穴が形成されたダイを有する下型と、
前記ダイ穴に対応するパンチであって、帯状の金属板を打ち抜いて前記鉄心部材を形成するパンチを有する上型と、
昇降可能に設けられ、かつ、形成された前記鉄心部材が順次載置される載置台と、
前記載置台を昇降可能に支持する支持部材と、
前記支持部材を介して前記載置台を昇降させる昇降用モータと、
前記上型および前記昇降用モータを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記パンチの下面が下死点から前記下死点と上死点との中間点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクよりも高い第2の出力トルクから前記第1の出力トルクに変更するトルク制御部を備えている、製造装置。
【請求項6】
前記トルク制御部は、前記パンチの前記下面が前記下死点から上昇を開始したときに、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第2の出力トルクから前記第1の出力トルクに変更する、請求項5に記載の製造装置。
【請求項7】
前記トルク制御部は、前記昇降用モータの前記出力トルクを矩形波形状で前記第2の出力トルクから前記第1の出力トルクに変更する、請求項5に記載の製造装置。
【請求項8】
前記トルク制御部は、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第2の出力トルクから前記第1の出力トルクに徐々に変更する、請求項5に記載の製造装置。
【請求項9】
前記トルク制御部が前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第2の出力トルクから前記第1の出力トルクに変更するタイミングは、前記金属板を前記パンチによって打ち抜いて1枚目の前記鉄心部材を形成する第1打ち抜き工程と、前記金属板を前記パンチによって打ち抜いて2枚目の前記鉄心部材を形成する第2打ち抜き工程とにおいて同じである、請求項5に記載の製造装置。
【請求項10】
前記トルク制御部は、前記第1の出力トルクを変更可能に構成されている、請求項5に記載の製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層鉄心の製造装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
モータ等に用いられる積層鉄心は、帯状の金属板(例えば帯状の鋼板)を所定の形状に打ち抜いて鉄心部材(コア)を形成し、形成された鉄心部材を積層して一体化することによって形成されている。例えば、かしめ、溶接、または、接着等によって、鉄心部材を積層して一体化することによって積層鉄心が形成されている。例えば、特許文献1には、接着剤を用いて複数の鉄心部材を積層し、相互に結合された積層鉄心を製造する製造装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献1の製造装置は、鉄心部材が順次載置される受け台と、受け台の昇降動作を行う昇降用モータと、昇降用モータの回転動作を制御する制御装置と、を備えている。そして、積層鉄心の積層をより効果的に実施するために、鉄心部材の打ち抜き時には、昇降用モータのトルク制限値を「高」に設定し、積層鉄心が順次積層される受け台によって上向きの圧力(背圧)を付与するとともに、鉄心部材の非打ち抜き時には、受け台によって鉄心部材が突き上げられてしまうことを抑制するために、昇降用モータのトルク制限値を「低」に設定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5859715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、昇降用モータの出力トルクの設定のタイミングが適切でない場合には以下のような不具合が発生し得る。例えば、トルク制限値を「高」に設定するタイミングが早すぎると、受け台によって鉄心部材が突き上げられてしまう虞がある。また、トルク制限値を「高」に設定するタイミングが遅すぎると、十分な背圧を付与することができず、鉄心部材の打ち抜きや鉄心部材の積層が適切に行われない虞がある。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、金属板を打ち抜いて鉄心部材を形成するときに適切な背圧を付与すると共に、載置台に載置された鉄心部材の突き上げを抑制することができる積層鉄心の製造装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る積層鉄心の製造装置は、複数の鉄心部材が積層されて相互に結合された積層鉄心の製造装置であって、ダイ穴が形成されたダイを有する下型と、前記ダイ穴に対応するパンチであって、帯状の金属板を打ち抜いて前記鉄心部材を形成するパンチを有する上型と、昇降可能に設けられ、かつ、形成された前記鉄心部材が順次載置される載置台と、前記載置台を昇降可能に支持する支持部材と、前記支持部材を介して前記載置台を昇降させる昇降用モータと、前記ダイの下方に配置され、前記載置台に載置された前記鉄心部材に側圧を付与するスクイズリングと、前記上型および前記昇降用モータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記パンチの下面が上死点と下死点との中間点を通過してから前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクから前記第1の出力トルクよりも高い第2の出力トルクに変更するトルク制御部を備え、前記トルク制御部は、前記パンチの前記下面が前記中間点を通過してから前記金属板の上面に接触する前までの間に、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第1の出力トルクから前記第2の出力トルクに変更する。
【0008】
本発明に係る積層鉄心の製造装置によると、トルク制御部は、パンチの下面が中間点を通過してから金属板の上面に接触する前までの間に、昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクから第2の出力トルクに変更する。上記態様によれば、パンチの下降タイミングと第2の出力トルクをかけるタイミングを合わせることができ、載置台に載置された鉄心部材がスクイズリングから飛び出すことを抑制することができると共に、鉄心部材の製品精度を確保することができる。さらに、金属板を打ち抜く際に、パンチからの下向きの荷重と載置台からの上向きの背圧とによって金属板が挟み込まれるため、金属板のバタつきを抑制し、鉄心部材の製品精度をより高めることができる。
【0009】
また、本発明に係る他の積層鉄心の製造装置は、複数の鉄心部材が積層されて相互に結合された積層鉄心の製造装置であって、ダイ穴が形成されたダイを有する下型と、前記ダイ穴に対応するパンチであって、帯状の金属板を打ち抜いて前記鉄心部材を形成するパンチを有する上型と、昇降可能に設けられ、かつ、形成された前記鉄心部材が順次載置される載置台と、前記載置台を昇降可能に支持する支持部材と、前記支持部材を介して前記載置台を昇降させる昇降用モータと、前記ダイの下方に配置され、前記載置台に載置された前記鉄心部材に側圧を付与するスクイズリングと、前記上型および前記昇降用モータを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記パンチの下面が上死点と下死点との中間点を通過してから前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクから前記第1の出力トルクよりも高い第2の出力トルクに変更するトルク制御部を備え、前記トルク制御部は、前記金属板が打ち抜かれて形成された前記鉄心部材が下方に落下し始めてから前記パンチの前記下面が前記下死点に到達するまでの間に、前記昇降用モータの前記出力トルクを前記第1の出力トルクから前記第2の出力トルクに変更する。
【0010】
本発明に係る他の積層鉄心の製造装置によると、トルク制御部は、金属板が打ち抜かれて形成された鉄心部材が下方に落下し始めてからパンチの下面が下死点に到達するまでの間に、昇降用モータの出力トルクを第1の出力トルクから第2の出力トルクに変更する。上記態様によれば、パンチの下降タイミングと第2の出力トルクをかけるタイミングを合わせることができ、載置台に載置された鉄心部材がスクイズリングから飛び出すことを抑制することができると共に、鉄心部材の製品精度を確保することができる。さらに、金属板が打ち抜かれてから第2の出力トルクに変更しているため、打ち抜かれて形成された鉄心部材がスクイズリングに入った状態で鉄心部材に載置台から背圧を加えることができ、積層精度を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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