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公開番号
2025031401
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137614
出願日
2023-08-25
発明の名称
車両用ガラスアンテナ
出願人
日本板硝子株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01Q
1/32 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電動車両に使用され、電磁ノイズの影響を受けにくいダイバーシティアンテナを構成する車両用ガラスアンテナを提供する。
【解決手段】バッテリから電力供給を受けたモータの駆動力によって走行可能な電動車両1に設けられる車両用ガラスアンテナAは、電動車両1の内部と外部とを仕切るガラス板2と、ガラス板2の板面2aに固定され、電動車両1の外部を空中伝搬する電波を受信可能な第1アンテナエレメント10と、を備えている。第1アンテナエレメント10は、バッテリから電力供給される機器とバッテリとの間に配置された変圧器から放出される電磁ノイズを遮断可能な遮断部7を介して電動車両1の外部に設けられると共に電波を受信可能な第2アンテナエレメント20と協働してダイバーシティアンテナを構成している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリから電力供給を受けたモータの駆動力によって走行可能な電動車両に設けられる車両用ガラスアンテナであって、
前記電動車両の内部と外部とを仕切るガラス板と、
前記ガラス板の板面に固定され、前記電動車両の前記外部を空中伝搬する電波を受信可能な第1アンテナエレメントと、を備え、
前記第1アンテナエレメントは、前記バッテリから電力供給される機器と前記バッテリとの間に配置された変圧器から放出される電磁ノイズを遮断可能な遮断部を介して前記電動車両の前記外部に設けられると共に前記電波を受信可能な第2アンテナエレメントと協働してダイバーシティアンテナを構成している車両用ガラスアンテナ。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記遮断部は、金属板により構成されている請求項1に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項3】
前記遮断部は、前記電動車両の金属外装パネルである請求項2に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項4】
前記ダイバーシティアンテナは、フェーズダイバーシティ受信方式に用いられる請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項5】
前記電波は、FMラジオ放送に使用される周波数帯域を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項6】
前記第2アンテナエレメントは、給電部とエレメントとを有しており、
前記遮断部から離間する方向に向けて、前記給電部、前記エレメントの順に配置されている請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項7】
前記第1アンテナエレメントは、前記金属外装パネルと容量結合可能な位置に配置されている請求項3に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項8】
前記第1アンテナエレメントは、前記第2アンテナエレメントと受信利得が同等である請求項7に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項9】
前記ガラス板の外縁部は、前記電動車両の前記金属外装パネルに形成された開口領域を覆うように固定されており、
前記第1アンテナエレメントは、前記開口領域の開口縁に対して、前記電動車両の左右方向に垂直かつ前記ガラス板の前記板面に沿った離間距離が20mm以内に配置された水平エレメントを含んでいる請求項8に記載の車両用ガラスアンテナ。
【請求項10】
前記水平エレメントは、前記開口領域の前記開口縁に対して前記ガラス板の中央側に配置されている請求項9に記載の車両用ガラスアンテナ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ガラスアンテナに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車には、放送波受信用や各種システム送受信用にアンテナが取付けられている。自動車は走行するため、これらの電波の受信状況も時々刻々変化する。そのような中、電波の受信状況を安定化させるために、電波を複数のアンテナで受信するダイバーシティアンテナが採用されることがある。
【0003】
特許文献1には、自動車のリアガラスのデフォッガ上部にある余白のスペースが狭い場合であっても、該余白に2本のアンテナを備えることで、FM放送波を良好にダイバーシティ受信できる車両用ガラスアンテナが記載されている。この車両用ガラスアンテナは、自動車のリアガラスのデフォッガ上部の余白に配設されたFM放送波用の2本のアンテナからなり、それぞれのアンテナは、リアガラスの上端部に左右に離隔されて配設された給電部と、給電部に接続され下垂される垂直線条と、垂直線条の下端に接続される水平線条とを備えている。2本のアンテナが有している水平線条は、それぞれ、デフォッガの最上部の加熱水平線条に近接して配設され、最上部の加熱水平線条と容量結合している。2本のアンテナのうちの少なくとも一方の垂直線条又は給電部には、指向特性調整用の補助線条が少なくとも一本接続されている。
【0004】
特許文献2には、自動車のリアガラスのデフォッガの余白に設けるAM放送波とFM放送波を受信する別々のアンテナで、特にFM放送波を高利得で受信することができ、かつ指向特性の優れた車両用ガラスアンテナが記載されている。このアンテナは、間隔を隔てた複数本の水平線条と、該水平線条と直交する垂直線条を少なくとも2本離隔して設け、該最上部の水平線条より引出線を介して設けた位置をAM用給電点とするAM放送波用のアンテナと、AM用給電点の左右両側に設けた2つのFM用給電点よりAM放送波用アンテナの最外周部の一部に沿ってそれぞれ時計回り及び反時計回りの方向に延出するFM放送波用アンテナを有している。このFM放送波用アンテナは、左右一対のそれぞれの第2の垂直線条部の長さを異なるように延ばすことによりダイバーシティ受信を効果的に行えるように構成されている。
【0005】
特許文献3には、AM放送、FM放送及びテレビ放送受信に適した車両用ガラスアンテナ(特許文献3においては自動車用ダイバーシティガラスアンテナ)が記載されている。このガラスアンテナは、自動車のリアガラスのデフォッガと容量結合した第1のアンテナ導体とデフォッガと容量結合しない第2のアンテナ導体とを設け、AM放送波帯で高インピーダンスになるように選定したコンデンサにより第2のアンテナ導体とデフォッガとを接続し、第1のアンテナ導体と第2のアンテナ導体とでダイバーシティ受信を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-248981号公報
特開2010-109958号公報
特開平9-130120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
最近では、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等。以下、「電動車両」とも称する。)が増加している。電動車両においては、電動車両の内部に高圧バッテリを配置しており、DC-DCコンバータによって各種車載電子機器を作動させるための電圧を得ているが、電圧変換時に発生する電磁ノイズが、ダイバーシティアンテナによる信号受信の妨げになっている。特許文献1から特許文献3に記載された車両用ガラスアンテナは、ダイバーシティ受信を行うための2つのアンテナをいずれも自動車のリアガラスに配置している。
【0008】
最近のダイバーシティアンテナは、受信信号の処理上の点から、2つのアンテナの受信信号の差分から妨害波を計算し、2つのアンテナの受信信号からその妨害波を差し引くフェーズダイバーシティ方式が採られている。このため、ダイバーシティ受信を構成する2つのアンテナ間の性能差、すなわち受信信号の強度差は、大きくなり過ぎないことが好ましい。一方、2つのアンテナ間の距離は、近すぎると好ましくない。距離が近すぎると、各アンテナにおける受信信号と妨害波の差が少なくなるので、妨害波の計算が難しくなるおそれがあるからである。
【0009】
そこで、電動車両に使用され、電磁ノイズの影響を受けにくいダイバーシティアンテナを構成する車両用ガラスアンテナが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る車両用ガラスアンテナの一つの実施形態は、バッテリから電力供給を受けたモータの駆動力によって走行可能な電動車両に設けられる車両用ガラスアンテナであって、前記電動車両の内部と外部とを仕切るガラス板と、前記ガラス板の板面に固定され、前記電動車両の前記外部を空中伝搬する電波を受信可能な第1アンテナエレメントと、を備え、前記第1アンテナエレメントは、前記バッテリから電力供給される機器と前記バッテリとの間に配置された変圧器から放出される電磁ノイズを遮断可能な遮断部を介して前記電動車両の前記外部に設けられると共に前記電波を受信可能な第2アンテナエレメントと協働してダイバーシティアンテナを構成している。
(【0011】以降は省略されています)
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