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公開番号2025030581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136011
出願日2023-08-24
発明の名称半導体パッケージ
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類H01L 23/48 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】新規な構成の半導体パッケージを提供する。
【解決手段】半導体パッケージは、Si基板の第1主面上に配置され、ガリウム系半導体層からなるドリフト層と、Si基板とドリフト層との間に介在するバッファ層と、ドリフト層におけるバッファ層とは反対側の表面である第1表面と接触するアノード電極と、Si基板の第2主面からドリフト層の第1表面とは反対側の表面である第2表面に向かって掘り下げられることによって形成され、Si基板およびバッファ層を貫通してドリフト層の第2表面に達するトレンチと、トレンチの内面に形成され、ドリフト層の第2表面と接触するカソード電極とを含む半導体素子と、半導体装置がフリップチップ実装され、アノード電極に電気的に接続されたアノード端子と、ボンディングワイヤを介して半導体装置のカソード電極に電気的に接続されたカソード端子とを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面および第2主面を有するSi基板と、
前記Si基板の第1主面上に配置され、ガリウム系半導体層からなるドリフト層と、
前記Si基板と前記ドリフト層との間に介在するバッファ層と、
前記ドリフト層における前記バッファ層とは反対側の表面である第1表面と接触するアノード電極と、
前記Si基板の第2主面から前記ドリフト層の前記第1表面とは反対側の表面である第2表面に向かって掘り下げられることによって形成され、前記Si基板および前記バッファ層を貫通して前記ドリフト層の前記第2表面に達するトレンチと、
前記トレンチの内面に形成され、前記ドリフト層の前記第2表面と接触するカソード電極とを含む半導体素子と、
前記半導体装置がフリップチップ実装され、前記アノード電極に電気的に接続されたアノード端子と、
ボンディングワイヤを介して前記半導体装置の前記カソード電極に電気的に接続されたカソード端子と、
前記半導体装置、前記アノード端子および前記カソード電極を封止するための封止樹脂とを含む、半導体パッケージ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第1主面は、前記Si基板の(111)面である、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項3】
ガリウム系半導体が、GaNまたはGa



を含む、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項4】
ガリウム系半導体が、(In
x1
Ga
1-x




(0≦x1<1)層、(Al
x2
Ga
1-x2




(0≦x2<1)層、Sc
x3
Ga
1-x3
N(0≦x3<1)層、Tl
x4
Ga
1-x4
N(0≦x4<1)層またはAl
x5
Ga
1-x5
N(0≦x5<1)層を含む、請求項3に記載の半導体パッケージ。
【請求項5】
バッファ層が、AlN層からなる、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項6】
前記トレンチが1つのみ形成されている、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項7】
前記トレンチが複数形成されている、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項8】
前記アノード電極が、前記ドリフト層の前記第1表面にショットキー接触するショットキーメタルを含む、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項9】
前記カソード電極が、前記トレンチの内面に形成され、前記ドリフト層の前記第2表面にオーミック接触するオーミックメタルを含む、請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記半導体装置がショットキーバリアダイオードである、請求項1~9いずれか一項に記載の半導体パッケージ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体パッケージに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、酸化ガリウム(Ga



)を用いたショットキーバリアダイオードが開示されている。特許文献1に記載のショットキーバリアダイオードは、酸化ガリウムからなる半導体基板と、半導体基板上に形成された酸化ガリウムからなるドリフト層と、ドリフト層とショットキー接触するアノード電極と、半導体基板とオーミック接触するカソード電極とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-179815号公報
【0004】
[概要]
本開示の一実施形態は、第1主面および第2主面を有するSi基板と、前記Si基板の第1主面上に配置され、ガリウム系半導体層からなるドリフト層と、前記Si基板と前記ドリフト層との間に介在するバッファ層と、前記ドリフト層における前記バッファ層とは反対側の表面である第1表面と接触するアノード電極と、前記Si基板の第2主面から前記ドリフト層の前記第1表面とは反対側の表面である第2表面に向かって掘り下げられることによって形成され、前記Si基板および前記バッファ層を貫通して前記ドリフト層の前記第2表面に達するトレンチと、前記トレンチの内面に形成され、前記ドリフト層の前記第2表面と接触するカソード電極とを含む半導体素子と、前記半導体装置がフリップチップ実装され、前記アノード電極に電気的に接続されたアノード端子と、ボンディングワイヤを介して前記半導体装置の前記カソード電極に電気的に接続されたカソード端子と、前記半導体装置、前記アノード端子および前記カソード電極を封止するための封止樹脂とを含む、半導体パッケージを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1は、本実施形態に係る半導体パッケージに搭載される第1半導体装置の構成を説明するための図解的な平面図である。
図2は、図1のII-II線に沿う図解的な断面図である。
図3は、第1半導体装置が実装された半導体パッケージの概略平面図である。
図4は、図3のIV-IV線に沿う断面図である。
図5は、第1半導体装置が実装された半導体パッケージの他の例を示す概略平面図である。
図6は、図5のVI-VI線に沿う断面図である。
図7は、本実施形態に係る半導体パッケージに実装される第2半導体装置の構成を説明するための図解的な平面図である。
図8は、図7のVIII-VIIIに線に沿う図解的な断面図である。
図9は、第2半導体装置が実装された半導体パッケージの概略平面図である。
図10は、図9のX-X線に沿う断面図である。
図11は、第2半導体装置が実装された半導体パッケージの他の例を示す概略平面図である。
図12は、図11のXII-XII線に沿う断面図である。
図13は、本実施形態に係る半導体パッケージに搭載される第3半導体装置の構成を説明するための図解的な平面図である。
図14は、図13のXIII-XIII線に沿う図解的な断面図である。
図15は、第3半導体装置が実装された半導体パッケージの概略平面図である。
図16は、図15のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17は、第3半導体装置が実装された半導体パッケージの他の例を示す概略平面図である。
図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿う断面図である。
図19は、本実施形態に係る半導体パッケージに実装される第4半導体装置の構成を説明するための図解的な平面図である。
図20は、図19のXX-XXに線に沿う図解的な断面図である。
図21は、第4半導体装置が実装された半導体パッケージの概略平面図である。
図22は、図21のXXII-XXII線に沿う断面図である。
図23は、第4導体装置が実装された半導体パッケージの他の例を示す概略平面図である。
図24は、図23のXXIV-XXIV線に沿う断面図である。
【0006】
[詳細な説明]
以下では、本開示の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0007】
図1は、本実施形態に係る半導体パッケージに搭載される第1半導体装置の構成を説明するための図解的な平面図である。図2は、図1のII-II線に沿う図解的な断面図である。
【0008】
第1半導体装置1は、ショットキーバリアダイオード(Schottky Barrier Diode)である。第1半導体装置1は、例えば、図1に示すように、平面視四角形のチップ状に形成されている。平面視における第1半導体装置1の四辺のそれぞれの長さは、たとえば、数mm程度である。この実施形態では、平面視における第1半導体装置1の四辺のそれぞれの長さは、1mm(1000μm)程度である。
【0009】
第1半導体装置1は、第1主面(表面)2aおよび第2主面(裏面)2bを有するSi(シリコン)基板2を含む。Si基板2は、平面視で四角形状である。また、第1半導体装置1は、Si基板2の第1主面2aに形成されたバッファ層3を含む。バッファ層3は、第1主面(表面)3aおよび第2主面(裏面)3bを有する。バッファ層3は、平面視で、Si基板2と整合する四角形状である。
【0010】
さらに、第1半導体装置1は、バッファ層3の第1主面3aに形成され、ガリウム系半導体層からなるドリフト層4を含む。ドリフト層4は、第1主面(表面)4aおよび第2主面(裏面)4bを有する。ドリフト層4は、平面視でバッファ層3と整合する四角形状である。ドリフト層4の第1主面4aは、本開示における「ドリフト層の第1表面」の一例であり、ドリフト層4の第2主面4bは、本開示における「ドリフト層の第2表面」の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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