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公開番号
2025031240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137328
出願日
2023-08-25
発明の名称
電源制御装置、電源装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20250228BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】帰還端子の異常時に出力電圧の上昇を防止する。
【解決手段】電源制御装置10は、帰還端子FBと、帰還端子FBに印加される帰還電圧Vfbに応じて電源装置Xの出力段12を制御する帰還制御回路11と、起動時の第1区間内で帰還電圧Vfbが第1閾値を下回っておりかつ出力段12に流れる出力電流ILが第2閾値を上回っていることが検出されたとき、又は、第1区間の完了時点で帰還電圧Vfbが第1閾値を下回っていることが検出されたときに、出力段12の駆動を強制的に停止する端子検査回路17と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
帰還端子と、
前記帰還端子に印加される帰還電圧に応じて電源装置の出力段を制御するように構成される帰還制御回路と、
起動時の第1区間内で前記帰還電圧が第1閾値を下回っておりかつ前記出力段に流れる出力電流が第2閾値を上回っていることが検出されたとき、又は、前記第1区間の完了時点で前記帰還電圧が前記第1閾値を下回っていることが検出されたときに、前記出力段の駆動を強制的に停止する端子検査回路と、
を備える、電源制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記帰還電圧が過電圧保護閾値を上回っているときに前記出力段の駆動を強制的に停止するように構成される過電圧保護回路をさらに備える、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記端子検査回路は、起動時の第2区間に亘って前記過電圧保護閾値よりも高電位のノードから前記帰還端子に向けてソース電流を流す、請求項2に記載の電源制御装置。
【請求項4】
前記端子検査回路は、起動時の第2区間に亘って前記帰還端子から前記第1閾値よりも低電位のノードに向けてシンク電流を流す、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項5】
前記帰還制御回路は、起動時に所定の傾きで上昇するソフトスタート電圧及び所定の基準電圧のいずれか低い方と前記帰還電圧とが一致するように前記出力段を制御する、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項6】
前記端子検査回路は、前記ソフトスタート電圧が前記基準電圧又はこれよりも低い第3閾値を上回った時点で前記第1区間を完了とする、請求項5に記載の電源制御装置。
【請求項7】
前記出力電流を過電流保護閾値以下に制限するように構成される過電流保護回路をさらに備え、
前記端子検査回路は、前記過電流保護閾値を前記第2閾値とする、請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項8】
帰還端子と、
前記帰還端子に印加される帰還電圧に応じて電源装置の出力段を制御するように構成される帰還制御回路と、
前記帰還電圧が過電圧保護閾値を上回っているときに前記出力段の駆動を強制的に停止するように構成される過電圧保護回路と、
起動時の所定区間に亘って前記過電圧保護閾値よりも高電位のノードから前記帰還端子に向けてソース電流を流す端子検査回路と、
を備える、電源制御装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の電源制御装置と、
前記電源制御装置により制御されて入力電圧から出力電圧を生成するように構成される前記出力段と、
前記出力電圧の分圧電圧を生成して前記帰還端子に出力するように構成される抵抗分圧回路と、
を備える、電源装置。
【請求項10】
前記出力段は、スイッチング形式又はリニア形式である、請求項9に記載の電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源制御装置及び電源装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、様々なアプリケーションの電源手段として、入力電圧から所望の出力電圧を生成する電源装置が利用されている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-213317号公報
【0005】
[概要]
従来の電源装置では、その制御主体である半導体装置の出力帰還端子に不具合を生じた場合に出力電圧が異常に上昇してしまうおそれがあった。
【0006】
例えば、本開示に係る電源制御装置は、帰還端子と、前記帰還端子に印加される帰還電圧に応じて電源装置の出力段を制御するように構成される帰還制御回路と、起動時の第1区間内で前記帰還電圧が第1閾値を下回っておりかつ前記出力段に流れる出力電流が第2閾値を上回っていることが検出されたとき、又は、前記第1区間の完了時点で前記帰還電圧が前記第1閾値を下回っていることが検出されたときに、前記出力段の駆動を強制的に停止する端子検査回路と、を備える。
【0007】
また例えば、本開示に係る電源制御装置は、帰還端子と、前記帰還端子に印加される帰還電圧に応じて電源装置の出力段を制御するように構成される帰還制御回路と、前記帰還電圧が過電圧保護閾値を上回っているときに前記出力段の駆動を強制的に停止するように構成される過電圧保護回路と、起動時の所定区間に亘って前記過電圧保護閾値よりも高電位のノードから前記帰還端子に向けてソース電流を流す端子検査回路とを備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、電源装置の比較例を示す図である。
図2は、比較例の帰還端子が正常であるときの起動波形を示す図である。
図3は、比較例の帰還端子が異常(下側抵抗オープンまたは上側抵抗ショート)であるときの起動波形を示す図である。
図4は、比較例の帰還端子が異常(上側抵抗オープンまたは下側抵抗ショート)であるときの起動波形を示す図である。
図5は、比較例の帰還端子が異常(上下抵抗オープン)であるときの起動波形を示す図である。
図6は、電源装置の第1実施形態を示す図である。
図7は、第1実施形態の帰還端子が異常(上側抵抗オープンまたは下側抵抗ショート)であるときの起動波形を示す図である。
図8は、電源装置の第2実施形態を示す図である。
図9は、第2実施形態の帰還端子が異常(上下抵抗オープン)であるときの起動波形を示す図である。
図10は、第2実施形態の帰還端子が正常であるときの起動波形を示す図である。
図11は、電源装置の第3実施形態を示す図である。
図12は、第3実施形態の帰還端子が正常であるときの起動波形を示す図である。
図13は、電源装置の第4実施形態を示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
<電源装置(比較例)>
図1は、電源装置の比較例(=後出の実施形態と対比される構成)を示す図である。本比較例の電源装置Xは、入力電圧Vinを降圧して所望の出力電圧Voutを生成する降圧型のスイッチング電源(いわゆるDC/DCコンバータ)である。本図に即して述べると、電源装置Xは、電源制御装置10と、これに外付けされる種々のディスクリート部品(キャパシタC1、インダクタL1、並びに、抵抗R1及びR2)と、を備える。
【0010】
電源制御装置10は、電源装置Xの動作を統括的に制御する半導体集積回路装置(いわゆる電源制御IC[integrated circuit])である。電源制御装置10は、装置外部との電気的な接続を確立する手段として、複数の外部端子(本図では帰還端子FBのみ明示)を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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