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公開番号2025030181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135241
出願日2023-08-23
発明の名称制御システム、絶縁誤差アンプ
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H03K 19/0175 20060101AFI20250228BHJP(基本電子回路)
要約【課題】絶縁型の制御システムで適切な帰還制御を行う。
【解決手段】制御システム400は、二次回路系400sの状態に応じたアナログ入力信号S41を生成する検出回路401と、アナログ入力信号S41とアナログ基準信号S42との誤差を増幅してアナログ誤差信号S43を生成する増幅回路403と、アナログ誤差信号S43を第1デジタル誤差信号S44に変換する変調回路404と、第1デジタル誤差信号S44を第2デジタル誤差信号S45として絶縁伝達する絶縁回路405と、デジタル制御信号S53(延いてはアナログ制御信号S54)に応じた駆動信号S47を生成する駆動回路407と、駆動回路407の内部信号S51と第2デジタル誤差信号S45の入力を受けてデジタル制御信号S53を生成するデジタル処理回路409を備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
一次回路系と二次回路系との間が電気的に絶縁されており、前記二次回路系から前記一次回路系に帰還制御が掛かるように構成される制御システムであって、
前記二次回路系に設けられて前記二次回路系の状態に応じたアナログ入力信号を生成するように構成される検出回路と、
前記二次回路系に設けられて前記アナログ入力信号と所定のアナログ基準信号との誤差を増幅してアナログ誤差信号を生成するように構成される増幅回路と、
前記二次回路系に設けられて前記アナログ誤差信号を第1デジタル誤差信号に変換するように構成される変調回路と、
前記一次回路系と前記二次回路系との間を電気的に絶縁しつつ前記第1デジタル誤差信号を第2デジタル誤差信号として伝達するように構成される絶縁回路と、
前記一次回路系に設けられて制御信号に応じた駆動信号を生成するように構成される駆動回路と、
前記一次回路系に設けられて前記駆動回路の内部信号と前記第2デジタル誤差信号の入力を受けて前記制御信号を生成するように構成されるデジタル処理回路と、
を備える、制御システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記駆動回路と前記デジタル処理回路との間に設けられて前記内部信号をアナログ/デジタル変換するように構成されるアナログ/デジタル変換回路をさらに備える、請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記デジタル処理回路と前記駆動回路との間に設けられて前記制御信号をデジタル/アナログ変換するように構成されるデジタル/アナログ変換回路をさらに備える、請求項1に記載の制御システム。
【請求項4】
前記検出回路は、前記一次回路系と前記二次回路系との間を電気的に絶縁しつつ前記駆動信号に応じて入力電圧から出力電圧を生成するように構成される電力変換回路の一部であり、前記出力電圧に応じた帰還電圧を前記アナログ入力信号として出力する、請求項1に記載の制御システム。
【請求項5】
前記駆動回路は、所定の発振周波数でセット信号を生成するように構成される発振回路と、前記セット信号とリセット信号の双方に応じて前記駆動信号のオンデューティを制御するように構成される論理回路と、を含み、前記セット信号を前記内部信号として前記デジタル処理回路に出力し、
前記デジタル処理回路は、前記セット信号に同期してスロープ信号を生成するように構成されるスロープ信号生成回路と、前記第2デジタル誤差信号と前記スロープ信号とを比較して比較信号を生成するように構成される比較回路と、を含み、前記比較信号を前記リセット信号として前記駆動回路に出力する、請求項1に記載の制御システム。
【請求項6】
前記デジタル処理回路は、前記内部信号及び前記第2デジタル誤差信号のほかに、駆動状態制御信号の入力を受けて前記制御信号を生成する、請求項1に記載の制御システム。
【請求項7】
前記変調回路は、前記アナログ誤差信号を前記第1デジタル誤差信号に変換するように構成される第1変調回路と、前記アナログ誤差信号を前記第1デジタル誤差信号よりも高周波数の第3デジタル誤差信号に変換するように構成される第2変調回路と、を含み、
前記絶縁回路は、前記第1デジタル誤差信号を前記第2デジタル誤差信号として伝達するように構成される第1絶縁回路と、前記第3デジタル誤差信号を第4デジタル誤差信号として伝達するように構成される第2絶縁回路と、を含み、
前記デジタル処理回路は、前記内部信号及び前記第2デジタル誤差信号のほかに、前記第4デジタル誤差信号の入力を受けて前記制御信号を生成する、請求項1に記載の制御システム。
【請求項8】
前記第1絶縁回路と前記デジタル処理回路との間に設けられるローパスフィルタ及び前記第2絶縁回路と前記デジタル処理回路との間に設けられるハイパスフィルタの少なくとも一方を備える、請求項7に記載の制御システム。
【請求項9】
前記第2変調回路は、前記アナログ誤差信号と所定の閾値とを比較して前記第3デジタル誤差信号を生成するように構成されるコンパレータを含む、請求項7に記載の制御システム。
【請求項10】
アナログ入力信号と所定のアナログ基準信号との誤差を増幅して第1アナログ誤差信号を生成するように構成される増幅回路と、
前記第1アナログ誤差信号を第1デジタル誤差信号に変換するように構成される第1変調回路と、
前記第1デジタル誤差信号を第2デジタル誤差信号として絶縁伝達するように構成される第1絶縁回路と、
前記第1アナログ誤差信号を前記第1デジタル誤差信号よりも高周波数の第3デジタル誤差信号に変換するように構成される第2変調回路と、
前記第3デジタル誤差信号を第4デジタル誤差信号として絶縁伝達するように構成される第2絶縁回路と、
前記第2デジタル誤差信号と前記第4デジタル誤差信号との加算信号を第2アナログ誤差信号に変換するように構成される復調回路と、
を備える、絶縁誤差アンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御システム及び絶縁誤差アンプに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一次回路系と二次回路系との間を電気的に絶縁しつつ、一次回路系と二次回路系との間で信号を伝達する信号伝達装置は、様々なアプリケーション(電源装置又はモータ駆動装置など)に用いられている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、本願出願人による特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/070944号
【0005】
[概要]
ところで、絶縁型の制御システムでは、二次回路系から一次回路系に帰還信号が伝達され得る。しかしながら、従来の制御システムでは、帰還信号の絶縁伝達手法について検討の余地があった。
【0006】
例えば、本開示に係る制御システムは、一次回路系と二次回路系との間が電気的に絶縁されており、前記二次回路系から前記一次回路系に帰還制御が掛かるように構成される制御システムであって、前記二次回路系に設けられて前記二次回路系の状態に応じたアナログ入力信号を生成するように構成される検出回路と、前記二次回路系に設けられて前記アナログ入力信号と所定のアナログ基準信号との誤差を増幅してアナログ誤差信号を生成するように構成される増幅回路と、前記二次回路系に設けられて前記アナログ誤差信号を第1デジタル誤差信号に変換するように構成される変調回路と、前記一次回路系と前記二次回路系との間を電気的に絶縁しつつ前記第1デジタル誤差信号を第2デジタル誤差信号として伝達するように構成される絶縁回路と、前記一次回路系に設けられて制御信号に応じた駆動信号を生成するように構成される駆動回路と、前記一次回路系に設けられて前記駆動回路の内部信号と前記第2デジタル誤差信号の入力を受けて前記制御信号を生成するように構成されるデジタル処理回路と、を備える。
【0007】
また例えば、本開示に係る絶縁誤差アンプは、アナログ入力信号と所定のアナログ基準信号との誤差を増幅して第1アナログ誤差信号を生成するように構成される増幅回路と、前記第1アナログ誤差信号を第1デジタル誤差信号に変換するように構成される第1変調回路と、前記第1デジタル誤差信号を第2デジタル誤差信号として絶縁伝達するように構成される第1絶縁回路と、前記第1アナログ誤差信号を前記第1デジタル誤差信号よりも高周波数の第3デジタル誤差信号に変換するように構成される第2変調回路と、前記第3デジタル誤差信号を第4デジタル誤差信号として絶縁伝達するように構成される第2絶縁回路と、前記第2デジタル誤差信号と前記第4デジタル誤差信号との加算信号を第2アナログ誤差信号に変換するように構成される復調回路と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。
図2は、トランスチップの基本構造を示す図である。
図3は、2チャンネル型のトランスチップとして用いられる半導体装置の斜視図である。
図4は、図3に示す半導体装置の平面図である。
図5は、図3の半導体装置において低電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図6は、図3の半導体装置において高電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図7は、図6に示すVIII-VIII線に沿う断面図である。
図8は、図7に示す領域XIIIの拡大図(分離構造)を示す図である。
図9は、トランスチップのレイアウト例を模式的に示す図である。
図10は、制御システムの第1実施形態を示す図である。
図11は、制御システムの第2実施形態を示す図である。
図12は、駆動回路及びデジタル処理回路の一構成例を示す図である。
図13は、制御システムの第3実施形態を示す図である。
図14は、制御システムの第4実施形態を示す図である。
図15は、制御システムの第5実施形態を示す図である。
図16は、制御システムの第6実施形態を示す図である。
図17は、制御システムの第6実施形態を示す図である。
図18は、車両の外観を示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
<信号伝達装置(基本構成)>
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。本構成例の信号伝達装置200は、一次回路系200p(VCC1-GND1系)と二次回路系200s(VCC2-GND2系)との間を絶縁しつつ、一次回路系200pから二次回路系200sにパルス信号を伝達し、二次回路系200sに設けられたスイッチ素子(不図示)のゲートを駆動する半導体集積回路装置(いわゆる絶縁ゲートドライバIC)である。例えば、信号伝達装置200は、コントローラチップ210と、ドライバチップ220と、トランスチップ230と、を単一のパッケージに封止して成る。
【0010】
コントローラチップ210は、電源電圧VCC1(例えばGND1基準で最大7V)の供給を受けて動作する半導体チップである。コントローラチップ210には、例えば、パルス送信回路211と、バッファ212及び213が集積されている。
(【0011】以降は省略されています)

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