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公開番号2025030558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135959
出願日2023-08-24
発明の名称バスバーの支持構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/507 20210101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池セルの電極端子とバスバーとを良好かつ円滑に溶接できるバスバーの支持構造を提供する。
【解決手段】複数の電池セル11を保持するバッテリケース40と、隣接する電池セル11の端子13にそれぞれ接続される並列に配置された一対の接続板部21を有するバスバー20と、接続板部21をそれぞれ収容する枠状の2つの収容部Sを有し、収容部Sに接続板部21を収容した状態でバッテリケース40に組付けられるバスバーケース50と、を備え、バッテリケース40は、収容部Sの間におけるバスバー20の長手方向の一端側及び他端側でバスバーケース50を係止する第1係止部42及び第2係止部46を有し、バスバーケース50は、接続板部21の長手方向の一端側及び他端側において、それぞれバスバー20の幅方向の異なる側縁を端子13へ向かって押圧可能な第1押圧部71及び第2押圧部75を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルを保持するバッテリケースと、
隣接する前記電池セルの端子にそれぞれ接続される並列に配置された一対の接続板部を有するバスバーと、
前記バスバーの前記接続板部をそれぞれ収容する枠状の2つの収容部を有し、前記収容部に前記接続板部を収容した状態で前記バッテリケースに組付けられるバスバーケースと、
を備えたバスバーの支持構造であって、
前記バッテリケースは、前記収容部の間における前記バスバーの長手方向の一端側及び他端側で前記バスバーケースを係止する係止部を有し、
前記バスバーケースは、前記収容部に収容された前記接続板部の長手方向の一端側及び他端側において、それぞれ前記バスバーの幅方向の異なる側縁を前記電池セルの前記端子へ向かって押圧可能な押圧部を有する、
バスバーの支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバーの支持構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、正負の電極端子を備える複数の電池セルと、複数の電池セルの内、互いに隣接して配置される電池セル間で対向する電極端子同士を電気接続するバスバーとを備える電源装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/130705号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の電源装置では、電池セルの電極端子とバスバーとを溶接して接続しているが、電極端子とバスバーとの溶接強度を確保するためには、電極端子に対してバスバーを隙間なく配置させて溶接する必要がある。このため、図10に示すように、バスバー1をマスク治具の治具爪2で加圧し、バスバー1と電極端子3との隙間をなくした状態でレーザ光Lを照射して溶接しなければならず、手間を要する。また、電池パックの電池セル同士の位置ずれが公差規格を外れた場合、治具爪2を挿入するスペースが確保できず、円滑に溶接することが困難となる。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電池セルの電極端子とバスバーとを良好かつ円滑に溶接できるバスバーの支持構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のバスバーの支持構造は、
複数の電池セルを保持するバッテリケースと、
隣接する前記電池セルの端子にそれぞれ接続される並列に配置された一対の接続板部を有するバスバーと、
前記バスバーの前記接続板部をそれぞれ収容する枠状の2つの収容部を有し、前記収容部に前記接続板部を収容した状態で前記バッテリケースに組付けられるバスバーケースと、
を備えたバスバーの支持構造であって、
前記バッテリケースは、前記収容部の間における前記バスバーの長手方向の一端側及び他端側で前記バスバーケースを係止する係止部を有し、
前記バスバーケースは、前記収容部に収容された前記接続板部の長手方向の一端側及び他端側において、それぞれ前記バスバーの幅方向の異なる側縁を前記電池セルの前記端子へ向かって押圧可能な押圧部を有する。
【0007】
この構成のバスバーの支持構造によれば、バスバーの接続板部を押圧部によって電池セルの端子へ押圧できる。これにより、マスク治具を用いることなく、バスバーの接続板部を端子へ隙間なく当接させ、良好かつ円滑に溶接して接続させることができる。また、マスク治具の設備が不要となり、設備費の削減及び製造工程の簡略化による製造コストの削減が図れる。さらに、溶接後も端子とバスバーとの加圧状態が維持されるので、バスバーの疲労寿命に影響する振動変位を抑えることができる。
また、治具爪を挿入するスペースが不要であるので、電池セルを積層配置させてスタックとした際のうねり量の公差規格を緩和できる。したがって、バッテリパックの不良の発生を抑制できる。しかも、端子へのバスバーの溶接領域を拡大できる。したがって、端子とバスバーとの接続箇所における通電面積を拡大でき、また、溶接疲労寿命を延ばすことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電池セルの電極端子とバスバーとを良好かつ円滑に溶接できるバスバーの支持構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るバスバーの支持構造が適用されたバッテリパックの一部の斜視図である。
図2は、本実施形態に係るバスバーの支持構造が適用されたバッテリパックの一部の平面図である。
図3は、図2におけるA-A断面図である。
図4は、図2におけるB-B断面図である。
図5は、バスバーの斜視図である。
図6は、バッテリケースの上部の斜視図である。
図7は、バスバーケースの平面図である。
図8Aは、他方の端子が内側下がりの状態でのバスバーの押圧状況を説明する図2におけるA-A断面図である。
図8Bは、他方の端子が内側下がりの状態でのバスバーの押圧状況を説明する図2におけるA-A断面図である。
図8Cは、他方の端子が内側下がりの状態でのバスバーの押圧状況を説明する図2におけるA-A断面図である。
図9Aは、他方の端子が外側下がりの状態でのバスバーの押圧状況を説明する図2におけるA-A断面図である。
図9Bは、他方の端子が外側下がりの状態でのバスバーの押圧状況を説明する図2におけるA-A断面図である。
図9Cは、他方の端子が外側下がりの状態でのバスバーの押圧状況を説明する図2におけるA-A断面図である。
図10は、電池セルの電極端子とバスバーとを溶接して接続する際の課題を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るバスバー20の支持構造が適用されたバッテリパック12の一部の斜視図である。図2は、本実施形態に係るバスバー20の支持構造が適用されたバッテリパック12の一部の平面図である。図3は、図2におけるA-A断面図である。図4は、図2におけるB-B断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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