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公開番号2025030395
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135654
出願日2023-08-23
発明の名称安楽椅子
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B60N 2/10 20060101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約【課題】 クッションフレームに大きな荷重が作用したときに、リンクが変形損傷してしまうことを抑制可能な乗物用シートの一例を開示する。
【解決手段】 乗物用シートに係る姿勢変更機構11では、第1リンク12、第2リンク13及び雄ネジ棒14によってトラス構造が構成される。このため、第1リンク12、第2リンク13及び雄ネジ棒14には、原則として、曲げモーメントが発生しない。したがって、当該姿勢変更機構11であれば、クッションフレームに大きな荷重が作用したときに、曲げモーメントによって第1リンク12、第2リンク13及び雄ネジ棒14が変形損傷してしまうことが抑制され得る。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
クッションフレームと、
前記クッションフレームの前端側を後端側に比べて上昇させた安楽姿勢と、この安楽姿勢に比べて当該前端側が低下した通常姿勢との間で当該クッションフレームを変位させる姿勢変更機構であって、第1リンク、第2リンク、雄ネジ棒及び当該雄ネジ棒と噛み合うナットを回転させる電動モータを有する姿勢変更機構とを備え、
前記第1リンクの長手方向一端側は、固定ブラケットに回転可能に連結され、
前記第1リンクの長手方向他端側と前記第2リンクの長手方向一端側とが回転可能に連結され、
前記第2リンクの長手方向他端側と前記雄ネジ棒の長手方向一端側とが回転可能に連結され、
前記電動モータは、前記第1リンク又は前記固定ブラケットに回転可能に支持されており、
前記第1リンクと前記第2リンクとの連結点を第1連結点とし、前記第2リンクと前記雄ネジ棒との連結点を第2連結点としたとき、
前記電動モータの支持点、前記第1連結点及び前記第2連結点を結ぶ図形は、常に三角形を構成し、かつ、前記クッションフレームは、前記第2リンクに連結されている安楽椅子。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第2リンクと前記クッションフレームとの連結点は、前記第2リンクのうち前記第1連結点と前記第2連結点との間に位置している請求項1に記載の安楽椅子。
【請求項3】
前記クッションフレームは、
幅方向一端側に配置されて前後方向に延びる第1サイドフレーム、
幅方向他端側に配置されて前後方向に延びる第2サイドフレーム、及び
幅方向に延びて前記第1サイドフレームと前記第2サイドフレームとを連結する連結部材を有しており、
前記姿勢変更機構は、前記第1サイドフレーム側に配置され、
前記第2サイドフレーム側には、第3リンク、第4リンク及び第2の固定ブラケットが設けられており、
前記第3リンクの長手方向一端側は、前記第2の固定ブラケットに回転可能に連結され、
前記第3リンクの長手方向他端側と前記第4リンクの長手方向一端側とが回転可能に連結され、
前記第2リンク及び前記第4リンクは、前記連結部材との一体品として可動するように構成されている請求項2に記載の安楽椅子。
【請求項4】
前記電動モータは、前記第1リンクに支持されており、
さらに、前記支持点は、前記第1リンクと前記固定ブラケットとの連結点と前記第1連結点とを結ぶ線分の中点より前記固定ブラケット側に位置している請求項1又は2に記載の安楽椅子。
【請求項5】
前記第2リンクと前記クッションフレームとの連結点を第3連結点としたとき、
前記通常姿勢時においては、前記第1連結点は前記第3連結点より上方側に位置しており、
さらに、安楽姿勢時においては、前記第1連結点は前記第3連結点より下方側に位置している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の安楽椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、クッションフレームの姿勢を変位させることが可能な安楽椅子に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の乗物用シートでは、スライド装置の可動レールに固定された固定ブラケットに第1リンクの下端が回転可能に連結され、当該第1リンクの上端に第2リンクの一端が回転可能に連結され、当該第2リンクの他端がクッションフレームに回転可能に連結されているとともに、第1リンクと第2リンクとのなす角をアクチュエータにより変更することにより、クッションフレームの姿勢を変化させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国実用新案第218892464号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の乗物用シートでは、第1リンクと第2リンクとのなす角をアクチュエータにより変更することにより、クッションフレームの姿勢を変化させている。このため、クッションフレームに大きな荷重が作用した際に、第1リンク及び第2リンクに大きな曲げモーメントが発生し易い。
【0005】
したがって、特許文献1に記載の乗物用シートでは、クッションフレームに大きな荷重が作用したときに、第1リンク及び第2リンクが変形損傷してしまうおそれがある。本開示は、当該点に鑑みた安楽椅子の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
安楽椅子は、例えば、クッションフレーム(7)と、クッションフレーム(7)の前端側を後端側に比べて上昇させた安楽姿勢と、この安楽姿勢に比べて当該前端側が低下した通常姿勢との間で当該クッションフレーム(7)を変位させる姿勢変更機構(11)であって、第1リンク(12)、第2リンク(13)、雄ネジ棒(14)及び当該雄ネジ棒(14)と噛み合うナットを回転させる電動モータ(15)を有する姿勢変更機構(11)とを備えることが望ましい。
【0007】
そして、第1リンク(12)の長手方向一端側は、固定ブラケット(93A)に回転可能に連結され、第1リンク(12)の長手方向他端側と第2リンク(13)の長手方向一端側とが回転可能に連結され、第2リンク(13)の長手方向他端側と雄ネジ棒(14)の長手方向一端側とが回転可能に連結され、電動モータ(15)は、第1リンク(12)又は固定ブラケット(93A)に回転可能に支持されている。
【0008】
さらに、電動モータ(15)の支持点(C4)、第1連結点(C1)及び第2連結点(C2)を結ぶ図形は、常に三角形を構成し、クッションフレーム(7)は、第2リンク(13)に連結されていることが望ましい。なお、第1連結点(C1)は、第1リンク(12)と第2リンク(13)との連結点である。第2連結点(C2)は、第2リンク(13)と雄ネジ棒(14)との連結点である。
【0009】
これにより、当該安楽椅子に係る姿勢変更機構(11)では、第1リンク(12)、第2リンク(13)及び雄ネジ棒(14)によってトラス構造が構成される。このため、第1リンク(12)、第2リンク(13)及び雄ネジ棒(14)には、原則として、大きな曲げモーメントが発生しない。
【0010】
したがって、当該姿勢変更機構(11)であれば、クッションフレーム(7)に大きな荷重が作用したときに、曲げモーメントによって第1リンク(12)、第2リンク(13)及び雄ネジ棒(14)が変形損傷してしまうことが抑制され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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