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公開番号
2025030139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135168
出願日
2023-08-23
発明の名称
ロックシステム
出願人
和光工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60P
1/44 20060101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約
【課題】 可搬型消防ポンプを迅速に昇降装置から切り離すことができるロックシステムを提供する。
【解決手段】 可搬型消防ポンプ4を積載可能な搬送台車40と、搬送台車40を昇降するための昇降装置10を有し、搬送台車40と昇降装置10のロック及びロック解除を行うためのロックシステム1であって、昇降装置10は搬送台車40を載置可能な昇降フレーム12有し、搬送台車40は、ロック穴51を有する合体ロックブラケット50を有し、昇降フレーム12は、合体ロックフック24aを有する回転体24と、合体ロックフック24aがロック穴51に嵌合する方向に回転体24を付勢する付勢バネ26と、合体ロックフック24aがロック穴51から離脱する方向に回転体24を付勢するための脚で操作可能な台車ロック解除レバー21を有することを特徴とするロックシステムとした。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
可搬型消防ポンプを積載可能な搬送台車と、前記搬送台車を昇降するための昇降装置を有し、前記搬送台車と前記昇降装置のロック及びロック解除を行うためのロックシステムであって、
前記昇降装置は前記搬送台車を載置可能な昇降フレームを有し、
前記搬送台車は、ロック穴を有する合体ロックブラケットを有し、
前記昇降フレームは、
合体ロックフックを有する回転体と、
前記合体ロックフックが前記ロック穴に嵌合する方向に前記回転体を付勢する付勢バネと、
前記合体ロックフックが前記ロック穴から離脱する方向に前記回転体を付勢するための脚で操作可能な台車ロック解除レバーを有することを特徴とするロックシステム。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記台車ロック解除レバーは、前記回転体の回転軸よりも前記昇降フレームの後端側の軸の周りで回転可能であり、前記台車ロック解除レバーと前記回転体が連結リンクの両端の回転軸により連結されている、請求項1に記載のロックシステム。
【請求項3】
前記昇降フレームが、ダブルロックピンと、前記ダブルロックピンを前記回転体の接触面に当接させた状態に係止する係止手段と、前記ダブルロックピンを前記接触面から離間させる方向に付勢する圧縮バネと、脚の操作により前記係止手段による係止を解除するためのダブルロック解除レバーを有する、請求項1に記載のロックシステム。
【請求項4】
前記昇降フレームが長手方向に延びる上下ガイドを有し、前記搬送台車が前記上下ガイドを案内する左右ガイドを有する、請求項1に記載のロックシステム。
【請求項5】
前記昇降フレームがテーパー形状を有するガイドピンを更に有し、前記搬送台車が前記ガイドピンを収容する面取穴を有する樹脂ガイドを更に有する、請求項1に記載のロックシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、可搬型消防ポンプを積載する台車を載置可能な昇降装置が有する昇降フレームと台車の着脱を制御するためのロックシステムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
消火活動においては、消防車が火災現場に接近できず、消防車からの放水による消火ができない場合がある。このため、消防車に台車に積載した可搬型消防ポンプを車載し、そのような場合には火災現場から離れた場所に消防車を停車させ、昇降装置を使用して可搬型消防ポンプを消防車から降ろし、火災現場近くまで人手により台車ごと可搬型消防ポンプを運搬し、そこから放水することが行われている(例えば、特許文献1~4参照)。
【0003】
特許文献1では詳細な説明はないが、搬送台車と昇降装置のロック機構部は水平に配置されている事が多く、搬送台車の走行車輪を接地する高さまで下降させると可搬ポンプの重量が走行車輪の方へ分散されることで消防車の後端が浮き上がり、ロックピンと受け具(受け穴)が接することでロックピンを抜きづらい状況になり、迅速に搬送台車と昇降装置の離脱が行えなくなる。また、特許文献2では第1から第3までのロック機構があり、各々のロック操作の確認とロック操作の為の移動が発生してしまうので搬送台車と昇降装置の離脱に時間がかかってしまう。さらに、特許文献3では搬送台車の車輪を展開する手間がかかってしまう。特許文献4は、本発明に使用されている昇降装置の構造を説明しており、平行四辺形リンクのアームによりゲートフレーム(本願の昇降アーム11と昇降フレーム12に対応)を昇降させる昇降機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-192981号公報
特開2005-74159号公報
特開2003-212123号公報
特開2007-68735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、可搬型消防ポンプを迅速に昇降装置から切り離すことができるロックシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願には、下記発明が開示される。
<構成1>
可搬型消防ポンプを積載可能な搬送台車と、前記搬送台車を昇降するための昇降装置を有し、前記搬送台車と前記昇降装置のロック及びロック解除を行うためのロックシステムであって、
前記昇降装置は前記搬送台車を載置可能な昇降フレームを有し、
前記搬送台車は、ロック穴を有する合体ロックブラケットを有し、
前記昇降フレームは、
合体ロックフックを有する回転体と、
前記合体ロックフックが前記ロック穴に嵌合する方向に前記回転体を付勢する付勢バネと、
前記合体ロックフックが前記ロック穴から離脱する方向に前記回転体を付勢するための脚で操作可能な台車ロック解除レバーを有することを特徴とするロックシステム。
<構成2>
前記台車ロック解除レバーは、前記回転体の回転軸よりも前記昇降フレームの後端側の軸の周りで回転可能であり、前記台車ロック解除レバーと前記回転体が連結リンクの両端の回転軸により連結されている、構成1に記載のロックシステム。
<構成3>
前記昇降フレームが、ダブルロックピンと、前記ダブルロックピンを前記回転体の接触面に当接させた状態に係止する係止手段と、前記ダブルロックピンを前記接触面から離間させる方向に付勢する圧縮バネと、脚の操作により前記係止手段による係止を解除するためのダブルロック解除レバーを有する、構成1に記載のロックシステム。
<構成4>
前記昇降フレームが長手方向に延びる上下ガイドを有し、前記搬送台車が前記上下ガイドを案内する左右ガイドを有する、構成1に記載のロックシステム。
<構成5>
前記昇降フレームがテーパー形状を有するガイドピンを更に有し、前記搬送台車が前記ガイドピンを収容する面取穴を有する樹脂ガイドを更に有する、構成1に記載のロックシステム。
構成1の発明では、合体ロックフックがロック穴に嵌合することで搬送台車と昇降フレームがロックされ、台車ロック解除レバーの操作により合体ロックフックがロック穴から離脱することで搬送台車と昇降フレームのロックが解除される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係るロックシステム1を有する昇降装置10及び搬送台車40を積載した車両2を示す。
昇降装置10による可搬型消防ポンプ4を積載した搬送台車40の昇降の様子を示す。
昇降装置10の昇降アーム11と昇降フレーム12を示す。(a)は上面図。(b)は側面図。
レバーブラケット20を示す。(a)は合体ロックフック24aがレバーブラケット20から突出した状態。(a)は合体ロックフック24aがレバーブラケット20に収容された状態。
搬送台車40を示す。(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図。
(a)は回転体24と合体ロックブラケット50を示す。(b)は合体ロックブラケット50の詳細を示す。
搬送台車40を昇降フレーム12から離脱させる際のロックシステム1の動作を示す。
搬送台車40を昇降フレーム12に合体させる際のロックシステム1の動作を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の1実施形態のロックシステム1を説明する。ロックシステム1は昇降装置10と搬送台車40のロック及びロック解除を行う。図1、2は本発明の1実施形態のロックシステム1に使用される昇降装置10を示す。車両(消防車)2は、その後部積載部に昇降装置10を備え、昇降装置10に可搬型消防ポンプ4を積載した搬送台車40をロックした状態で走行が可能であり、操作スイッチ13で昇降装置10を操作することで搬送台車40の昇降が可能である。後部積載部に棚を艤装した荷室床面3に昇降装置10のベースプレートを固定するとよい。普通自動車免許のみの所有者でも運転することができるよう、本実施形態では車両2を右ハンドルの普通自動車であるワンボックス車両としたが、準中型自動車以上の自動車であってもよく、車種を問わない。
【0009】
図2は、昇降装置10による可搬型消防ポンプ4を積載した搬送台車40の昇降の様子を示す。昇降装置10の昇降アーム11に昇降フレーム12が取り付けられており、昇降フレーム12に積載された搬送台車40を、車両2上の荷室床面3と地上面GLの間で移動させることができる。昇降装置10は、例えば、油圧ポンプで駆動される4節リンク機構とすることができる。車両走行中の振動その他の原因による昇降フレーム12の移動(図2参照)を防ぐため、ロックピン(不図示)等により昇降フレーム12を固定可能とするとよい(特許文献4参照)。
【0010】
図3は、昇降装置10の昇降アーム11と昇降フレーム12を示す。昇降フレーム12は搬送台車40を載置可能であり、昇降フレーム12の後端にレバーブラケット20が固定されている。
(【0011】以降は省略されています)
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