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公開番号2025029657
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134401
出願日2023-08-22
発明の名称医療支援システム、医療支援方法及びプログラム
出願人株式会社グリーンメチル
代理人個人
主分類G16H 50/00 20180101AFI20250228BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】臨床検査の検査結果に基づく臨床医の判断を支援する。
【解決手段】医療支援システム1において、ユーザ端末は、複数の臨床検査項目と、その検査結果であるパラメータとを対応付けた臨床検査結果データを取得する臨床検査結果データ取得部を有し、医療支援装置は、事前に定めた、生体サンプルの複数の臨床検査項目と、その基準範囲を記録する基準範囲DB及び複数の臨床検査項目から判定したい疾病毎に1以上の臨床検査項目を選択し、基準範囲との逸脱状況を組み合わせて記録する解析ロジックDBを含む記憶部と、臨床検査項目毎に取得したパラメータと基準範囲とを比較し、パラメータの基準範囲からの逸脱状況を判定する診断支援前処理部と、検査項目毎の逸脱状況が、解析ロジック記憶部に記憶している疾病の臨床検査項目の逸脱状況の組合せを満たすか否を判定し、満たす場合、可能性がある疾病を原因候補疾病と判定する診断支援後処理部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
事前に定めた、生体サンプルの複数の臨床検査項目と、当該臨床検査項目の基準範囲を記録する基準範囲記憶部と、
前記複数の臨床検査項目から判定したい疾病毎に1以上の臨床検査項目を選択し、前記基準範囲との逸脱状況とを組み合わせて記録する解析ロジック記憶部と、
前記複数の臨床検査項目と、当該臨床検査項目の検査結果であるパラメータとを対応付けた臨床検査結果データを取得する臨床検査結果データ取得部と、
前記臨床検査項目毎に、取得した前記パラメータと前記基準範囲とを比較し、当該パラメータの前記基準範囲からの値の逸脱状況を判定する診断支援前処理部と、
前記臨床検査項目毎に判定した逸脱状況が、解析ロジック記憶部に記憶されている前記疾病の臨床検査項目の逸脱状況の組合せを満たすか否を判定し、満たす場合、可能性がある前記疾病を原因候補疾病と判定する診断支援後処理部と、
を備え、
前記原因候補疾病を医師に提示し、当該医師からの診断確認を受け付けることで疾病を特定する医療支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記生体サンプルが、血液、毛髪、尿、汗、唾液、DNA、便、の少なくとも1つを含む請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項3】
前記解析ロジック記憶部が、前記疾病毎に、患者へ提示するコメント情報を記録し、
特定された前記疾病について前記解析ロジック記憶部から取得した前記コメント情報を、当該特定された疾病と対応付けた解析レポートを作成する解析レポート作成部を備える請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項4】
前記解析ロジック記憶部が、前記疾病毎に、患者に必要な処方情報を記録し、
解析レポート作成部は、前記特定された疾病と対応付けた前記処方情報を前記解析レポートに含める請求項3に記載の医療支援システム。
【請求項5】
前記解析レポートを、前記医師が確認し、修正を行う解析レポート確認部を備える請求項4に記載の医療支援システム。
【請求項6】
前記解析ロジック記憶部が、治療の内容と順とを示す治療ピラミッド、当該治療ピラミッドの各層の根本原因、当該根本原因に対する対応検査、当該対応検査に含まれる前記臨床検査項目、および前記疾病の症状を記録し、
前記解析レポート作成部が、前記治療ピラミッド、前記根本原因、前記対応検査、当該対応検査の前記臨床検査結果データに基づいて判明した前記疾病、および前記症状を階層的に提示した検査結果サマリーを前記解析レポートに含める請求項3に記載の医療支援システム。
【請求項7】
前記解析ロジック記憶部が、前記治療ピラミッドの各階層の治療期間を記録し、
前記解析レポート作成部が、前記治療ピラミッド、当該治療ピラミッドの治療期間に基づいて作成される前記患者の治療計画を示す治療ロードマップを前記解析レポートに含める請求項6に記載の医療支援システム。
【請求項8】
前記解析ロジック記憶部が、前記治療ピラミッドの各階層の根本治療に対処する薬を記録し、
前記解析レポート作成部が、前記解析ロジック記憶部に前記階層毎に記録されている薬と処方情報とに基づいて、各階層の治療期間毎に、作成される服薬スケジュールを前記解析レポートに含める請求項7に記載の医療支援システム。
【請求項9】
前記臨床検査結果データ取得部は、表形式の電子データでない臨床検査結果レポートから、および臨床検査機関毎のレポートフォーマットを用いたOCR処理によって、前記複数の臨床検査項目と、当該臨床検査項目の検査結果である前記パラメータとを対応付け、所定の臨床検査項目順に並べた臨床検査結果データを取得する請求項1に記載の医療支援システム。
【請求項10】
前記臨床検査結果データ取得部は、表形式の電子データである臨床検査結果レポートから、前記複数の臨床検査項目と、当該臨床検査項目の検査結果である前記パラメータとを対応付け、所定の臨床検査項目順に並べた臨床検査結果データを取得する請求項1に記載の医療支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療支援システム、医療支援方法及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、血液検査を始めとする臨床検査の検査結果に基づく診断は、血液サンプルを専門の検査機関に送付し、検査機関によって作成された検査結果レポートを臨床医師が読解した上で、当該臨床医師の経験に基づき患者へのアドバイスを行っていた。
そこで、複数の検査が実施された場合に、特に、X線診断装置、X線CT装置、MRI装置、超音波画像診断装置、核医学診断装置等の医用画像診断装置による検査を含む場合に、実施された検査毎の検査結果レポートを統合して1の検査結果レポートとし、医師の労力を軽減し、かつ診断効率を上げる技術が開示されている(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-096055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、複数の検査結果を1の検査結果レポートに集約することで検査結果を把握しやすくなるが、検査結果からの判断は医師が行わなければならず、検査結果が多くなるほど時間と労力がかかり、また人による判断のために人により、また経験により判断が異なってしまうという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、臨床検査の検査結果に基づく臨床医の判断を支援する医療支援システム、医療支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、事前に定めた、生体サンプルの複数の臨床検査項目と、当該臨床検査項目の基準範囲を記録する基準範囲記憶部と、
前記複数の臨床検査項目から判定したい疾病毎に1以上の臨床検査項目を選択し、前記基準範囲との逸脱状況とを組み合わせて記録する解析ロジック記憶部と、
前記複数の臨床検査項目と、当該臨床検査項目の検査結果であるパラメータとを対応付けた臨床検査結果データを取得する臨床検査結果データ取得部と、
前記検査項目毎に、取得した前記パラメータと前記基準範囲とを比較し、当該パラメータの前記基準範囲からの値の逸脱状況を判定する診断支援前処理部と、
検査項目毎に判定した逸脱状況が、解析ロジック記憶部に記憶されている前記疾病の臨床検査項目の逸脱状況の組合せを満たすか否を判定し、満たす場合、可能性がある前記疾病を原因候補疾病と判定する診断支援後処理部と、
を備え、
前記原因候補疾病を医師に提示し、当該医師からの診断確認を受け付けることで疾病を特定する医療支援システムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、臨床検査の検査結果に基づく臨床医の判断を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る医療支援システムの概要図である。
本実施形態に係る医療支援装置およびユーザ端末が備えるコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る医療支援システムの機能構成を示す図である。
本実施形態に係る医療支援処理のフローチャートを示す図である。
本実施形態に係る医療支援システムの臨床検査結果データ取得部によるデータの抽出処理のフローチャートを示す図である。
本実施形態に係る基準範囲DBを模式的に示す図である。
本実施形態に係る解析ロジックDBを模式的に示す図である。
本実施態に係る医療支援システムで判定する疾病一覧を示す図である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
本実施形態に係る医療支援システムの画面一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
【0010】
[基本概念/基本構成]
図1は、本実施形態に係る医療支援システム1の概要図である。
医療支援システム1は、臨床医が行う、臨床検査結果に対する臨床医による解析レポートの作成を、支援するシステムであって、臨床医が操作するユーザ端末200と、ユーザ端末200とインターネット等の情報通信回線を介して接続される医療支援装置100と、を備える。本実施形態において、医療支援装置100は、クラウドサーバとするが、オンプレミスであってもよい。また、医療支援装置100がユーザ端末200と物理的に同じ装置であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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