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公開番号
2025029620
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023134323
出願日
2023-08-22
発明の名称
製パン機
出願人
株式会社ツインバード
代理人
主分類
A47J
37/00 20060101AFI20250228BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】蓋の指掛け部が過熱されないようにしつつ、良好に焼き芋を作ることができる製パン機を提供すること。
【解決手段】本体2と、開閉のための指掛け部19を有する蓋体3と、前記本体2の内ケース7内に着脱可能に収容される製パン容器10と、この製パン容器10を加熱するヒータ8への通電を制御する制御回路20と、温度センサ11と、動作メニューを選択する操作部13とを有する製パン機1において、前記制御回路20が、前記内ケース7と前記蓋体3の内蓋体18とで形成される焼成室6を第一の温度T1で且つ第一の時間t1加熱する第一の工程と、前記焼成室6を第二の温度T2で且つ第二の時間t2加熱する第二の工程とを有し、前記第一の工程に続いて前記第二の工程が実行され、前記第一の温度T1が前記第二の温度T2よりも高く、且つ前記第一の時間t1が前記第二の時間t2よりも短く設定される焼き芋コースを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部が設けられた内ケースを有する本体と、前記内ケースの開口部を閉塞する内蓋体及び開閉のための指掛け部を有する蓋体と、前記内ケース内に着脱可能に収容されると共にパン材料が収容される製パン容器と、この製パン容器を加熱するヒータと、このヒータへの通電を制御する制御回路と、温度センサと、動作メニューを選択する操作部とを有し、前記内ケースと内蓋体とで焼成室が形成される製パン機において、
前記制御回路が、前記焼成室を第一の温度で且つ第一の時間加熱する第一の工程と、前記焼成室を第二の温度で且つ第二の時間加熱する第二の工程とを有し、前記第一の工程に続いて前記第二の工程が実行され、前記第一の温度が前記第二の温度よりも高く、且つ前記第一の時間が前記第二の時間よりも短く設定される焼き芋コースを有することを特徴とする製パン機。
続きを表示(約 69 文字)
【請求項2】
前記第一の温度が高いほど、前記第一の時間が短くなるように設定されることを特徴とする請求項1記載の製パン機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、製パン機に関するものであり、特に、焼き芋プログラムを有する製パン機に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の製パン機としては、ヒータ、練り装置(本願発明の捏ね羽根等に相当する)、温度センサを備えたオーブン室(本願発明の焼成室に相当する)にパン材料を投入したパン容器(本願発明の製パン容器に相当する)を装着し、練り、発酵、焼きの各工程を自動的に実行してパンを作るものが知られている。そして、これらの製パン機においては、パンだけでなく、焼き芋等を作ることができるものも知られている。
【0003】
一般的に、サツマイモを焼いて焼き芋を作る場合、温度が重要となる。サツマイモに含まれる澱粉は、同じくサツマイモに含まれるβ-アミラーゼの働きによって分解され、麦芽糖やオリゴ糖等になる(糖化)。この糖化に適した温度は、サツマイモの品種にもよるが、65~75℃である。一方、焼き芋の柔らかさは、サツマイモ自身に含まれるペクチンの状態による。このペクチンは、サツマイモの品種にもよるが、50~70℃で硬化し、80~90℃で軟化する。従って、ペクチンが硬化する温度帯に留まる時間を短くし、糖化に適した温度帯に留まる時間を長くし、ペクチンが軟化する温度帯に留まる時間を長くすることで、甘く柔らかい焼き芋にすることができる。このように、焼き芋を作るための温度調整をするものとして、サツマイモの酵素(β-アミラーゼ)を活性化する酵素活性温度に所定時間保持する予熱工程と、サツマイモを焼き温度で焼き上げる焼き工程からなる焼き芋コースを有する製パン機が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4022319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本出願人が製パン機を開発するに当たり、比較的低温で所定時間加熱した後、比較的高温で所定時間加熱するように焼き芋コースのプログラムを作った際に、幾つかの問題点があることが判明した。一つ目は、焼き芋が比較的硬いものになってしまうことである。これは、焼き芋コースの前半で焼成室内が100℃前後に加熱されたとしても、サツマイモの中心温度はあまり上昇せず、ペクチンの硬化温度帯である50~70℃に長く留まると共に、ペクチンの軟化温度帯である80~90℃の時間が短くなるためであると考えられる。二つ目は、製パン機の蓋の指掛け部の温度が高くなりすぎるということである。これは、製パン機が比較的小型なため、熱源であるヒータから指掛け部までの距離が近く、温度が高くなりやすいこと、及び、焼き芋コースの前半で焼成室内が弱く加熱されて蓋体の指掛け部の温度がやや高くなった後、焼き芋コースの後半で焼成室内が強く加熱されるためであると考えられる。一例として、100℃で90分加熱した後、200℃で50分加熱するプログラムを本出願人がテストした際、指掛け部はプログラムの終了時点で70℃前後まで上昇した。そして、指掛け部の温度が高くなりすぎると、蓋を開ける際に火傷をしたり、指掛け部を含む蓋の材質が劣化したりする虞があった。
【0006】
本発明は以上の問題点を解決し、蓋の指掛け部が過熱されないようにしつつ、良好に焼き芋を作ることができる製パン機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に記載の製パン機は、開口部が設けられた内ケースを有する本体と、前記内ケースの開口部を閉塞する内蓋体及び開閉のための指掛け部を有する蓋体と、前記内ケース内に着脱可能に収容されると共にパン材料が収容される製パン容器と、この製パン容器を加熱するヒータと、このヒータへの通電を制御する制御回路と、温度センサと、動作メニューを選択する操作部とを有し、前記内ケースと内蓋体とで焼成室が形成される製パン機において、前記制御回路が、前記焼成室を第一の温度で且つ第一の時間加熱する第一の工程と、前記焼成室を第二の温度で且つ第二の時間加熱する第二の工程とを有し、前記第一の工程に続いて前記第二の工程が実行され、前記第一の温度が前記第二の温度よりも高く、且つ前記第一の時間が前記第二の時間よりも短く設定される焼き芋コースを有するものである。
【0008】
また、本発明の請求項2に記載の製パン機は、請求項1において、前記第一の温度が高いほど、前記第一の時間が短くなるように設定されるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1に記載の保冷庫は、以上のように構成することにより、製パン容器に収容されたサツマイモが第一の工程で強く加熱されることで、ペクチンが硬化する温度帯が短時間となり、その後、第二の工程で弱く加熱されることで、糖化が促進される温度帯、及びペクチンが軟化する温度帯に長く留まるので、甘く柔らかい焼き芋を作ることができる。また、強く加熱する第一の工程が短いため、前記蓋体の指掛け部が過熱される前に第二の工程に移行し、指掛け部が比較的低い温度で安定することになるので、安全性を高めることができると共に前記蓋体の熱による劣化を抑えることができる。
【0010】
なお、前記第一の温度が高いほど、前記第一の時間が短くなるように設定することで、蓋体の指掛け部が過熱されることを、より確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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