TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025029381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133976
出願日2023-08-21
発明の名称天井材ユニット
出願人大建工業株式会社
代理人個人,弁理士法人M&Partners
主分類E04B 9/00 20060101AFI20250227BHJP(建築物)
要約【課題】天井部分のユーティリティーを向上させることが可能な天井材ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の天井材ユニットは、室内の天井部(C)に設置され、並列する複数条の羽目板(12a)の上面側に空間を有する天井ベース(12)と、シャフト(14a)の上端に薄板状のT形プレート部(14b)が設けられた吊持部材(14)であって、上記の天井ベース(12)に着脱可能な吊持部材(14)とを備える。そして、並列する上記の羽目板(12a)の間には、上記T形プレート部(14b)が挿通可能な幅のスリット(16)が設けられる。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
室内の天井部(C)に設置され、並列する複数条の羽目板(12a)の上面側に空間を有する天井ベース(12)と、
シャフト(14a)の上端に薄板状のT形プレート部(14b)が設けられた吊持部材(14)であって、上記の天井ベース(12)に着脱可能な吊持部材(14)とを備え、
並列する上記の羽目板(12a)の間には、上記T形プレート部(14b)が挿通可能な幅のスリット(16)が設けられる、ことを特徴とする天井材ユニット。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1の天井材ユニットにおいて、
前記T形プレート部(14b)が磁性体で形成されると共に、
前記の羽目板(12a)上面における前記スリット(16)に沿った縁部には、上記のT形プレート部(14b)を持着する磁石(18)が取り付けられる、ことを特徴とする天井材ユニット。
【請求項3】
請求項2の天井材ユニットにおいて、
前記の磁石(18)は、前記羽目板(12a)の長手方向に所定の間隔を置いて複数設けられ且つ前記スリット(16)の両側で対向するように配設されると共に、そのスリット(16)の両側で対向する一対の磁石(18)が、当該スリット(16)に直交する線を跨いで互いに斜めに位置するように配設される、ことを特徴とする天井材ユニット。
【請求項4】
請求項2の天井材ユニットにおいて、
前記の吊持部材(14)の前記T形プレート部(14b)を前記シャフト(14a)に対して回転可能に連結する、ことを特徴とする天井材ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の天井部分に於いて、必要な際に物干し等を設置することが可能な吊持部材を吊り下げられる天井材ユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
洗濯物の室内干しを行なう際に、窓や掃き出しと言った室内の開口部に設置される物干し装置が使用される。従来、この種の装置として、下記の特許文献1(日本国・特許第5166887号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
室内の開口部に沿って備え付ける物干し装置であって、干し竿と、干し竿の両端に備え付けられる一対の腕部と、上記の腕部の一端が水平方向または斜め方向または垂直方向に回動するように軸着される支持部と、その支持部を開口部側面に固定する台部とを備える。そして、上記の支持部は、上記の腕部を回動操作する際、上記の腕部の端面と支持部の上面との隙間が一定の狭い間隔となるようにその上部断面が略円弧状に形成されている。
【0003】
この従来技術によれば、支持部の上部断面が略円弧状であることにより、物干し装置の上げ下げ時に発生する、支持部と腕部間の隙間が常に狭くなるため、指が挟まれにくく、また、開口部側面と台部の間に設けるスペーサーにより、腕部が握りやすいといった、物干し装置の安全性、操作性をより高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5166887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の従来技術には次の課題があった。すなわち、室内物干しを設置するためには、窓枠などの垂直面に対して取付用の接続部材(具体的には上記の台部)を固定しなければならない。このため、室内干しを行なわないときには物干し装置を開口部の壁面に沿うよう格納することが出来るものの、その開口部に物干し装置が常時設置された状態となっているので、室内の景観に大きな影響を与えていた。また、物干し装置を構成する一対の腕部の間隔(距離)が固定されており、所定長さの物干し竿(干し竿)しか使用することができず、物干し態様の柔軟性に欠けると言う問題もあった。
それゆえに、本発明の主たる課題は、例えば、室内干し用の物干しなどを設置する際に、様々な物干し態様に柔軟に対応することができると共に、室内干しを行わないときには、室内の景観に影響を与えないように物干しを取り外すことができると言ったように、天井部分のユーティリティーを向上させることが可能な天井材ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するため、本発明は、例えば、図1~4に示すように、天井材ユニットを次のように構成した。
すなわち、室内の天井部Cに設置され、並列する複数条の羽目板12aの上面側に空間を有する天井ベース12と、シャフト14aの上端に薄板状のT形プレート部14bが設けられた吊持部材14であって、上記の天井ベース12に着脱可能な吊持部材14とを備える。そして、並列する上記の羽目板12aの間には、上記T形プレート部14bが挿通可能な幅のスリット16が設けられることを特徴とする。
【0007】
本発明では、例えば、室内干しの際に使用する物干し竿などを吊持する吊持部材14の上端に設けられたT形プレート部14bをスリット16に通した後、羽目板12aの上面側でT形プレート部14bを垂直軸回り半回転未満回転させるだけで、天井ベース12に吊持部材14を取り付けることができる。
【0008】
本発明においては、前記T形プレート部14bが磁性体で形成されると共に、前記の羽目板12a上面における前記スリット16に沿った縁部に、上記のT形プレート部14bを持着する磁石18を取り付けるのが好ましい。
この場合、吊持部材14のT形プレート部14bを磁石18に持着させることによって、天井ベース12に取り付けた吊持部材14が不所望に移動するのを抑制することができる。
【0009】
また、上述のような磁石18を設ける場合において、その磁石18は、前記羽目板12aの長手方向に所定の間隔を置いて複数設けられ且つ前記スリット16の両側で対向するように配設されると共に、そのスリット16の両側で対向する一対の磁石18が、当該スリット16に直交する線を跨いで互いに斜めに位置するように配設するのが好ましいし、また、前記の吊持部材14のT形プレート部14bをシャフト14aに対して回転可能に連結するのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、例えば、室内干し用の物干しなどを設置する際に、様々な物干し態様に柔軟に対応することができると共に、室内干しを行わないときには、室内の景観に影響を与えないように物干しを取り外すことができると言ったように、天井部分のユーティリティーを向上させることが可能な天井材ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
住宅
4日前
GHL株式会社
建物
2日前
株式会社オカムラ
ブース
8日前
三協立山株式会社
構造体
16日前
個人
ツリー型太陽光発電システム
15日前
鹿島建設株式会社
制震架構
16日前
文化シヤッター株式会社
階段
3日前
鹿島建設株式会社
外断熱構造
2日前
株式会社オカムラ
パネル装置
22日前
三協立山株式会社
パネル構造体
16日前
株式会社大林組
制振構造
5日前
株式会社オカムラ
什器システム
22日前
トヨタホーム株式会社
住宅
16日前
ミサワホーム株式会社
ブース家具
10日前
株式会社大林組
壁材形成方法
10日前
光洋機械産業株式会社
壁面作業用屋上設備
16日前
大和ハウス工業株式会社
建物
4日前
大和ハウス工業株式会社
建物
3日前
大和ハウス工業株式会社
建物
2日前
株式会社大同機械
スロープユニット
4日前
大和ハウス工業株式会社
建物
10日前
大和ハウス工業株式会社
合成床
10日前
個人
建築用の組立用の骨組セットの組立方法
3日前
サンユウテック株式会社
転落防止装置
10日前
大和ハウス工業株式会社
合成床
11日前
清水建設株式会社
制振構造
22日前
大和ハウス工業株式会社
遮音構造
10日前
清水建設株式会社
制振構造
9日前
三晃金属工業株式会社
ソーラー屋根装置
11日前
中里産業株式会社
車止めブロック
11日前
株式会社免制震ディバイス
制振構造
9日前
エントロス株式会社
シート固定装置
4日前
株式会社大林組
床スラブの形成方法
4日前
個人
居室
11日前
大建工業株式会社
遮音構造体
3日前
大林株式会社
コンクリートブロック塀構造
9日前
続きを見る