TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025028798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-04
出願番号
2023186682
出願日
2023-10-31
発明の名称
一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物およびそれを用いた塗料
出願人
KFケミカル株式会社
代理人
個人
主分類
C08G
18/30 20060101AFI20250225BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 一液としての貯蔵安定性と硬化性に優れ、硬化後においては高い耐候性と耐衝撃性に優れる一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物およびそれを用いた塗料を提供する。
【解決手段】 ウレタンプレポリマーおよびオキサゾリジンからなる湿気硬化性樹脂組成物において、ウレタンプレポリマーがポリカーボネートポリオール(PC)と水酸基価が60~150mgKOH/gのアクリルポリオール(AC)からなるポリオールとポリイソシアネートから合成される一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物、およびこの一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物と芳香族系溶剤および/またはエーテル系溶剤とを含む塗料。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ウレタンプレポリマーおよびオキサゾリジンからなる湿気硬化性樹脂組成物において、ウレタンプレポリマーがポリカーボネートポリオール(PC)と水酸基価が60~150mgKOH/gのアクリルポリオール(AC)からなるポリオールとポリイソシアネートから合成される一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
ACのガラス転移温度Tgが0~60℃である請求項1記載の湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
【請求項3】
ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオールおよび水酸基含有オキサゾリジンからなるウレタンプレポリマーが用いられた請求項1記載の一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
ポリイソシアネートが脂肪族ポリイソシアネートである請求項1記載の一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
【請求項5】
ウレタンプレポリマーに、水酸基含有オキサゾリジンをポリイソシアネートと予め反応させたオキサゾリジン化合物を配合した請求項1乃至4のいずれかの請求項に記載の一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
【請求項6】
PC/ACの質量比が60/40~90/10で、かつポリオール中のPCとACの合計が80質量%以上である請求項1または3記載の一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
【請求項7】
組成物中のイソシアネート基(NCO)とオキサゾリジン基(OX)の当量比がNCO/OX=1.5~3.0である請求項1または3記載の一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1または3記載の一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物および芳香族系溶剤および/またはエーテル系溶剤とを含む塗料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物およびそれを用いた塗料に関する。さらに詳しくは、耐候性に優れた一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物およびそれを用いた塗料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一液型湿気硬化性ウレタン樹脂は、基材との密着性、物性の調整のし易さ、取扱いのし易さなどにより、接着剤、塗料、コーティング材、シーラントなどに利用されている。ここで、特に塗料、コーティング材など日光に直接さらされる場合には、ウレタン樹脂には高いレベルの耐候性が要求される。その一方で、塗料、コーティング材などでは、耐衝撃性などの外的な力に対する耐久性も要求されている。
【0003】
耐候性に優れた一液型湿気硬化性ウレタン樹脂としては、特許文献1にアクリルポリオールおよび水酸基含有オキサゾリジンからなる樹脂とウレタンプレポリマーとを含有するものが提案されている。これは、アクリルポリオール、ポリイソシアネートおよび水酸基含有オキサゾリジンからなる樹脂であり、ある程度の耐候性は発現することは期待できる。しかしながら、塗料、コーティング材などに使用される場合、それに用いられる樹脂には、さらなる高いレベルの耐候性が要求されており、これらの構成からなるウレタン樹脂では耐候性が不十分である。
【0004】
一方で、高耐候性の塗料組成物として、二液硬化型のものであれば、ポリカーボネートポリオール、アクリルポリオールおよびポリイソシアネートからなるウレタン樹脂が広く知られている(特許文献2等)。
【0005】
しかしながら、これらの組成では耐候性と耐衝撃性を両立させることは難しく、また一液型の湿気硬化性ウレタン樹脂の組成物を示唆するものでもない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-20425号公報
特許第7051971号公報
特開2021-98774号公報
特開2021-98775号公報
特開2020-94085号公報
特開2016-113551号公報
特開2016-785号公報
特開2013-116993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、一液としての貯蔵安定性と硬化性に優れ、硬化後においては高い耐候性と耐衝撃性に優れる一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物およびそれを用いた塗料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の目的は、ウレタンプレポリマーおよびオキサゾリジンからなる湿気硬化性樹脂組成物において、ウレタンプレポリマーがポリカーボネートポリオール(PC)と水酸基価が60~150mgKOH/gのアクリルポリオール(AC)からなるポリオールとポリイソシアネートから合成される一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物、およびこの一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物と芳香族系溶剤および/またはエーテル系溶剤とを含む塗料によって達成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るウレタン樹脂組成物は、一液としての貯蔵安定性にすぐれ、湿気硬化性を有することから大気中の湿気により硬化して硬化物を形成するといった特性があり、またこの一液型湿気硬化性ウレタン樹脂組成物の硬化物は、耐候性ならびに耐衝撃性が高いといったすぐれた効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ウレタンプレポリマーとしては、ポリオールとポリイソシアネートより合成される末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーにおいて、ポリオールとしてポリカーボネートポリオール(PC)およびアクリルポリオール(AC)からなるものが用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
多孔質構造体
1か月前
東ソー株式会社
射出成形体
3か月前
東ソー株式会社
押出成形体
3か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
2か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
6日前
東レ株式会社
CPUソケット
18日前
AGC株式会社
組成物
2か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
3か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
6日前
ベック株式会社
硬化性組成物
2か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
6日前
東レ株式会社
CPUソケット
18日前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
3か月前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
3か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
3か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
1か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
1か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
1か月前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
3か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
3か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
2か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
2か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
3か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
2か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
22日前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
3か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
3か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
2か月前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
2か月前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
7日前
続きを見る
他の特許を見る