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公開番号
2025028005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024134246
出願日
2024-08-09
発明の名称
ゼラチンゲル微粒子及びその製造方法
出願人
学校法人 関西大学
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A61K
47/42 20170101AFI20250220BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】タンパク質の活性を維持しながらタンパク質を高効率で内包することができるゼラチンゲル微粒子を、コストの低さとスケールアップの容易さとを両立しながら製造することができる方法を提供する。
【解決手段】ゼラチンゲル微粒子の製造方法であって、
架橋性官能基を有する魚ゼラチンと、非イオン性水溶性高分子と、を含む水溶液を乳化させることでW/Wエマルション組成物を得る工程、及び
少なくとも2つの前記架橋性官能基を架橋させる工程を備える、製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
魚ゼラチンを架橋してなるゼラチンゲル微粒子であって、
前記魚ゼラチン以外のタンパク質を内包する、ゼラチンゲル微粒子。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
平均粒子径は、10nm~500μmである、請求項1に記載のゼラチンゲル微粒子。
【請求項3】
前記タンパク質の安定化剤である、請求項1又は2に記載のゼラチンゲル微粒子。
【請求項4】
前記タンパク質の反応場である、請求項1又は2に記載のゼラチンゲル微粒子。
【請求項5】
前記タンパク質は、酵素である、請求項1又は2に記載のゼラチンゲル微粒子。
【請求項6】
ゼラチンゲル微粒子の製造方法であって、
架橋性官能基を有する魚ゼラチンと、非イオン性水溶性高分子と、を含む水溶液を乳化させることでW/Wエマルション組成物を得る工程、及び
少なくとも2つの前記架橋性官能基を架橋させる工程を備える、製造方法。
【請求項7】
前記架橋性官能基は、エチレン性不飽和重合性基である、請求項6に記載の製造方法。
【請求項8】
前記非イオン性水溶性高分子は、ポリビニルピロリドンである、請求項6に記載の製造方法。
【請求項9】
前記W/Wエマルション組成物と、タンパク質と、を接触させる工程をさらに備える、請求項6~8のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項10】
前記タンパク質は、酵素である、請求項9に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゼラチンゲル微粒子及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
タンパク質(酵素)内包ゲル微粒子は、バイオセンサー、薬物送達システム、生体関連分子吸着剤、酵素治療、産業向け酵素固定担体などに利用されている。しかしながら、実用に足るゲル微粒子の例は限られているため、より効果的にタンパク質を利用することができる新規なゲル微粒子の開発が求められている。
【0003】
ここで、タンパク質内包ゲル微粒子を製造する方法としては、W/Oエマルション法、W/Wエマルション法、フローリアクター法、エレクトロンスプレー法などが知られている(例えば、非特許文献1~4)。しかしながら、W/Oエマルション法では、有機溶媒や撹拌によるタンパク質の失活が課題であり、また、残存有機溶媒の影響から生体向けへの応用にも制限がある。W/Wエマルション法では、W/Oエマルション法と同様に撹拌によるタンパク質の失活が課題である他、タンパク質の内包効率が低く、これは、高価で希少なタンパク質を利用する上で制限となる。一方で、フローリアクター法やエレクトロンスプレー法では、有機溶媒や撹拌による失活がなく、内包効率も高いが、比較的複雑な装置が必要なため製造コストが高く、また、スケールアップも困難である。
【0004】
このように、これまで、タンパク質の活性を維持しながら高効率でタンパク質を内包できるゲル微粒子を、コストの低さとスケールアップの容易さとを両立しながら製造することができる方法は存在しなかった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Biomacromolecules 2016, 17, 3619-3631.
Progress in Retinal and Eye Research 2014, 42, 27-43.
ACS Nano 2015, 9, 6, 5772-5781.
ACS Nano 2013, 7, 8, 6758-6766.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、タンパク質の活性を維持しながらタンパク質を高効率で内包することができるゼラチンゲル微粒子を、コストの低さとスケールアップの容易さとを両立しながら製造することができる方法を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、架橋性官能基を有する魚ゼラチンと、非イオン性水溶性高分子と、を含む水溶液を乳化させることでW/Wエマルション組成物を得ることによって、タンパク質の安定化剤に適したゼラチンゲル微粒子を、低コストで大量に製造することができることを見出した。本発明者らは、このような知見に基づき、さらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、以下の構成を包含する。
【0008】
項1.魚ゼラチンを架橋してなるゼラチンゲル微粒子であって、
前記魚ゼラチン以外のタンパク質を内包する、ゼラチンゲル微粒子。
【0009】
項2.平均粒子径は、10nm~500μmである、項1に記載のゼラチンゲル微粒子。
【0010】
項3.前記タンパク質の安定化剤である、項1又は2に記載のゼラチンゲル微粒子。
(【0011】以降は省略されています)
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