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公開番号2025027858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023133054
出願日2023-08-17
発明の名称改装建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 1/56 20060101AFI20250220BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】加熱発泡材の位置を調整しやすい改装建具を提供すること。
【解決手段】改装建具1は、建物躯体100の開口部11に設けられる既設枠2と、既設枠2に固定される新設枠3と、新設枠3を既設枠2に固定するアタッチメント4と、を備える。アタッチメント4は、既設枠2に固定されるアタッチメント本体40と、アタッチメント本体40に固定されて既設枠2の室外側X1に配置されるカバー部材50と、を有し、カバー部材50は、既設枠2の室外側X1から既設枠2及び新設枠3に当接するように配置され、カバー部材50の室内側X2面に、カバー部材50と新設枠3との間を塞ぐように発泡する加熱発泡材6が設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠に固定される新設枠と、前記新設枠を前記既設枠に固定するアタッチメントと、を備える改装建具であって、
前記アタッチメントは、前記既設枠に固定されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に固定されて前記既設枠の室外側に配置されるカバー部材と、を有し、
前記カバー部材は、前記既設枠の室外側から前記既設枠及び前記新設枠に当接するように配置され、
前記カバー部材の室内側面に、前記カバー部材と前記新設枠との間を塞ぐように発泡する加熱発泡材が設けられる、改装建具。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記カバー部材は、前記新設枠の室外側で上下方向に延びる室外側見付面部と、前記室外側見付面部の端部から室内側へ見込方向に延びる見込面部と、を有し、
前記加熱発泡材は、前記室外側見付面部及び前記見込面部のいずれか又は両方における室内側の面に設けられる、請求項1に記載の改装建具。
【請求項3】
前記既設枠は、前記開口部の上方で見付方向に延びる既設上枠を有し、
前記既設上枠の室外側における下端部は、前記アタッチメント本体の室外側に設けられ前記下端部の室内側に当接するアタッチメント本体側起立片と、前記カバー部材の上面から起立して、前記下端部の室外側に配置されるカバー部材側起立片と、により挟まれて配置される、請求項1又は2に記載の改装建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、改装建具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物躯体の開口部をリフォーム等で改装する方法として開口部に新たな建具を設置するカバー工法が採用されている。カバー工法において、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、既設枠の内周側に配置される新設枠と、既設枠と新設枠との間に配置されるアタッチメントと、を備える改装建具が知られている。この新設枠には、火災等の際に発泡して建具を保護する加熱発泡材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
2023-34324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一体のアタッチメントを室内側から既設枠に当てて固定すると、施工誤差に対応して隙間や寸法等の調整がしにくく、結果的に加熱発泡材の位置も調整しにくいという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、建物躯体の開口部に設けられる既設枠と、前記既設枠に固定される新設枠と、前記新設枠を前記既設枠に固定するアタッチメントと、を備える改装建具であって、前記アタッチメントは、前記既設枠に固定されるアタッチメント本体と、前記アタッチメント本体に固定されて前記既設枠の室外側に配置されるカバー部材と、を有し、前記カバー部材は、前記既設枠の室外側から前記既設枠及び前記新設枠に当接するように配置され、前記カバー部材の室内側面に、前記カバー部材と前記新設枠との間を塞ぐように発泡する加熱発泡材が設けられる、改装建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の改装建具の正面図である。
図1のA-A線断面図である。
図1のB-B線における部分横断面図である。
本実施形態の改装建具の上方の部分縦断面図である。
他の実施形態に係る改装建具の既設上枠とアタッチメントを示す部分縦断面図である。
他の実施形態に係る改装建具の既設縦枠とアタッチメントを示す部分横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態の改装建具1は、例えば、マンション等のビル等の建物躯体100の開口部11に設けられる。図1は、改装建具1を室内側から見た様子を示している。改装建具1は、すでに設置されている既設枠2に、新設枠3を取り付ける改修を行って形成される。
【0008】
本明細書において、「見付方向」とは、建物躯体100の壁に形成された開口部11に納められた改装建具1における障子71、72の面材の面が延びる方向を意味する。「見付方向の外側」は、開口部11における外周側を意味し、「見付方向の内側」は、開口部11における内周側を意味する。「見付面」は、改装建具1における室外側及び室内側に面するそれぞれの面を意味する。改装建具1の見付方向における横方向は左右方向である。
【0009】
本明細書において、「見込方向」とは、上記面材の厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。「見込方向」は室内外方向でもある。「見込面」は、改装建具1において室内外方向に延びる面を意味する。図面において、改装建具1の見込方向の室外側を室外側X1とし、改装建具1の見込方向の室内側を室内側X2とする。
【0010】
改装建具1は、図1に示すように、建物躯体100の開口部11に設置された既設枠2の内周側に、アタッチメント4(図2~図4参照)を介して、新設枠3を取り付けることで構成される。改装建具1は、既設枠2と、新設枠3と、アタッチメント4と、加熱発泡材6と、を有する。新設枠3の内側には、障子71、72が開閉可能に納められる。
(【0011】以降は省略されています)

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