TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025027833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132988
出願日2023-08-17
発明の名称多目的車両
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250220BHJP(車両一般)
要約【課題】不整地でも走行し易い電動型の多目的車両を提供する。
【解決手段】バッテリー14からの直流電力がインバータ13によって交流電力に変換されて電動モータ12に供給され、電動モータ12の動力がミッションケース11に入力されてミッションケース11から左右一対の後車輪2に出力される。バッテリー14は、運転座席5の下方に設けられている。ミッションケース11は、左右一対の後車輪2の間に設けられている。電動モータ12は、左右一対の後車輪2の間においてミッションケース11よりも車体前方側に設けられている。インバータ13は、バッテリー14よりも車体後方側、かつ、電動モータ12よりも車体前方側においてバッテリー14の横幅内に位置する空間に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
左右一対の前車輪と、
左右一対の後車輪と、
平面視において前記前車輪と前記後車輪との間に設けられた運転座席と、
電動モータと、
バッテリーと、
前記バッテリーからの直流電力を交流電力に変換して前記電動モータに供給するインバータと、
前記電動モータの動力が入力され、入力された動力を前記左右一対の後車輪に出力するミッションケースと、が備えられ、
前記ミッションケースは、前記左右一対の後車輪の間に設けられ、
前記電動モータは、前記ミッションケースよりも車体前方側において前記左右一対の後車輪の間の空間に設けられ、
前記バッテリーは、前記運転座席の下方の空間に設けられ、
前記インバータは、前記バッテリーよりも車体後方側、かつ、前記電動モータよりも車体前方側において前記バッテリーの横幅内に位置する空間に設けられている多目的車両。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記バッテリーに充電可能な車載充電装置が備えられ、
前記車載充電装置は、前記バッテリーよりも車体後方側、かつ、前記電動モータよりも車体前方側において前記バッテリーの横幅内に位置する空間に前記インバータと車体横幅方向に並ぶ状態で設けられている請求項1に記載の多目的車両。
【請求項3】
前記車載充電装置に車体外部の電源からの電力を供給する充電口が備えられ、
前記充電口は、車体横幅方向において前記車載充電装置に対して前記インバータが位置する側とは反対側、かつ、前記後車輪よりも車体前方側において前記車載充電装置の車体横外側方に位置する箇所に設けられている請求項2に記載の多目的車両。
【請求項4】
前記バッテリーは、車体横幅方向での長さが車体前後方向での長さよりも長い搭載姿勢で設けられている請求項1から3のいずれか一項に記載の多目的車両。
【請求項5】
前記バッテリーが出力する電力よりも低電圧の電力を出力する第2バッテリーが備えられ、
前記第2バッテリーは、車体横幅方向において前記インバータに対して前記車載充電装置が位置する側とは反対側、かつ、前記後車輪よりも車体前方側において前記インバータの車体横外側方に位置する箇所に設けられている請求項2に記載の多目的車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多目的車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、電動モータ(アシストモータ)、電動モータの動力が入力され、入力された動力を左右一対の後車輪に出力するミッションケース、電動モータに電力を供給するバッテリーが備えられた多目的車両(ユーティリティービークル)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7050421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車輪が電動モータによって駆動される電動型の多目的車両が要望されている。多目的車両は、荷物の運搬やレクレーション等の多目的な用途に用いられるので不整地で走行される。不整地でもより運転し易い電動型の多目的車両が要望されている。
【0005】
本発明は、不整地でもより走行し易い電動型の多目的車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による多目的車両は、
左右一対の前車輪と、左右一対の後車輪と、平面視において前記前車輪と前記後車輪との間に設けられた運転座席と、電動モータと、バッテリーと、前記バッテリーからの直流電力を交流電力に変換して前記電動モータに供給するインバータと、前記電動モータの動力が入力され、入力された動力を前記左右一対の後車輪に出力するミッションケースと、が備えられ、前記ミッションケースは、前記左右一対の後車輪の間に設けられ、前記電動モータは、前記ミッションケースよりも車体前方側において前記左右一対の後車輪の間の空間に設けられ、前記バッテリーは、前記運転座席の下方の空間に設けられ、前記インバータは、前記バッテリーよりも車体後方側、かつ、前記電動モータよりも車体前方側において前記バッテリーの横幅内に位置する空間に設けられている。
【0007】
本構成によると、電動モータの動力がミッションケースに入力され、ミッションケースから後車輪に出力されるので、後車輪が電動モータによって駆動される。
運転座席の下方箇所と左右一対の後車輪の間の箇所とに亘る範囲に、バッテリー、インバータ、電動モータおよびミッションケースが纏まって位置するので、車両の前後方向および横幅方向での中心箇所に車両重心を従来よりも近付けて位置させることができる。車両の中心箇所に車両重心がより近づくことによって不整地でも車体が安定するので、不整地でもより走行し易い電動型の多目的車両になる。
バッテリー、インバータおよび電動モータが纏まって位置することにより、これらを接続するハーネス、ハーネスの保持部材などを備える接続構造を簡素かつ軽量に済ませることができる。接続構造が簡素かつ軽量で済むことにより、低コスト化、消費電力の節約ができる。
【0008】
本発明においては、
前記バッテリーに充電可能な車載充電装置が備えられ、前記車載充電装置は、前記バッテリーよりも車体後方側、かつ、前記電動モータよりも車体前方側において前記バッテリーの横幅内に位置する空間に前記インバータと車体横幅方向に並ぶ状態で設けられていると好適である。
【0009】
本構成によると、運転座席の下方箇所と左右一対の後車輪の間の箇所とに亘る範囲に、バッテリー、インバータ、電動モータおよびミッションケースの他に車載充電装置も纏めて配置することができる。
【0010】
本発明においては、
前記車載充電装置に車体外部の電源からの電力を供給する充電口が備えられ、前記充電口は、車体横幅方向において前記車載充電装置に対して前記インバータが位置する側とは反対側、かつ、前記後車輪よりも車体前方側において前記車載充電装置の車体横外側方に位置する箇所に設けられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社クボタ
田植機
1か月前
株式会社クボタ
田植機
1か月前
株式会社クボタ
作業機
17日前
株式会社クボタ
作業車
20日前
株式会社クボタ
作業車
10日前
株式会社クボタ
作業車
20日前
株式会社クボタ
カバー
20日前
株式会社クボタ
田植機
1か月前
株式会社クボタ
比重分離装置
24日前
株式会社クボタ
比重分離装置
24日前
株式会社クボタ
比重分離装置
24日前
株式会社クボタ
比重分離装置
24日前
株式会社クボタ
麺または麺生地
5日前
株式会社クボタ
バッテリパック
25日前
株式会社クボタ
バッテリパック
25日前
株式会社クボタ
農業管理システム
17日前
株式会社クボタ
農業管理システム
17日前
株式会社クボタ
パンまたはパン生地
5日前
株式会社クボタ
パンまたはパン生地
5日前
株式会社クボタ
米ペーストの製造方法
5日前
株式会社クボタ
電気車両の空冷システム
3日前
株式会社クボタ
電気車両の液冷システム
3日前
株式会社クボタ
電気車両の空冷システム
3日前
株式会社クボタ
電気車両の液冷システム
3日前
株式会社クボタ
電気車両の空冷システム
3日前
株式会社クボタ
フロントローダ及び作業車両
10日前
株式会社クボタ
車両のための電動モータ支持装置
3日前
株式会社クボタ
電気車両のための緊急停止スイッチ
3日前
株式会社クボタ
管支持装置及び管支持装置の設置方法
10日前
株式会社クボタ
農業支援システムおよび作物列の検出方法
19日前
株式会社クボタ
電気車両のための充電ポートおよび充電回路
3日前
株式会社クボタ建設
弁の漏水防止装置、弁および弁の漏水防止方法
25日前
株式会社クボタ
バッテリパックのハウジングおよびバッテリパック
25日前
株式会社クボタ
放牧支援システム、放牧支援装置、及び放牧支援方法
10日前
株式会社クボタ
作業機
17日前
株式会社クボタ
作業車両
17日前
続きを見る