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公開番号
2025027699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132746
出願日
2023-08-17
発明の名称
ノイズ吸収装置の支持装置
出願人
竹内工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01F
27/26 20060101AFI20250220BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電線を巻回させることが可能なノイズ吸収装置を基板に支持したときの支持強度を高めるとともに、ノイズ吸収装置への電線の巻回作業を容易にした支持装置を提供する。
【解決手段】ノイズ吸収装置2を基板に支持させる支持装置1である。ノイズ吸収装置2は筒状のコアケース3を備え、コアケース3は半筒状をした一対の分割ケース3A,3Bを備える。分割ケース3A,3Bは連結部34において連結された開閉が可能な構成である。支持装置1は一方の分割ケース3Aに外周面側から嵌合される嵌合片部11と、嵌合片部11の両端に連結された一対の脚片部12を備える。脚片部12は嵌合片部11に連結された一端部が屈曲可能な易屈曲部13として構成され、他端部が基板に固定される固定部17として構成される。他方の分割ケース3Bを開いたときに脚片部12も開いた状態となり、電線を巻回するときに分割ケース3Bと脚片部12が邪魔にならない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ノイズ吸収装置を基板に支持させるための支持装置であって、前記ノイズ吸収装置は内部にコアを内装した筒状のコアケースを備え、前記コアケースは前記コアを分割した分割コアを支持する半筒状をした一対の分割ケースを備え、前記一対の分割ケースは周方向の縁部に設けられた連結部において連結され、当該連結部を弾性変形して開閉が可能な構成であり、前記支持装置は、前記一対の分割ケースの一方の分割ケースに外周面側から嵌合される嵌合片部と、前記嵌合片部の両端に連結された一対の脚片部を備え、前記脚片部は前記嵌合片部に連結された一端部が前記嵌合片部に対して屈曲可能な易屈曲部として構成され、他端部が前記基板に固定される固定部として構成されていることを特徴とするノイズ吸収装置の支持装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記一対の分割ケースは、前記連結部が設けられている縁部と、径方向の反対側の縁部にそれぞれ段部が設けられ、前記支持装置の嵌合片部は前記易屈曲部の近傍位置に前記段部に係止可能な係止突起が設けられ、前記嵌合片部が一方の分割ケースの外周面側に嵌合されたときに係止突起が対応する段部に係止される請求項1に記載のノイズ吸収装置の支持装置。
【請求項3】
前記嵌合片部が一方の分割ケースに嵌合され、かつ他方の分割ケースが一方の分割ケースに対して開いた状態のときに、前記一対の脚片部のうち前記連結部側に位置された脚片部は、前記他方の分割ケースの外周面に沿うように易屈曲部において屈曲される請求項2に記載のノイズ吸収装置の支持装置。
【請求項4】
前記ケースの外周面には筒軸方向の一部に周方向の周溝が設けられ、前記支持装置の内面には当該周溝に嵌入される厚肉部が設けられ、厚肉部が周溝に嵌入されてノイズ吸収装置の筒軸方向における位置決めがなされる請求項3に記載のノイズ吸収装置の支持装置。
【請求項5】
前記段部は前記周溝に形成され、前記係止突起は前記厚肉部の一部に形成される請求項4に記載のノイズ吸収装置の支持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電子機器の電線(ケーブル)に流れる雑音電流(ノイズ)を吸収するノイズ吸収装置に関し、特にノイズ吸収装置を基板(シャーシやパネル、その他の部材を含む)に支持するための支持装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電線に流れるノイズを吸収するノイズ吸収装置として、一対の開閉可能に構成した樹脂製のコアケースに半円筒状のフェライトコアを保持し、コアケースを閉じたときに形成されるフェライトコアのコア筒内に電線を挿通させる構成のものが提案されている。また、この種のノイズ吸収装置をシャーシやパネル等の基板に支持するための支持装置も提案されている。
【0003】
ノイズ吸収装置の支持装置として、出願人は先に特許文献1,2の支持装置を提案している。特許文献1の支持装置は、ノイズ吸収装置の周囲を囲むようにしてノイズ吸収装置を保持する保持部と、この保持部の下側位置において基板に固定するための固定部を備えている。保持部は、ノイズ吸収装置が内挿可能な上向きコ字状に形成され、その上側開口を傾倒可能な上辺部で閉塞することにより、ノイズ吸収装置を保持部で抱持する構成とされている。
【0004】
また、特許文献2の支持装置は、保持部と固定部を備えることは同じであるが、保持部は底板の両側に互いに対向して立設された一対の側片を備えており、これら一対の側片の対向面の間に構成される開口を通してノイズ吸収装置を圧入状態に内挿して弾性的に挟持する構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-254762号公報
特開2020-191314号公報
特開2005-197552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この種のノイズ吸収装置に電線を挿通させる際に、特許文献3のように、ノイズ吸収装置に対して電線を巻回することがある。すなわち、電線をループ状に巻回することで、電線をノイズ吸収装置に対して2回挿通し、電線におけるノイズ吸収効果を高めている。このようにノイズ吸収装置に対して電線を巻回する場合、特許文献1の支持装置では、ノイズ吸収装置を支持装置の保持部において保持することが難しくなる。すなわち、電線を巻回させることによりノイズ吸収装置の外径寸法が大きくなり保持部での保持が難しくなる。この場合、ノイズ吸収装置を保持部に保持させた状態で電線を巻回することが考えられるが、電線をノイズ吸収装置の中心開口に2回挿通させる作業が必要となり、作業性が悪くなる。
【0007】
一方、特許文献2の支持装置では、ノイズ吸収装置に電線を巻回しても保持部において保持することは可能である。しかし、支持装置は保持部の上部が開口された状態で一対の側片により支持される構成であるため、ノイズ吸収装置または電線に外力が加えられたときに、ノイズ吸収装置が保持部から脱落され易い。そのため、支持装置における支持強度の点で課題がある。
【0008】
本発明の目的は、ノイズ吸収装置の支持強度を高めるとともに、ノイズ吸収装置への電線の巻回作業を容易にしたノイズ吸収装置の支持装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ノイズ吸収装置を基板に支持させるための支持装置であって、ノイズ吸収装置は内部にコアを内装した筒状のコアケースを備え、コアケースはコアを分割した分割コアを支持する半筒状をした一対の分割ケースを備えており、一対の分割ケースは周方向の縁部に設けられた連結部において連結され、当該連結部を弾性変形して開閉が可能な構成である。支持装置は、一対の分割ケースの一方の分割ケースに外周面側から嵌合される嵌合片部と、嵌合片部の両端に連結された一対の脚片部を備え、脚片部は嵌合片部に連結された一端部が嵌合片部に対して屈曲可能な易屈曲部として構成され、他端部が基板に固定される固定部として構成されている。
【0010】
本発明においては、一対の分割ケースは、連結部が設けられている縁部と、径方向の反対側の縁部にそれぞれ段部が設けられ、支持装置の嵌合片部は易屈曲部の近傍位置にコアケースの段部に係止可能な係止突起が設けられ、嵌合片部が一方の分割ケースの外周面側に嵌合されたときに係止突起が対応する段部に係止される構成とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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